その算数、解法丸暗記で持ってませんか?──小5・組分け後の警告
小5・範囲のないテスト後に、必ずやってほしい算数の話
SAPIXの組分けテスト、四谷大塚の志望校判定など、
小5になると「範囲のないテスト」を受ける機会が一気に増えてきます。
そして多くのご家庭で、こんな感覚が出てくる時期でもあります。
普段の範囲のあるテストはそこそこ取れる
でも、範囲なしになると一気に崩れる
「あれ、こんなはずじゃ…?」という結果が返ってくる
もしこの乖離がまだ大きい場合、今やっておいてほしいことが一つあります。
苦手単元の「洗い出し」は、今が一番効く
範囲のないテストで点が取れない理由は、
単純に「難しかったから」ではないことがほとんどです。
多くの場合、
原理を忘れている
なぜそう解くのかがあやふや
解法を“思い出せない”
このどれか、もしくは複数が重なっています。
これは実力不足というより、理解の空洞化です。
だからこそ今は、
どの単元が怪しいのか
どのタイプの問題で止まるのか
を、点数ではなく中身ベースで洗い出す時期です。
乖離が激しい子ほど、危険な可能性がある
これは算数の先生なら、たぶん一度は感じたことがある話です。
範囲があるテストは強い。
でも範囲なしで急に弱くなる。
こういう子の中には、
解法を丸暗記してきたタイプが一定数います。
この形が出たらこの解き方
数字を当てはめて処理
なぜそうなるかは、正直よく分かっていない
小5までは、これでも表面上は何とかなっている。
でもここから先、算数強者たちが原理で殴ってきます。
条件が少し変わる
聞き方が変わる
単元複合型
そうなった瞬間、丸暗記組は本当に簡単に食い物にされます。
しかも――矯正には時間がかかる。
だから今、「原理に戻る」価値がある
今この段階で、
なぜその式になるのか
その考え方はどこから来ているのか
他の問題にも使える考えなのか
こうした部分に立ち戻れるかどうかで、
小6の景色はかなり変わります。
幸い、小5です。
あと1年あります。
この1年あれば、
解法暗記 → 思考型
点数重視 → 理解重視
へ、十分に方向転換が可能です。
「頼れる先生」との出会いは、早いほどいい
この切り替えは、
本人だけでやるのは正直かなり大変です。
だからこそ、
原理から説明してくれる
すぐに答えを教えない
考え方を言語化させてくれる
そんな先生・環境に、少しずつ触れさせてあげてください。
一気に変わらなくていい。
でも「理解しようとする姿勢」は、必ず育ちます。
小5の今は、まだ間に合う
範囲のないテストでつまずいたとしても、
それは「才能がない」サインではありません。
むしろ、
ここで気づけたなら、かなりラッキー
そう言っていいタイミングです。
出会い次第で、算数は本当に変わります。
小5の今なら、まだ十分に取り戻せます。
