さらしを巻いた男を抱きしめた日、僕の「そうよね〜」は始まった
僕は「そうよね〜」という言葉を、気がついたら長く使ってきました。
本当に意識して使い始めたのは、たぶんこの10年くらいです。
だから今は、noteでも「そうよね〜」の大切さを発信しています。
でも、正直に言います。
僕はまだ6割です。よくて7割くらいw
いや、6,5割くらいかな(笑)
「え?それで発信してるの?」って思った人、たぶん正直な人です(笑)
でもこの“6割”には、ちゃんと意味があります。
今日はその話をさせてください。
最初の「そうよね〜」
僕には、かつて結婚生活がありました。
当時は正直、地獄みたいだと思っていました(笑)
でも今振り返ると、あの時間は間違いなく宝物です。
あの人がいたから、本当の愛に気づけた。
今の自分があるのは、あの結婚生活のおかげだと断言できます。
彼女は、たくさんの本を教えてくれました。
「神との対話」
「アミ・小さな宇宙人」
「アウト・オン・ア・リム」
「ブライアン・L・ワイス博士の前世療法」など。
考え方、生き方、愛とは何か。
そういうものを、ゆっくりと教えてくれた人でした。
そして別れ
2011年、僕たちは離婚しました。
あの3.11の年です。
理由はシンプルで、彼女に好きな人ができたから。
その話を聞いたとき、不思議とこう思ったんです。
「ああ、この人は本気なんだな」って。
僕はこれまで、彼女にたくさんの苦労をかけてきました。
お金のこと、子育て、家族のこと。
振り返れば、与えるよりも負担をかけていた方が多かったと思います。
だから最後にできることを考えたとき、
「この人が幸せになるなら、それを受け入れよう」
そう思ったんです。
そのとき、自然に出てきた言葉が
「そうよね〜」でした。
最後の時間
僕は、彼女とその相手の男性に会いました。
正直、向こうはかなり緊張していたみたいです(笑)
後から聞いたら、刺されてもいい覚悟で来ていたらしくて、腹に「さらし」を巻いていたそうですw
でも僕は、ただ一つだけ伝えました。
「この人を幸せにしてほしい」
彼も、真っ直ぐに答えてくれました。
「必ず幸せにします」と。
帰り際、僕は彼を抱きしめて
「彼女をよろしくお願いします」
そう言いました。
その時の彼の眼には涙が浮かんでいました。
今思い返すと、あれが僕にとって最初の本当の「そうよね〜」でした。
死んで、変わったこと
その後、2019年。
僕は一度、死にました。
脳出血、腎臓がん、手術。
そしてICUで、心臓が1分間止まりました。
記憶はほとんどありません。
ただ、真っ暗な世界にいた感覚だけがあります。
でも戻ってきたとき、はっきり感じたことがありました。
「何かを置いてきた」
恐れや執着、余計な思考。
そういうものが、少し軽くなっていたんです。
いわば強制リセット。
だから、死ぬ前の僕が3割だとしたら、
今は6割になったんだと思っています。
でも死んだから6割になったからではなくって、
一度死んで気づいたことが沢山あったから。というのが正しいんだと思います。
6割の正体
ここでいう6割って、何かというと——
感情が揺れた10回のうち、6回は「そうよね〜」に戻れる状態。
これが、今の僕のリアルです。
穏やかなときに「そうよね〜」と言うのは簡単です。
でも本番は、
理不尽なことを言われたとき
大切なものを失いそうなとき
心がザワッと揺れた瞬間
そのときに、どれだけ戻れるか。
そこに、この言葉の本当の価値があります。
それでもまだ6割
リセットされたあとでも、まだ6割。
でもこれは、逆に言えば
「一生かけてやるもの」だということだと思っています。
完璧じゃなくていい。
むしろ、未完成だから続けられる。
6割は、成長の証
僕はこの6割という数字、けっこう気に入っています。
なぜなら、
3割だった自分が、6割になったから。
単純に、倍です(笑)
だから今の自分をちゃんと認めてあげたいと思っています。
100点じゃないけど、それでいい。
もし10割になったら、そのときはたぶん——
次にいくタイミングなのかもしれませんね(笑)
でも10割はないわ~って思ってますし、10割って神じゃん!って思いますw
だから完璧になったときはこの世とのお別れの時なんだと思います。
あなたは今、何割ですか?
少しだけ、自分に問いかけてみてください。
最近の10回の出来事の中で、
何回「そうよね〜」に戻れましたか?
3回でもいいし、1回でもいい。
それが今のあなたのリアルで、
そこがスタートラインです。
責める必要はありません。
むしろ、その数字に気づけた時点で
もう一歩進んでいます。
愛するって、 相手の幸せを願うこと。
そして、ときには「手放すこと」も含まれている。
今の僕は、そう思っています。
完璧じゃなくていいんです。
揺れながら、迷いながら、それでもまた「そうよね〜」に戻ってくる。
その繰り返しが、僕たちの人生を少しずつ、温かくしてくれるはずだから。
そうよね〜(^_-)-☆
