話し方一つで変わる!『森の中のアサーションマジック』から学ぶコミュニケーションスキル
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ
私「うーん、なかなかうまくいかないなあ。」
童話作家「いったいどうしたんじゃい?」
私「昔からの悩みで…最近とみに感じるようになったんだけど人と話すとき、どうしても相手のことを考えて伝えたいことを伝えきれないんだ。なんか相手を傷つけたりしないんじゃないか、という考えが頭に浮かんじゃって。」
童話作家「なるほどのう。確かにそういうのは”奥ゆかしさ”とも捉えられんこともないが、主張がうまくできないことはおまえさんだけでなく受け取る側もおまえさんの考えが正確につかめないから健康的でない会話のラリーとなってしまうの。そうじゃの、おまえさんは『アサーション』について学ぶ機会がステップアップになりそうじゃな。」
私「アサーション?」
童話作家「ちょうど私の作品にアサーションについて書いた童話があるから聞かせてあげよう。」
森の中のアサーションマジック
昔々、森の中に、リスのサリーが住んでいました。サリーの住む森は、家具作りで有名で、木々は管理され、誰もがその恵みを享受していました。しかし、森の中で起きる問題を解決するのに、森の住人たちはしばしば苦労していました。
ある日サリーはそんな問題を解決する方法をフクロウのオリビアに聞きました。
「わたしたちはうまくコミュニケーションが取れていない気がするの。つい遠慮してしまったり、はっきりと「ノー」と言えなかったりするんだよね…」
しょんぼりしたサリーを見てオリビアは笑顔で答えました。「アサーションと呼ばれるテクニックを教えよう。これを森のみんなに広めることで、もっと健康的な関係性を築けるはずじゃよ。」

アサーションとは、自分の意見や感情を正直かつ適切に表現することを意味します。人々は互いの権利を尊重しつつ、自分のニーズや願望を伝えることができるのです。
サリーはオリビアの講義に真剣に耳を傾けました。
ある日、サリーは巨大なオークの木を使って、特大の椅子を作る計画を立てていました。しかし、その木は他のリスのフレッドも使いたがっていました。サリーはアサーションを活用することにしました。
「フレッド、この木を使いたいのは分かるけど、私も今、特別な椅子を作るために必要なんだ。もし半分こして、お互いに必要な部分だけ使うのはどうかな?」とサリーは提案しました。
フレッドは少し考え、笑顔で「いいね、その案なら僕も納得だよ。お互いにとって公平だね」と応じました。

このように、サリーは自分の意見をはっきりと述べることで、フレッドとのトラブルを避け、友情を深めることができました。
それを見た森の他の住人たちは口々にサリーがフレッドとよいコミュニケーションをとれたのを見て、自分もそうなりたいと思いました。そう、みんな同じ悩みをそれぞれ抱えていたのです。
森に集まった仲間たちを前に胸を張ってサリーは語り始めました。
「みんな、アサーションって知ってる?これは自分の意見や感情をはっきりと伝える方法なんだ。でも、相手を尊重しながらね。いくつか大切なポイントがあるから、教えてあげるね。」

まず、直接的に話すこと。自分の感じていることや必要としていることを、遠回しに言わずに、ストレートに伝えるの。たとえば、「私はこれが必要だ」とはっきり言うの。
次に、具体的に話すこと。漠然とした表現を避けて、具体的に何を求めているのかを説明するのがポイント。例えば、「明日の午前中にこの木を使わせてほしい」と具体的に時間を指定して伝えるの。
そして、感情を表現すること。自分の気持ちも大事にして、相手に伝えること。例えば、「この木を使わせてもらえたら、とても嬉しい」と感謝の気持ちを示すの。
最後に、相手の立場を考慮すること。自分の要求だけでなく、相手の状況や感情も考えて、バランスの取れた提案をすること。これによって、双方にとって納得のいく解決策を見つけることができるんだ。」
森の仲間達はサリーの話に耳を傾け、それぞれのテクニックを自分に当てはめて考えてみました。そして、わたしも変わるんだ、と気持ちに大きな変化を得たのです。
それからというもの、森のコミュニティは以前にも増して協力的で幸せなものになりました。
日が経つにつれ、サリーの教えたアサーションの技術は森の中で広まりました。住人たちはそれぞれが自分の気持ちをはっきりと表現するようになり、相手の立場を尊重するコミュニケーションを心掛けるようになりました。このことは、森の中の小さな誤解やトラブルを減らし、みんながお互いをより深く理解し合えるようになりました。
例えば、木を求めるリスたちが、お互いのプロジェクトを尊重し合い、共有することで資源を上手に使うようになりました。また、森の鳥たちは、巣作りの場所を争うことなく、お互いのスペースを認め合って平和に暮らすようになりました。
サリーは森の様子を見て笑顔が止まりません。仲間のフレッドに嬉しそうに言います。
「見てよ、フレッド!アサーションってすごいでしょ? おかげで森全体が笑顔で溢れてるね。みんなが自分の思ってることを正直に話せるって、まるで魔法みたいだよ!」
サリーはキラキラした目で周りを見渡し、笑いました。
フレッドはにっこりと笑って答えました。「本当だね、サリー。これで森の中で誤解が生じることも少なくなるし、もっと多くの素晴らしい家具が作れるかもしれないね。」
そして、フレッドはさらに付け加えました。「それに、今度は私がその特大の椅子を使わせてもらう番だよね? お互い様だから、次は僕が座る番だよ!」と言いながらウインクしました。
サリーは大笑いしながら、「もちろんだよ、フレッド!でも次はもっと大きな椅子を作るから、その時は座るスペースを争わないでね!」と冗談を言い返しました。

森の中は笑い声でいっぱいになり、アサーションのおかげで生まれた新しい絆と理解で、みんながより幸せで協力的な毎日を送るようになりました。そして、サリーの森は以前よりも平和で明るい場所となったのでした。
めでたし めでたし
感想
童話作家「どうじゃ。これからのコミュニケーションにプラスになりそうかな?」
私「めっちゃ面白かったです。コミュニケーションの大事さがよくわかりました。具体的なマインドセットも書いてあって、それぞれ実践しなきゃ、と思いましたね。
会議やグループワークとかで意見の衝突が多くなるじゃないですか? だから、サリーがどうやってみんなの意見を尊重しつつ自分のこともしっかり伝えるかっていうの、結構参考になりました。
自分の気持ちをはっきり言えるって大事だし、この童話を読んで、そういうスキルをもっと若いうちから身につけられるといいと思いましたよ。
みんなでわかりやすく意見を交換できたら、もっと学生生活や社会人生活も楽しくなると思うし、いろんな問題もスムーズに解決できる気がしました。」
童話作家「ホッホッホ、それはよかった。次回作に、乞うご期待じゃ。」
サリーの冒険はこのマガジンで読めますよ!ぜひ御覧ください!
