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iPhone8を使うAppleファン

僕はスティーブジョブズの伝記や様々なビジネス書を読んで以来、Appleという企業がとても好きなのだが「Appleのファンです」と言い切れない理由がある。未だにiPhone8を使い続けているからだ。

iPhone8にはホームボタンが搭載されており指紋認証を使っているが、今はもうあまり見かけなくなった気がする。バッテリーが持たなくなると買い替え時になりそうなものだが、5,000円程度でバッテリー交換をしてくれる業者に依頼したところ、見事に復活したのでそのまま使い続けてしまっている。節約生活を続けていると、こういう方法をついつい見つけてしまうのだ。

それにも関わらず、BloombergなどでAppleの見出しが出ていると必ず読んでしまう。VisionProが日本に浸透するのはいつになるのか、Apple Intelligenceは既存のAI業界でどのくらいの影響力を持つようになるのか、しょっちゅう考えながらワクワクしている。しかし、そのニュースを読んでいる端末がiPhone8だったりする。

まぁ、だからといって「Appleが好きだ」と言ってはいけないことはないだろう。

音楽やスポーツにも「ファン」は存在するが、そういったファンは全国のツアーに参加し、毎試合観戦し、生活の中心になるほど熱中をしていることがある。そのレベルまで熱中しないとファンだと語れないような文化にしてしまうと、初心者にはハードルが高くなってしまい排他的になりやすい。ミーハーなくらいが良かったりもするくらいだ。

そもそも僕はAppleの経営戦略やプロダクトデザイン、イノベーションの生み出し方に惹かれている。Appleが市場にどんな影響を与えているのか、どのように競争を勝ち抜いているのかを考えるのが好きなのだ。それは消費者としての視点だけではなく、ビジネスに関心を持つ者としての視点でもある。

そして、スティーブ・ジョブズはあれだけのビジネスを成功させておきながらも、がんを患って死を目の前にした時、死ぬことを極度に怖がっていた。あれだけ強気な精神を持ち不可能を可能にし続けた男は、同時に人並外れた人間味のある側面も持っていたのである。

ジョブズは亡くなってしまったけれど、革新的な製品を世に送り続けるAppleは今も成長を続けている。『ビジョナリー・カンパニー』にも多く取り上げられていたが、紛れもなく永続する偉大な企業だと思う。

iPhone8が動き続ける限り、新製品を使うことはないかもしれないけれど、偉大な企業の動向はこれからもチェックし続けていくだろう。

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