11年越しに叶った夢の調理器具で食卓に革命がおきた話
「こんなことならもっと早く買えばよかった」
そんな常套句がするりと出ちゃうほど、わが家の食卓に革命を起こした調理器具。
それが
ただのホットプレート
なのである。
食卓の真ん中に囲んでジュージューするアレ。たこ焼きとか焼肉とか焼きソバを焼くアレ。
ずっと欲しかった。11年も前から。
だけどローテーブルしかないわが家は、ホットプレートを食卓に置くと子どもの手が届いてしまう。
心配性の夫は火傷だけでなく「コードに足が引っ掛かるかも…!」「電源を切り忘れて火事になるかも…!」とアレコレと怖い理由をつけてはホットプレートの導入を拒んできた。
それなら子どもが大きくなるまで待とうと、私はほんの少しの未来へ期待を残しておいた。
ところが長男がようやく3歳になった頃に二男が生まれ、ふたたび『ホットプレート怖い期』に突入。その二男が4歳になった頃には三男が生まれ、なんか常に小さい子いる状態が続いた。
関西出身のママ友宅にお呼ばれしてたこ焼きをご馳走になった日も。ホットケーキミックスの裏面にある『ホットプレートの場合』という文字を読んだ時も。フライパンを2個使って焼きそばを炒めている時も。

あー……わが家にもホットプレートがあったらなぁ……と事あるごとにぽわんと、小さな不満とも期待ともとれるモヤを抱えたまま、11年が経過した。
先日、三男が3歳になった。
ついに来た。親が本気で危ないと言えばギリ通じるか通じないかぐらいの年齢が。
夫からすれば『まだギリ通じてなくない?』という危うさの中、私は夫になんの相談もせずに勝手に電器店に行ってホットプレートを購入した。
11年も待ったんだからもういいだろ。
そして手に入れたのがこの、何の変哲もないホットプレートである。テッテレ~
(Amazonアソシエイトに参加しています)
決め手はただひとつ。
★プレートのふちに直接手が触れにくい「本体ガード」
これを大義名分に、夫に「危ないんじゃ…?」と咎められても「ダイジョーブダイジョーブ!」と言うつもりだった。
けれど「ダイジョーブダイジョーブ!」という台詞は必要なかった。
危ないかも……を遥かに凌駕するほどポテンシャルを、ホットプレートは持っていた。ハッキリ言ってこれまでこの調理器具を舐めていたとしか言いようがない。
初めてホットプレートが導入された日、早速焼肉プレートを使っておうち焼肉が行われた。

「これ俺の肉!」
ワイワイ騒ぎながら子ども達が焼いてくれる
今時の焼肉プレートはとにかく煙が少ない…!
プレートの穴から脂が落ち、落ちた先に水があるから全然煙たくならない。
そして意外な副産物が『子どもが楽しんで焼いてくれる』という点。プレートのふちに直接手が触れにくい「本体ガード」のファインプレー。もはやファインプレートと呼びたい。
それだけではない。
いつも奥まった暗いキッチンで1人で料理をし、ずっと立ったまま洞窟から食事を運んでいた私が、リビングに座っているだけでいいなんて!!
ギリ危ない三男を膝に座らせていれば、上の子達が「タン塩焼けました〜」「カルビ欲しい方〜」とチャキチャキと焼いてくれるではないか!
最 高。
焼肉プレートに味をしめたわが家はその翌日の昼、たこ焼きを焼く。

こちらもワイワイ言いながら子ども達がクルクルと回し、私はホフホフあちあち言いながらひたすらたこ焼きを頬張った。三男は「あちゅい!」とご立腹だったが。
2日連続で登場してからというもの、食卓の真ん中でドヤ顔をするホットプレートは、さながら海外から引っ張ってきた大物の外国人選手か、かつてのゴマキ(モー娘。)がごとき存在感となった。


(ちょっと焦げた)






ホットプレートといえばキッチンの奥底や棚の上の方からたまーにヨイショと出してくるイメージだったのだが、なんかずっといる。
ゴマキは棚にしまっている暇など無い。
毎週、いや、なんなら週に2日は登場して、洗った鉄板が乾かないうちに次の出番がきている。
自宅で夏祭りをして友人たちを招いた日なんか、焼きそば屋の前に行列ができた。

飛ぶようになくなった
この11年間。
料理といえばキッチンで、キッチンからリビングまでは埋められない隙間があった。
だけどホットプレートはその隙間にドンと横たわって、「アンタも一緒に座ってなよ」と私をリビングに呼んでくれたのだ。
「こんなことならもっと早く買えば良かった!」と言う私に夫もまた激しく同意する。
「うん!これはいいね!!たこ焼きも焼きソバも焼肉も、こんなに美味しくできるなんてね!!
これでもう外食の必要ないね!」
待って、それはまた違う話…!と思いつつ、確かにホットプレートを導入してからのわが家は外食の回数がグンと下がっていることに気がついた昼下がり。
11年越しで手に入れたホットプレートがもたらしたものは、ごちそうだけではなく、食卓の革命だったというお話。
▽夏祭りの話はこちら
いいなと思ったら応援しよう!
本田すのうは皆様からのご支援で活動を続けています。