思い出のアルバム
風まかせ文芸部の企画参加作品
まえがき
思い出の中の私たちは、いつも笑っている。
時間が経っても、アルバムの中だけは青春のまま。
今夜はそんな“写真たちの同窓会”をのぞいてみましょう。
本文
もう開くこともない、高校時代の思い出のアルバム。
そのアルバムから、今夜はにぎやかな声が聞こえてきました。
ページを開くと、写真がしゃべっている。
みんなの話題は、もちろん恋の話。
ひとりが片想いに終止符を打つべく、告白をしている。
すると、待った、とまた一人、また一人——
あちらこちらで告白が始まった。
思い出のアルバムはさながら、結婚紹介所のようです。
「あら、担任の先生、どちらへ?」
「え、今から居酒屋で一杯やるんです。未成年は連れていっちゃだめですよ」
……え?この思い出のアルバム、
もう45年以上経ってるよ。
あとがき
時間は流れても、笑い声は残る。
ページを閉じるたびに、懐かしい声が「またね」と手を振る。
思い出のアルバムは、人生という物語の一章ですね。
※この物語はフィクションです。
風まかせ文芸部のお題に書かせて頂きました。
iさん、お題ありがとうございます。
よろしくお願いします。
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