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飲食店は何を売っているのか?

飲食店が何を売っているのか?

飲み物と食べ物。
間違いなくそうです。

でも、それだけでしょうか。

飲食店の中の人として、
言わせて欲しい事がありますので
noteに書きたいと思います。

SNSに映える料理や飲み物の写真が
スマフォを華やかにして久しく、
またインフルエンサーがお勧めするお店を紹介する
動画が幾万とあります。

そこにある料理や飲み物は、
私たちが価格を決め、
お客様が選んで頂いた分の代金を頂戴する。
それが飲食ビジネスです。

先日アルバイト面接をしていました。

その方は飲食店とスポーツ用品店で
勤務経験があります。

働き方の違いを聞くと、
スポーツ用品店の方が
一つの商品を買ってもらうためにじっくり関われる。
その結果購入してもらえるとやり甲斐を感じる、
と話されました。

なるほど。

とても納得しました。

でもその時、こう思いました。

飲食店の商品って、本当に安いのでしょうか?

私たちの料理や飲み物は
一品で見れば高額ではありません。
(高級店ではないので一品数百円からです)

2,000円あれば
ワインを数杯飲んでタパスを食べて
十分に楽しむこともできます。

しかし、

単価5,000円の店でも二人で1万円。
10人で来店すれば数万円

決して安い買い物ではありません。

わかりますか?

飲食店は
一品単価でも、一人単価でもなく、
お会計の総額が商品です。

そしてそれは、
スーパーマーケットのように
持ち帰ることのできない

「体験」と「時間」です。

お客様にはそれぞれ来店動機があり、
満たしたい目的があります。

100人いれば100通りの目的がある。

同じ料理を食べても、
感じる価値は人それぞれ違う。

その人にしかわからない価値がある。

それこそが、
私達の商品だと思います。

接客時間が短いとか、
飲食店の商品単価が安いとか、
そういう話ではありません。

接客時間は、
お客様が滞在されている時間のすべてです。

商品単価は、
お会計で支払われる総額です。

だから、
一品が安いから時間をかけられない、
という考えにはなりません。

お店を選んで頂いた時点で、
その体験はもう始まっています。

接客は小さな接点かもしれません。

でも、
その時間という商品の価値を高め続けること。

それが飲食店の接客だと思います。

来店されている時間の中で、
お会計以上の価値を感じてもらう。

それができてはじめて、
商品として成立する。

私たちは接客で、
今の売上だけをつくっているわけではありません。

「またこの店を選ぶ」

その未来を、
販売しているのだと思います。

そんな事が言いたくて書きました。

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