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『数字と出来るだけ関わらずに人生を生きぬくサバイバル本』を作りたい

 世の中は数字で出来ています。
 一見数字の顔をしていないものも裏には数字が隠されていて、太陽系からティッシュに至るまで、何かしらの数式や法則があったりします。そしてその数字や法則は、知っている者、見えている者が得をするように出来ています。

 「数字」という概念を手に入れた人間は、数字から逃れることはできません。

 一方で、そんな数字と相いれることができない者も一定数存在します。数字という概念が理解しづらい、数字と対話が出来なかった私のような人間です。私は、小学校の繰り上がりのある足し算からつまづき、九九で絶望しました。

 同じ地球上に存在するのに、数字の言いたいことが分かりません。世の中を数字で見ることができないし、数字の形を留めておくことが出来ません。

 そんな生活を続けること40年。例えばそれはこんなシーンでも現れます。

「はじめまして。〇〇の母です。
 6年生の兄、2年生の兄がいます。」

 新学期、年中になった息子のクラスのグループLINEで順番に自己紹介をしました。すると、すぐに一人の母親から返信がきました。
「うちも2年生の娘がいます!」

 私はスマホを握ったままハッとして固まりました。わが家の次男は3年生でした。

 この程度のことは日常茶飯事で、電話口で住所を聞かれるたび、病院の窓口で息子の生年月日を聞かれるたび、ふわふわと形の定まらない数字を思い出し、絞り出しては間違えています。学生時代、算数や数字の成績だけはのび太くんもびっくりの一桁でした。


 その経験をもとに『算数障害の人が見ている世界』という電子書籍を出版しました。発売から2年が経ちましたが、いまだにAmazon kindle小学教科書・参考書ランキングで10位以内に入っています。

 


 
昨年には朝日新聞の朝刊に取材記事を掲載していただきました。


 苦手な数字を克服する本、数字が好きになる本はたくさん読みました。昨今、算数や数字の困難を克服するための本は次々に出版されています。

 それでも、私には、やっぱり理解できませんし、それは私だけではないと思います。


 世の中は数字で出来ています。
 日付も値段も黄金比も暗証番号も電話番号も体重も株価も全て全て数字で出来ています。

 だけど私は逃げたい。


 出来るだけ数字に関わりたくないけれど損はしたくない。投資もしたいし、不自由なく社会に馴染みたい。

 そして私は、私と同じように「数字は本当にもう無理なんです……」という人のための新しい本が作りたいです。

 「数字は無理」といいながら、じゃあどうやって日常をサバイバルしているのか。

 皆さんで知恵を集めませんか。


 私は主婦ですので、日常に潜む(例えば料理や買い物)のサバイバルには詳しいですが、ビジネス面でのサバイバル術には明るくありません。

 だから、これを読んでいるあなたの知恵を貸してください。


 創作大賞2026の応募が締め切りになるまで、こちらの記事にコメントをいただけましたら、順次記事内に追加していきます。そして締め切り直前に『数字から逃げる技術』というような全数字無理民の英知を集結したサバイバル本にしたいです。

 数字のジャングルで迷子になっている人々でアイディアを出し合い、できるだけ数字を使わずに生き抜く為の、最強の数字サバイバル書を作りたい。

 それがこの記事の目的で目標です。数字強者の方による裏技も大歓迎です。

ご協力、よろしくお願いします!




1.日常生活編

 まずは身近なプチストレス。小さな数字からサバイブしていきましょう。日常生活にひそむ数字からサバイブするための一番楽な方法は、「道具を使うこと」です。すでに先人の知恵が企業側に伝わり、困ったを解決してくれる道具は生まれています。知るか知らないか、使うか使わないかの差になってきています。

 

◇個人情報は記憶しなくていい

 人生で一体何度書くことになるのでしょう。
 個人情報の中に潜む数字を。

 そして、何回も何十回も書いているのに、「郵便番号って何番だっけ?」そうなるのは一体なぜなのでしょうか。

もう覚えるのはやめてよくないですか。

 シャチハタです。住所も電話番号も、もう記憶しなくていいです。病院の受付表も役所の書類も、この小さな判子をカバンに入れておけば、1秒で済みます。
タイパよし。コスパよし。字を書くのは苦手という方もこれで解決の優れものです。電話番号バージョンと2個持ちしていれば最強です。


◇暗証番号は数字じゃなくてよくない?

