50代、有給休暇とAI漫画沼に落ちた話
50代になって、まさかこんな形で「創作」にハマるとは思っていなかった。
ある日、突然まとまった有給休暇をもらった。特別な予定があるわけでもなく、旅行に行く元気もない。家でゴロゴロしながら、スマホ片手に情報収集する日々。そんな中、ふと始めてみたのが Note だった。
文章を書くこと自体は嫌いじゃない。むしろ、誰に頼まれたわけでもなく、自分の言葉で書ける場所があるのが新鮮だった。そんなNoteで、あるジャンルの記事がやたらと目に入るようになる。
――AI漫画。
読む側から、作る側へ
最初は完全に「読む専門」だった。
AIで漫画が作れる? 本当に? そんな半信半疑のまま記事を読み漁っているうちに、「あれ、これ…自分でもできるんじゃないか?」という気持ちがむくむくと湧いてきた。
好奇心が勝った私は、まず anifusion のお試しを触ってみることにした。
結果は、正直かなり良かった。
それっぽいキャラクター、それっぽい表情、それっぽい漫画感。「おお、すごいじゃないか」と素直に感動した。そして同時に思った。
課金してもいいかも。
……が、50代の現実的な思考がここでブレーキをかける。
「いや待て。無料で、なんとかならないのか?」
無料でAI漫画を作れないか問題
そこからは試行錯誤の始まりだった。
まず思いついたのが、ChatGPTで画像を生成して、それを漫画にすればいいのでは? という方法。
ChatGPTでキャラクター画像を作り、背景を作り、それを Canva に持っていって、コマ割りをして、文字を配置して……。
やってみると、これが意外と楽しい。
いや、楽しいどころじゃない。完全にハマった。
「今日はコマ割りだけやろう」と思って始めたのに、気づけば数時間経っている。まるで子どもの頃、ノートの端に落書きしていた感覚が、最新技術と一緒に戻ってきたようだった。
思った通りにならない、ChatGPTの画像生成
ただし、問題もあった。
ChatGPTは確かに絵がきれいだ。雰囲気も好みだ。でも――
思った通りの画像が、なかなか出てこない。
同じキャラクターのはずなのに顔が変わる。
表情を指定すると別人になる。
構図を細かく言うほど、なぜかズレていく。
「違う、そうじゃない……」と、何度プロンプトを書き直したかわからない。
そこで、Note界隈でよく名前を見かけていた NanoBanana を試してみることにした。
NanoBananaとの出会い
最初の印象は、正直こうだった。
「絵は……ChatGPTの方が好きかも」
でも、使っていくうちに考えが変わっていく。
NanoBananaは、とにかく指示に忠実 だった。
キャラの一貫性、表情の安定感、シーンの理解力。
「あ、これは“漫画を作る”ことに向いているAIだ」と、次第に感じるようになった。
1ページ丸ごと生成という壁
そして欲が出る。
「1コマずつじゃなくて、1ページ丸ごと生成できないものか?」
ここからが、本当の沼だった。
コマ割りをどう指示するか。
セリフと絵のバランス。
視線誘導。
何度やっても、
コマが潰れる
文字が読めない
意図しない構図になる
四苦八苦、試行錯誤、失敗の山。
それでも不思議と、やめようとは思わなかった。
50代で、こんなに夢中になるとは
若い頃なら「時間の無駄」と切り捨てていたかもしれない。
でも今は違う。
有給休暇という“ぽっかり空いた時間”が、
AIと漫画という新しい遊び場につながった。
完璧じゃない。
上手くもない。
それでも、
「自分で作った」と言えるものが、そこにある。
50代、暇から始まったAI漫画挑戦。
この沼、もうしばらく抜けられそうにない。

いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます! 