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早慶附属高校 ~早稲田編~

ーまえがきー
 本文では早慶附属校の特徴やデータについて詳しくまとめている。
対象とする高校は、首都圏にある早稲田大学の附属・系属校と慶應義塾大学の一貫教育校の計5校とする。尚、慶應義塾湘南藤沢高等部は首都圏在住の一般生は受験ができないため、本文における早慶附属校には含まないこととする。
この記事では特に早稲田大学の附属・系属校について解説する。

※記事に誤植・訂正等ありましたら執筆者への連絡、ご協力お願い致します。


早稲田大学高等学院

センターグラウンドよりのぞむ校舎
正門より続く欅並木と大隈重信像
高校の施設とは思えない講堂

 早稲田大学直属の附属校で、大学との一貫教育の軸を担っている。詰襟制服は存在するが着用義務は無い。「下駄・サンダル・半ズボンが禁止」という以外に校則がない自由な校風が特徴の男子校である。修学旅行は存在しない(かつての生徒が旅行先の寺院を燃やしたという噂)。学生は「学院生」と言われており、これは公式の書類でも用いられている。運営団体は学校法人早稲田大学で、学部・大学院と同等の位置づけとなっている。後述の本庄高等学院も同様である。尚、早稲田大学には医学部が存在しないため、早大学院・早大本庄では日本医科大学医学部への指定校推薦枠がそれぞれ2名分用意されている。

設立 /  1920年(大正9年)
1899年開設の東京専門学校高等予科の流れを汲んでおり、教育制度の改革に合わせ名前を変えながら、1950年より現在の名称となっている。上記は旧制大学予科として早稲田大学早稲田高等学院が発足した年である。

所在地 / 東京都練馬区上石神井

最寄り駅 / 西武新宿線 上石神井駅

在籍人数 / 1477名 (2024年度)
※1学年12クラス・約490名で、約120名は中学部からの内進生である。

略称 / 早稲田学院 早大学院 高等学院 早高院 学院
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募集人数 / 男子360名(一般・帰国生 260名 / 自己推薦 100名)

入試日程 / 自己推薦入試:面接試験(全員)1月22日
       一般・帰国生入試:2月11日

合格発表 / 自己推薦入試:1月23日  
       一般・帰国生入試:2月15日

ー入試の特徴ー
 一般入試は早慶附属校入試の中では最も遅く、他校での手応えが無かった受験生の最後の希望となる。早慶附属の中で最もハイレベルな争いとなる慶應志木の二次面接試験日と日程が重なっており、最上位層が抜けているため、比較的勝負しやすい。一般入試では3教科のほかに小論文(制限時間1時間半・字数制限900字~1200字)が課されており、独自の対策が必要である。

ー2025年度入試の感想ー
 近年の早稲田人気・附属校人気により志願者が増えた中、合格者数は減少しており、実質倍率は2.81となる厳しい入試が続いている。今年は繰り上げ合格は出さなかった。問題については英語が例年に比べてかなり易化し、解ける問題をしっかり取ったかが合否を分ける入試となった。体感ではあるが最低75点以上は死守しないと厳しかったように思う。国語は例年並みもしくは微難化、数学は微難化となった。小論文は例年通り1本の文章を読み、それについての意見を述べる形式だった。テーマはアーティストが「ヒロシマの空をピカッとさせる」ことについてで、頻出の戦争・原爆に関するものだった。


早稲田大学本庄高等学院

埼玉県本庄市の緑豊かな敷地と本庄高等学院校舎
おしゃれなデザインの中央階段
またもやユニークなデザインのアリーナ(体育館)愛称は「とうふ」らしい

 早大学院同様、早稲田大学直属の附属校。比較的新しい学校で、附属の中学校がないため、入学者は高校からのみとなる。以前は男子校であったが、2007年より共学化されている。埼玉県北部、本庄市の本庄キャンパスの中に位置している。豊かな自然に囲まれており、キャンパス内では古墳や希少な動物を見かけることもある。東京周辺からは通学に努力を要し、在来線通学で2時間半以上かかる家庭もあるといい、新幹線通学者が多い。男女別のも設けられている。

広大な本庄キャンパスの案内図(早稲田大学HPより)

設立 /  1982年(昭和57年)

