スピードの遅い暴走族との戦い
自分が働くA店は、「消滅可能性都市」と言われる場所にあります。
オープンしてから30年くらい。
その当時でもお客さんの平均年齢は60歳前後でした。
ある程度の入れ替わりもあって、
今、単純に全員が90歳ってことでもないけどね。
朝のオープン。 どこで売ってるのか分からん
「おばちゃんカート」を押して、
お婆ちゃんたちが雪崩れ込んでくる。
「スピードの遅い暴走族」
一番のピークはオープンから朝の時間帯です。
年寄りは朝が早い。 なので、夕方は弱い。
年寄りは寝るのも早い(笑)
そんなお年寄りたちに支えられ30年商売を続けさせてもらって
それには感謝しかありませんが、
高齢化・人口減少に伴い、状況は徐々に深刻になってきています。
消滅可能性都市に共通して言えること。それは「収入の少なさ」です。
人が集まらないってことは、お金も集まらない。
そうなると人口の流出は止まらなくなる。
その流れを、ずっと目の当たりにしてきました。
お客さんの大半は年金生活なので、買い物は「生活に必要な物」
「安い物」が中心になります。
黒毛和牛も、インドマグロも、ブランド米も、売れないことはないけれど、
購入頻度は確実に下がります。
世帯数が少なく高齢化しているので、消費量も減る。
大きなキャベツや白菜丸々一個を、年寄り一人で食べ切れるかって話です。
安い物が売れるんだけど、安くても「必要な量」しかいらない。
例えば、キャベツ一個通常100円を特売で50円で売ったとします。
個数が倍売れたらいいけど、実際は同じか、すこーし多くなるくらい。
安売りをすると、売上も利益も減ることが多いんです。
でも価格にはシビアだから、安売りはしなきゃいけない。
安売りを織り交ぜ、微妙なラインで利益をコントロールしながら販売しています。
「売上が取れないのはマーケティングが間違っているからだ」
なんて言う人もいますが、
高齢化・人口減少が進む地域じゃ、
SEO、MEO、SNS??
そんな理論は全然通用しないよ。
もし数字を出せるんだったら、
広告費100万、なんなら200万出してもいい。
これを見ている業者さん、
もし結果を出せる自信があるなら連絡ください。
「そしたら、次は何をするねん」ってことが大事になってくる。
今の流れに乗ったまま、惰性で進めばいつか詰むことは目に見えています。
今支えてくれる従業員のためにも、なんとかしなきゃいけない。
二代目が会社を潰すなんて、自分としては絶対に避けたい。
「2070年問題」(笑)もありますしね。
(※息子が20歳の時、自分は70歳オーバー)
嫌な話ばかり並べてみたけど、自分ではそんなに重くは感じていません。
自分は「プライド」なんて言葉に興味もないし、
何かに執着することもない。
良い物はどんどん取り入れて、存続するための確率を高めるだけ。
悩まない!!
悩んでも時間の無駄だしね(笑)。
選択肢がないわけじゃない。
多角化に向けての材料もある程度揃っているし、
だいたいのイメージも見えている。
それを段階的に進めれば、大きく成長できると確信しています。
この混沌とした時代、むしろチャンスがあるのかもしれない。
本業の会社は資金的に恵まれているしね。
それがなきゃ攻めるに攻められない。
擦り減るのを待つ??
それはないな〜
まず動かなきゃ
今がその時なのです。 動けるうちに動かないと
ヨボヨボになって
身体が本当に動けなくなることもあるかも(笑)。
次回、神々しい光の正体は「雨漏り」でした。崩壊寸前の店で下した、命がけの決断
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