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おひさまと白い猫、海をしらないカメ、空飛ぶわらじ

🍊第50回 3つのお題(日本むかし話)
🎈お題①:「おひさまと白い猫」
🐾お題②:「海をしらないカメ」
⏳お題③:「空飛ぶわらじ」

お題④イラストから空想した世界を書いて下さい。

第1話 おひさまと白い猫

白い猫はおひさまと毎日、おっしゃべりをしていました。

「おはよう、きょうもいいお天気にしてください。」

「ああ、まかしとき。」

「おひさま、あまり暑くしないでね。日焼けしちゃうから。」

「ああ、まかしとき。」

「おひさま、時々雲に隠れてね。」

「ああ、まかしとき。」

「おひさまはお年はいくつ?」

「ああ、あ、年な、わからへん。数えたことないもん。」

「ふーん。僕より年上かな?」

「ああ、多分な。」

「おひさま、おひさま、おひさま…」

「なんや、寝てもうた。」

こうして、白い猫はおひさまのあたたかいぬくもりに包まれて

眠ってしまいました。


イラスト:ChatGPT

第2話 海をしらないカメ

むかし、海をしらないカメが住んでいました。

カメは歩いている人に

「海を知っているかい?」

と聞いていたものですから、

いつしか、海をしらないカメという名前になったのです。

カメは旅人に尋ねました。

「海を知っているかい?」

「ああ、知ってるよ。」

「海はどんな所だい?」

「そうさな、しょっぱい水がたくさんある広い所さ。」

「海にはどうしたらいけるのかい?」

「そうさな、この道をずっと歩いていくと海にいける。」

「ありがとう。」

そう言うと、カメは海を目指して歩いていきました。

山を越え、谷を越え、明るい場所に向かい歩きました。

聞いたことのない音がしています。

ザーザー、じゃっぷん、

カメは疲れた足を必死で動かし、歩き続けました。

やわらかい土の上を歩き、水の中へ。

水の中では、カメはすいすいと進みました。

うれしくなったカメは疲れていることも忘れて海の中を

泳ぎました。

初めてみる魚、大きな魚が、新参者のカメを見ています。

カメは海がすっかり気に入りました。

僕は本当はここで生まれたのかもしれない。

「これから、よろしくね。」

物珍しそうに集まった魚たちにあいさつをするのでした。

さぁ、カメの冒険の始まりです。


イラスト:ChatGPT


第3話 空飛ぶわらじ

おいらは村の問題児と言われてる。

なにが問題児だ。

食べる為に、畑の大根をちょいと1本拝借しただけで

どろぼう呼ばわりされて。

おいらだって好きで盗んでないさ。

おいらの父ちゃんと母ちゃんはいねぇ。

村で流行った病で、死んじまったのさ。

村の人たちは小さいおいらのめんどうを最初のうちは

見てくれてたんだけどな、だんだんと生活が苦しくなると

おいらのめんどうは見れないと食べ物もくれなくなったんだ。

それでも、時々は食べもんをもらって、手伝いをしたお金で
なんとかな暮らしてる。

おいらが山菜取りをしに山に入ったときに、おじいさんが道端に

倒れてたんだ。おいらは、おじいさんを背負って家まで連れて

行ったんだ。

おじいさんが良くなるまで看病したら、おじいさんはとても

元気になった。

おいらが家に帰ろうとした時に、おじいさんが作っていたわらじ

を一足もらったんだ。

おじいさんは
「そのわらじを履いたら、空を飛べる。お前の好きな所に行けるぞ。」

「え、本当かい。」

おいらは、そのわらじを履いた。

すると、身体が宙に浮いて、空を歩いた。

「うわー、おじいさんありがとう。」

お礼を言い、おいらは村までひとっ飛びで帰ったんだ。

おいらが空を飛んでいるのを見て、村の人たちはびっくりして

ひっくり返る人もいて、おいらは空を飛びながら大笑いした。

空飛ぶわらじがほしいというから、おいらはおじいさんの所に

もう一度行ったんだ。

でも、いくら探してもおじいさんの家もおじいさんも見つけられ

なかったんだ。

どこに行ったんだろう…

おわり


イラスト:ChatGPT






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