所在地 / 埼玉県本庄市栗崎

最寄り駅 / 上越新幹線 本庄早稲田駅
        JR高崎線 本庄駅
本庄駅・寄居駅・松久駅より連絡バスが運行

在籍人数 / 975名 (2024年度)

略称 / 早稲田本庄 早大本庄 本庄高等学院 早本 本庄
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募集人数 / 2026年度入試より変更。詳しくは後述。

入試日程 / α選抜(自己推薦入試):1次書類選考 出願次第
                     2次面接試験(1次合格者)   1月23日
       一般・帰国生入試:2月9日

合格発表 / α選抜(自己推薦入試):1次書類選考 1月25日
       一般・帰国生入試:2月12日
I選抜(帰国生自己推薦入試)については省略している。

ー入試の特徴ー
 一般入試は日程が他校と全く被らないことから毎年多くの受験生が志願する。2025年度入試では2,583名の志願者が集った。女子は2月10日の慶應女子と早稲田実業が併願できないため早慶附属を2校しか受験できない。そのため女子は特にハイレベルな入試となる。以前(2020年度まで)の数学試験問題は比較的取り組みやすい問題が多く、簡単だと言われていた(現在もネット上では 「本庄は簡単」との記載を見かける)が、ここ最近は独特な問題が出題されるようになり難化が続いている

ー2025年度入試の感想ー
 上記の通り、今年も男子実質倍率3.79倍女子実質倍率4.08倍と男女ともに熾烈な争いが繰り広げられた。早稲田人気の影響を受けたのか繰り上げ合格はあまり出なかった。数学は昨年よりもさらに難化し、平均点は40点台になっている可能性もある。英語・国語は癖がない問題で難度もそこまで高くなかった。英語は7割以上、国語は8割以上を目指していきたいところ。早大学院の入試にも言えることだが3教科バランス良く取れるようにしておくと、どの教科が難化・易化しても対応できるため、合格にぐっと近づくことができる。手遅れになる前に苦手教科の底上げに注力すべきだろう。

ー募集人数の変更ー
 2026年度入試より募集人数とその男女比を変更することが発表された。これまでは男子が多かったが、男女均等に変更となる。詳しくは下記のURLに明記されている。

https://www.waseda.jp/school/honjo/assets/uploads/2024/03/e1e0c0d539ad4479379a1cc4f72e3b86.pdf


早稲田実業学校高等部

正門から見た校舎
437名を収容できる小室哲哉記念ホール
充実した体育系施設

 言わずと知れた硬式野球の名門校で、王貞治の出身校でもある。甲子園出場は50回を超えている。野球だけでなくスポーツにかなり力を入れており、全国レベルの部活動が複数存在する。早稲田大学の系属校で、運営団体は附属校とは異なり学校法人早稲田実業学校である。早稲田の場合は学校法人早稲田大学が運営する学校が「附属校」、独立した法人が運営する学校を「系属校」と定めている。早稲田中高・早稲田大阪(旧 早稲田摂陵)・早稲田佐賀・早稲田渋谷シンガポール校といった他の系属校とは異なり、唯一卒業生には早稲田大学への推薦入学が保証されている。初等部・中等部を擁している。共学校で、制服は男子は詰襟、女子はブレザーである。

設立 /  1901年(明治34年)

所在地 / 東京都国分寺市本町

最寄り駅 /  JR中央線 国分寺駅
        西武国分寺線・多摩湖線 国分寺駅

在籍人数 / 1032名 (2024年度)

略称 / 早稲田実業 早実 実業
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募集人数 / 145名(一般 90名 / 推薦 55名)
一般は男女それぞれ45名ずつ。別に帰国生は若干名の募集。
推薦はスポーツ・文化推薦で男女計45名。指定中学からの推薦入学10名。 

入試日程 / 推薦入試:1月22日            
       一般・帰国生入試:2月10日

合格発表 / 推薦入試:1月23日
       一般・帰国生入試:2月12日

ー入試の特徴ー
 男子は慶應義塾、女子は慶應女子と日程が重なり受験者は少なくなるが、定員が少ないことで合格は難しくなっている。2024年度は比較的合格しやすかったとの情報。2025年度入試結果は執筆時点では公開されていない。2025年度入試からの定員・男女比変更の影響が気になるところである。

ー2025年度入試の感想ー
執筆者は受験していないため、割愛させて頂く。


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