書けない日記 1日目
この日記は「書けない」状態の私が、書けない今を実況するものです。書けないがいつ書けるようになるかは分かりません。
2024年の私は、大きなバイオリズムでいうとそれはそれはきれいな三角形の山を描いていたと思う。テッペンはたぶん創作大賞のあった6月あたりか。書いていないといられないというような、まさに「書く」に取りつかれたような状態だった。
寝ても覚めても「書きたい欲」が爆発して、入浴中もピコーンとひらめいては真っ裸でスマホを打つという有り様だった。食欲睡眠欲性欲入浴、すべての欲という欲が「書く」方へ全振りしていた。スマホの充電は数時間しか持たず、常に充電器を持ち歩いていた。
それがどうしたことだろう。
2025年の幕開けとともに、「書きたい欲」が潮のかなたに消えた。……どこ行った?え?うそでしょ?自分でも信じられない現象だった。「書きたい欲」が沖に流されたのなら漁船に乗らなくちゃならないし、海底に沈んだのなら潜水艦に乗らなくちゃならない。それとも海の藻屑となって消えたのなら藻の種を探して養殖しなくては。書くことを辞めたくない。その想いだけは心の中に持っていて、「飽きた」とか「書くことない」とはまた違っている。
書きたいことは山ほどある。
大好きな小説がメディア化することが分かったから、その魅力を伝えたいとか、子ども達がおかしなこと言いだした話だとか、正月に帰省せずにおせちを作った話だとか、エピソードはいくらでもある。それなのに、今の私はそれらのエピソードを文字に載せて伝える方法がストンと分からなくなってしまった。
2024年の私なら、目の前で箸がころんだ話でも嬉々として文字にしたはずなのに、今は箸が立ってもパンダが立ってもそれをおもしろおかしく書くことが出来ないことを自分が一番わかっている。
2024年と2025年の狭間に何があったというのか。
時空の狭間に置いて来てしまったとしたらどうやって取りに帰ればいいのだろう。
1つ考えられる原因としては、12月26日に三男がインフルエンザに罹患、そこからさらに長男がコロナを持ち込んだため、1月5日までおよそ2週間家族5人ピンポン感染しまくって高熱で寝込んだことだ。いまだに咳と鼻が治らない。
もしも「書く」ことに体力と気力が必要だとするならば、私の「書きたい欲」は消えてなくなったんじゃなくてその体力がない、つまり弱っているだけともとれる。
この3日間、1日14時間寝ている。20時就寝、7時起床。さらに気がつくと昼間に2時間ほど寝てしまっている。寝ても寝ても眠い。
果たして私は弱っているのか。元気になったら書けるのか。そして私と同じように「書けない」状態の人はどうしているのか。寝れば治るのか。
そんなことを思いながら、書けるようになるまでこの駄文を書き記してみようと思う。
▼2日目
いいなと思ったら応援しよう!
本田すのうは皆様からのご支援で活動を続けています。