血の中に流れるもの
風まかせ文芸部企画参加作品
まえがき
ふと、自分の腕に浮かぶ血管を見つめました。
脈々と流れる血の存在は、当たり前すぎて気づかないけれど、命を支え続けています。
その流れはもしかすると、自分の生き方そのものに重なるのかもしれない――
そんな思いから生まれた詩です。
詩
血の中に流れるもの
腕を見ていると
血管が浮かびあがる
その中を
血が脈々と流れ
身体の隅々まで巡っていく
人間は
自分で血液を交換し
息をして
食事をして
トイレに行き
時間に遅れないように
仕事にも向かう
私は
血の流れのように
自分の生き方も
ただ流れにまかせているのだろうか
気持ちはどこで生まれ
どこに落ち着くのだろう
やっぱり
脈々と流れる血のように
流されながらも
生きながらも
自分という川を
作っていくのだろう

あとがき
血の流れは止まることなく、命を支えています。
同じように、私たちの人生も止まらず続いていきます。
流れに身を任せながらも、自分らしい川を作っていけたら――
そんな願いを込めて書きました。
風まかせ文芸部のお題に書かせて頂きました。
iさん、脈々とのお題で浮かんだのが、腕に流れる血液でした。
よろしくお願いします。
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