生活必需品としてのポカリスエット|これぞリテンションモデル
最近、恥ずかしながらよく足を釣るようになってしまい、生活に支障をきたすことが増えてきています。起きている時にも釣りそうになりますが、寝る時などに足を釣ると声をあげてしまうほどに辛い。
そこで、おそらく原因は水分とミネラルが不足しているのだろうという仮説のもと、ポカリスエットを毎日飲むようにしました。
これだけで全く足を釣らなくなるほどではありませんが、朝起きた時にポカリスエットを飲むことで、乾いた身体が潤っていく実感があり、効果があるような気がしています。
そして水分が不足している時に飲むポカリは本当に美味しい。
この習慣を何日か続けていたら、まるで牛乳のように、ポカリスエットは切らしてはならない飲み物になってしまいました。ポカリスエットが冷蔵庫にない状態で寝るのは、不安な気持ちになってしまうのです。
ポカリスエットは、その他のスポーツドリンクと少し異なり、敢えてスポーツ後の水分補給だけに特化せず、日常的に水分が失われてしまう時に補給できるよう、味や成分が調整されているようです。だからスポーツの後はもちろん、寝起きや仕事中に脱水状態になった時に飲んでも、美味しく水分補給ができるのです。
商品やサービスを人々の生活になくてはならない存在にまで昇華させるビジネスモデルは「リテンションモデル」とも呼ばれます。顧客をサービスに定着(retention)させ、生活になくてはならない存在にすることを目指すのです。
このモデルはNetflixやSpotify、Amazonなど、テクノロジーセクターの外資系企業によく見られます。サブスクリプションという形態はまさにリテンションモデルの成功例です。
リテンションモデルは、こういったテクノロジー業界での話だと思っていたのですが、ポカリスエットというこれ程身近なところでリテンションをされることになるとは、思ってもみませんでした。しょっちゅう足を釣ってしまう僕の生活にとって、間違いなくポカリスエットはなくてはならない存在です。
そして、ポカリスエットを販売する大塚製薬は、確信犯的と言えるほど、顧客のリテンションを意識している様子がうかがえます。現在のポカリスエットのキャッチコピーがまさにそれを表していると言えるでしょう。
ポカリ、飲まなきゃ
僕も足を釣りそうになる時にはいつも「ポカリ、飲まなきゃ」と思います。
ポカリスエットは紛れもなく、日本におけるリテンションモデルの成功例でしょう。
