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ママの「また後でね」の実現率は50%と言われたので、反省し叶えた話

※今日の出来事を振り返る、ゆる日記です

「ねぇ、順番まだかな。暇だなぁ……」

耳鼻科の待合室の椅子でソワソワし、落ち着かない様子の小2の長男。

「そうだね、もうちょっと待とうね」

「うーん……」

長男の眉間にはしっかりと皺が。

(私も早く帰りたいよ。長男よ、もうちょっと持ちこたえてくれ……)

今日は、運動会の振替休日だ。平日で空いているだろうと、長男の通院に来た。たしかに人が少なかったが、待ち時間は結局長かった。案の定、待つことが苦手な長男は大変不服そうだ。ため息からイライラが伝わってくる。

仕方ないな、と割り切りながら、診察が終わったらどう動こうか、あれをしてこれをして……と、頭の中でなんとなく帰宅後の流れを考えていた。

そのとき、急に長男がつぶやいた。

「あ、ママ!さっき外に池があったから、あれ後で見に行きたいなー」

「あ、うん。また後でね」

考え事と鞄の中身をガサゴソ整理しながら、何気なく返事をした。

すると、

「……ママの『また後でね』が実現する確率は50%だよねー」

と隣から聞こえてきた。いつもより、少し大きめの声で。

(池というか、ただの用水路だよね?何もないと思うけど……)

田んぼの横、キラキラと輝く水面を目の前に、ついそう思った。耳鼻科の診察が無事に終わり、長男の「池」とやらについていったのだ。

でも、長男はうれしそうだ。

どんどん用水路に近づく長男の背中に、落ちないように気を付けてね、と声をかける。

(ま、今日はそんなに忙しくない日だし、いっか)

せっかくの休日だし、気が済むまで見守ることにしよう。

(『50%』か……結構高い確率だよなぁ)

目の前のやることやタスクに追われ、忙しさにかまけて、つい長男の声、身近な人の声が聞けてなかったのかもしれないな。ここ最近は、イヤイヤ期の次男に手を取られて、余裕なくイライラすることも多い。久々に胸にクリティカルヒットしてしまった。

聞いているけど、聞けていない。

私なりに一生懸命やっているだけなんだけどね。でも、ちょっと母は反省しているよ……と、長男の背中を見ながら思う。

しばらくすると、長男の大声が聞こえてきた。

「あ!池にカメがいるよ!!」

(え?こんなところに、カメ?)

半信半疑で指差す方向をのぞいてみると、本当に1匹のカメがいた。ただ、よく目を凝らさないと周りの岩や水面に同化して見えない。大変わかりにくい。

「本当だ。よく見つけたねぇ。ここにカメがいるって知っていたの?」

「いや、知らないよー。ただ、見ていたら発見しただけ!」

と、うれしそう。

そのまま用水路沿いを歩くと、1匹どころでなく、5匹、6匹とカメがたくさん泳いでいて驚いた。鯉もスイスイ泳いでいる。

この地域には長く住んでいるはずなのに、すぐそばにたくさんのカメが泳いでいることを、私はまったく知らなかったのだ。「何もないよね」と、勝手に決めつけていた。

なんとなく、スマホでパシャリと撮っていたら、長男が、

「ママさ、このカメたちの写真はインスタ(Instagram)にアップしたらいいんじゃない?」

「えぇ、アップしないよ(笑)なんでそう思うの?」

「だって、もしカメ好きの人が写真を見たら、喜ぶでしょ!」

あぁそっか。長男の行動の動機は「誰かが喜ぶこと」なんだよなーと、こういうとき、ふと感じる。

つい長男に対して「お調子者だな、おしゃべりだなー」と思うことも多いけど、よく観察すると、お友達や次男を笑わせたり、モノや出来事をシェアしたりと、単純に誰かが喜ぶのを見るのが好きなのだなーと気づいた。

実際、昨年の工作の授業(工作の発表会、お祭り?)では、長男の作った輪投げのコーナーには、他クラスからも行列ができて人気でしたよ、と担任の先生から聞いて驚いた。「創造性が高いですよね」と。

輪投げの工作もだけど「みんなが楽しめるように、ルールもいろいろ考えたんだよ」と話していたっけ。

「ここって、鯉とカメのお風呂みたいだよねぇー」

と満足そうに池(用水路)での発見を語る長男に、そうだね、と笑いかけた。

子どもっぽい私は、つい冗談っぽく、

「ねぇ、今日は実現できた50%だったね」

と聞くと、長男はにこっとして、

「そうだね。ママ、ありがとう」

と返され、私のほうが救われた気がした。どっちが大人なのか……と一瞬わからなくなってしまった。

「(池に)行っても、何もないんじゃないか」と、長男の言葉を聞き、私は瞬時にどこかで決めつけていたのだろう。年数や経験が増えていくと、つい視野が狭くなってしまいがちだ。

「聞いているけど、聞けていない」が起きてしまうのは、自分の中の思い込みや自己完結なのかもしれないな。いつのまにやら、予測に慣れすぎて、新しい発見や体験を見逃してしまうのかもしれない。

子どもの声に、もっと耳を傾けよう。
身近で当たり前な物事に、もっと目を向けてみよう。

今回の「ママの『また後でね』が実現する確率は50%」という一言で、あらためてそう感じたのでした。

これは、つい6時間前のお話です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^

【おまけ】
帰宅後、スマホで撮ったカメの写真を眺めていると、長男が「これ、『カメを探せ!』みたいでおもしろいんじゃない?」と言っていたので載せてみますw(インスタではなくnoteに)

どこにカメがいるかわかりますか?



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さおり 最後までお読みいただき嬉しいです♪ありがとうございます!これからも心を込めて執筆していきます。