FPに相談<自分でFP取得|コスパの良い資産運用の勉強
実はFPの資格を持っている。ファイナンシャルプランナー、略してFPである。
定番のテキストで基礎知識を学び、過去問が掲載されているサイトで演習を繰り返すことで取得できた。3級だからあまり自慢にはならないが、個人的には充分な知識を得られたのでこれでいいかなと思い、2級を取るのは辞めた。
もともと経済学の本を読むのが好きで、株式投資の勉強もしていたことから、そのまま資産運用の総合的な知識を体系的に付けてしまおうと考えて取得に踏み切った。マクロ的な視点で経済を考えながら個人の資産運用のあれこれにまで考えを及ばせることができるのは非常に面白いので、勉強して良かったと思っている。
ちなみにFPの資格を仕事や転職に活かす目的は全くなかったし、これから活用するつもりもない。
資格と言うと、仕事や転職、キャリアに役立てるために取得する人が多いが、僕がFPを取得したのは純粋に自分の人生に役立つ知識のために資格を目標に据えただけに過ぎない。人は目標があった方が努力をするからだ。
そもそも、FPという資格があまり就職に役に立たないことは、調べてみればすぐにわかる。FPの問題自体にもそれは出ており、FPにできることは基本的に資産運用などの「助言をするだけ」であり、保険や金融商品についても一般的な説明をするのみである。保険の販売や税務の相談を受けてビジネスをすることはできない。
こういった事実も含めて、FPの資格を学んでみたことで、最近よく広告で目にする「FPに資産運用の相談」といったサービスを受けるくらいなら自分でFPの資格を勉強すればいいという、身も蓋もないことを学んだ。
「FPが教える○○セミナー」の様な広告はよく見るようになったが、その様なセミナーには見向きもしなくなれる。いわゆる情弱を脱却できるということだ。
ウォーレン・バフェットが「散髪が必要かどうか床屋に聞いてはいけない」という有名な格言がある。床屋に散髪が必要か聞いたら「そうですね、切った方がいいですよ。ウチで。」と言われ、その床屋で髪を切ることになるに決まっている。それと同じで、資産運用の話をFPにしたとしたら、余計な手数料だけを払うことになるのは間違いない。必要かどうかの判断は本来は自分でするべきなのである。
FPの資格勉強をすることによって、資産運用の判断をする際の基本的知識を身に付けることができる。判断をするにも、やはり基本的知識は必要なのだが、その知識を学ぶのにFPの勉強は非常にコスパが良い。
FPの資格は、さすが国家資格というだけあって非常によくできている。ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業継承、これらを体系的に学べるのは学習としての要領が非常に良い。そして国家資格はベンダー試験に比べても価格が安く、10,000円以内で済む。落ちてしまってもまた受ければいいくらいの値段だ。
英語でもパソコンでも同じだが、資格取得というと、その資格を直接的なステータスとして獲得することが目的としている人が多い印象がある。その効果を求めるのは普通ではあるけれど、FPのようにその資格によるステータスが実は大したことがないケースが実は多かったりする。
だが、ステータスとなる資格を取得する過程で得る知識に焦点を当てれば、やっぱり資格取得というのは役に立つのは間違いない。
FPの場合は「セミナーの勧誘に騙されなくなる」といった何とも言えない効果かもしれないが、もちろん騙されないのは知識が付いたおかげなので、本質的にはやはり大きな意義があると思う。
「FPに相談しようかな」と考えている人がいたら、ひと呼吸置いてFPのテキストに目を通してみることをおすすめしたい。
