映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」のはなし
先日、Amazonプライムで映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」を観ました。
あまりにも心に刺さる素敵な作品だったのでシェアさせて下さい。ネタバレになりますのでこれから観る方はご注意を。
簡単に説明すると、緑豊かな村に住む少年アキト、ハルヒ、ナツキ、ユキオの4人の話です。
「18歳になるとこの村の男は1回だけ魔法が使える」と村のお爺さんから告げられる4人。
絶対そんな流れにならなそうなリアルな描写と雰囲気の映画なのですが、まさかのファンタジーな流れ。笑
この4人は魔法をどんなことに使うか集まっては話し合いを繰り返しますがなかなか決まらず。
ちょうどその頃、父親が倒れ夢を諦めざるを得なくなったナツキが気持ちをぶつけたのを機に仲の良かった4人に変化が起こり、魔法は使われることなく高校卒業を迎えます。その後それぞれの道を歩んでいましたが、持病のあるハルヒが危篤状態となり、3人が駆けつけます。そこで3人がハルヒの為に魔法を使うことに...というストーリーです。
注目はなんと言ってもハルヒの性格の良さ。
彼が医師に自分の寿命を尋ねるシーンがあるのですが、とても冷静に受け止めます。そしてそれを周りに言うこともなく、ハルヒは上京するアキトの為にひっそりと魔法を使ったのです。
宣告を受けて冷静にいられないし、最後になるかもしれないのに友達に真実を言わないまま見送ることなんてできないです!
ハルヒにとってアキトは光をくれた存在です。子供の頃、体の弱かったハルヒに声をかけ、激しい運動ができなくても一緒に楽しめるようにしてくれたり、いつも希望や喜びをもたらしてくれていました。ハルヒはそんなアキトの為に「未来にワクワクできるような希望に満ちた空をプレゼントしたい」と願いを込めました。
え、なんですかその魔法...綺麗すぎます!!
私なら例え違反でもやっぱり自分の命がどう助かるかに魔法を使うと思います。
というより、魔法どころじゃないです。笑
とにかくアキトもいい子だし、その恩を忘れないハルヒもいい子すぎるんです!!
このシーンが1番好きです。
このストーリーに感動した、泣けないなど色々な意見もありましたが、私はハルヒの健気な思いに号泣でした。笑
というのも、映画を観終える頃には命の尊さついて考えさせられていました。
一生懸命毎日を生きたいし、家族や友達に会いたい、健康なこの体も、迷える自由さがあることも全てに感謝したくなりました。
そして人に優しくありたいと思いました。
アキトがお父さんに教わった言葉に「人が死ぬことには意味がある。だから残された人はその意味を考えながら生きていくんだよ」というセリフがあります。
死は生きる者の当たり前のこととしか思っていなかったけど確かに意味、ある...よね。
大切な人には死なないでほしいから、死ぬことの意味なんて考えにくいし、まだふわっとした感じですが、なんだか新たな視点をもらいました。
ラストシーン、悲しくて至って真面目なシーンですが「魔法を使った」「魔法を使おう」と皆「魔法」を連呼しているのがなんともシュールです。でもなぜかファンタジー感が浮かず、心温まる作品でした。さすが鈴木おさむさん脚本です!
主題歌も心に沁みるストーリーにピッタリな歌なのでぜひ観てみて下さい。