 近ごろの暗証番号は複雑ですよね。英語と数字どちらも使いつつ、大文字と記号も含めて6文字以上の設定。各媒体で暗証番号を分けてください、と。そんなの覚えられません。そして結果的に「ABC123456」とかにしている人いませんか。危険です。現在はスマホが記憶してくれるようにはなりましたが、別の媒体でログインする時に必要なのでやはり覚えられた方がいい。

数字が覚えていられない私の場合、こんな方法を使っています。

スマホの文字盤と数字を対応させて、
tokyo なら 86596 になります。
bank なら 2265 になります。

そして各サイトに合わせて
Thisis988246 (YUUCHO)
This_is_724(sbi)
このように設定しています。(※ちなみに例なので本当にこのパスワードではありません)こうすると長い数字も覚えずに打つことができます。


◇料理に潜む敵

 『砂糖大さじ3、しょうゆ15ml、塩小さじ1/2、出汁を30dl、米2合』
 ──だからどれぐらいなのよそれは!?キッチンで料理本を放り投げたくなるのは私だけでしょうか。


 先日のことです。息子と料理をしていると料理本を見ていた息子が聞いてきました。
「大さじ3って何ミリリットル?」
「大さじ1のところに15って書いてあるから、大さじ3で45mlだよ」

実際の大さじ

 「分かった!」
 息子はそう答えて、しょうゆ45ml、砂糖を45g用意しました。

「ねぇ、なんか、多くない?」
「多い、よねぇ?」

「試してみようか?」

大さじ1(すり切り1杯)を3回。
29g

全然45gじゃない。こういう罠が料理には潜んでいます。15とは一体なんだったんですか。

 これまで私は、新しい料理に挑戦するたびに「ヘイSiri!1カップって何ml?」と聞いていました。

 でも、道具側に歩み寄ってもらった方が早い。

 そこで導入したのが、こちらの計量カップでした。

1カップも大さじもミリリットルも、これひとつで全部計れる万能カップです。

ちなみに、100円ショップセリアにも大さじ3まで計れるものがありました。

大さじ1=15、は当てにならないので覚えなくていいことにしましょう。


それからもうひとつ。
料理は経験を積むことで量らなくてもなんとかなるようになります。色や感覚で、ダバー、チョロッ、パラパラ。あとは味見しながら調整が可能になるので、料理を始めたばかりの方はたくさん失敗していくうちに数字も必要なくなるかもしれません。

✨Idea from 田中弥三郎さん
ありがとうございます


◇時計は正確じゃない

 時計というのは、正確で残酷で曖昧です。
5分前に到着するように行動しても、そこから逆算して……乗り換えに10分……家から駅まで……とやったつもりが間に合わない。これは一体なぜなんでしょうか。

小学6年生の国語の教科書に『時計の時間と心の時間』という単元がありました。曰く、心の時間は速くなったり遅くなったりするということ。楽しいことは早く感じたり、人によって心地いい時間の進み方やテンポが違うこと。時計の時間は道具として使い、心の時間は感覚によって変わることを知っておくといいと書かれていました。

遅刻しそう!もう無理!って時に信号に引っかかったり、電車が遅延すると、1秒が1分に感じるほど焦るわけです。

だから、私は考えてみました。
『約束時間の1時間前に着いていよう』

10分前の計算をするのが非常にややこしい。ならば1時間を引いた方が早いですし、どんなに遅れてもほぼセーフだし、早く着いたら近くを散歩したりカフェでお茶だって出来るはずです。


◇約束の日時は即メモ・何度も確認

〇月×日△時の約束。
それらは全て数字で表されます。正確に覚えていられる自信がない方は即メモ!そして何度も確認が大切です。

10とか11とか、数字を数字として覚えられないと、約束の日時もふわふわしています。確か10時の約束だったはずだと確信し、9時に待ち合わせ場所に着くように行ったら約束時間が11時だったこともあります。(逆じゃなくてよかった)

即メモ。
そして思い込まずに何度も確認することが大事です。マジです。



数字分からない民ということがバレないように生活していたりします。しかし、日常会話の中で数字はサラッと登場してふわっと通り抜けていきます。登場した数字について現実味を帯びないまま進んでいく会話にどうやったら置いていかれずについていくか。考えてみました。

◇生年月日は干支で乗り切る

「ごきょうだいは?」
「兄が2つ歳上です」
「じゃあ、ぼくと同い年かも。1983年?」
「……えーっと?」

ここで私は困りました。兄は、一体何年生まれなのでしょうか。昭和で言うと……? 冷静に考えればきっと、自分の生まれ年に2足せばいいのでしょうが、そうはいきません。せんきゅうひゃく……?から始まって、2足している間の空白(無言)の時間が耐えられないからです。そんな時は
「兄は犬年ですね!」
と答えています。

「じゃあ同じだ!」とか「もしかしてひとまわり違う?」とか、かえって会話が盛り上がることもあるのです。生年月日トークは干支で乗り切るのが私のスタンダード。




2.お金・資産管理編


・デビットカードという選択肢

普段の支払いは何を選んでいますか?
クレジットカード・バーコード決済・現金……今は様々な選択肢がありますよね。スマホ一つあれば財布を持ち歩かなくてよくなるというメリットがある反面、いくら使ったのかが分かりにくいという点もあると思います。

画面上の数値が上下しているだけで、その数字がお金だという感覚が段々と麻痺してしまっている気もします。

また、クレジットカードはいつの間にかチリツモになっていて、翌月にドンと引き落としがかかることも…!

その点、デビットカードは、使った分がすぐに銀行口座から引き落とされるので収支がオンタイムで分かりやすいです。アプリ内で記録もつけてくれるので「今」いくらあるのか正確に分かります。

✨Idea fromなつき希さん
ありがとうございます

・会計は自分よりスマホの方が信用に足る


会食や友人との食事。会計が困りますよね。いわゆるワリカンです。こういうのは数字が得意な人に任せておけばいい。しかし、自分が一番上の立場だたら……? ちょっと多く出すときのちょっとって?按分って?

そんな時はこちら。ワリカンアプリです。
「普通」「ちょっと安め」「高め」などの傾斜をつけることもできます。



・投資をしたければ天引き投資信託

お金に働いてもらう投資。できればやりたいけど怖い。そして数字だらけの世界に飛び込むのが更に怖い。私もそう思っています。だけど、なんか投資した方がいいらしい。

そんなバランスにおいては、投資信託などに毎月積立投資するのはストレスもタイパもいい方法と言えます。

細かい計算や頭を悩ませることもなく、毎月自動引き落としでほったらかし。気づいた時には意外と増えているかも? そんな投資の方法があってもいいんじゃないかと私は考えます。




さて、ここまで日常生活編、お金・資産管理編と、数字から逃げるための技をいくつか紹介してきました。

シャチハタも、計量カップも、ワリカンアプリも、正直「そんなの当たり前じゃん」と思う人もいるかもしれません。でも私にとっては、これ一つで人生の面倒くさいが一個消えるレベルの発明です。

数字を"克服"する本は、世の中にたくさんあります。でも私はきっとこの先も、九九でつまずいた時のまま生きていく気がします。それでいいと思っています。

だって、便利な世の中になったんだから。使えるものは、全部使っとこ。数字ができないなら、できないなりのやり方がある。それを開き直りでも工夫でもいいから、笑いながら見つけていけたらいいな、と今は思います。

もし今、数字と戦っている最中の若い人がこれを読んでいたら伝えたいです。無理に数字と友達になろうとしなくていい。仲良くなれなくても、逃げ方さえ知っていれば、意外と世の中は渡っていけます。

この作品は、まだ完成していません。今後もみなさんの知恵を借りて、もっとサバイバル術を増やしていきたいと思っています。数字が苦手な人も、得意な人も、良かったら一緒に、この本を育ててください。


数字のジャングルで迷子になっている全ての人へ。一緒に、笑いながら逃げましょう。

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