丁寧に作られたものは丁寧に味わいたくなる、とあるクッキー缶の話
夫が学生時代からお世話になっている知人の、その娘さんが京都市内で焼き菓子の専門店をされている。
その名も「菓子小屋Le Lys」(ルリス)
以前一度noteでも紹介したけれど、素晴らしく可愛い、そして美味しいクッキー缶を作っていらっしゃる。
先日、念願叶って京都の店舗まで伺い、店主の百合子さん、そして看板アヒルのぺりえちゃんにお会いすることができた。ぺりえ嬢は思ったより大きくて(4キロあるそうだ)気持ちよさそうに水浴びをなさっていた。クッキーのプロ!である百合子さんは、後光が差して見えた。(眩しい…)

そして、入手したクッキー缶。
四角い缶に美しく整列したクッキーに惚れ惚れする。きっとどこに何を配置するのか綿密に計算されているのだろう。お弁当然り、お重に並んだおせち然り、きっちり収まった姿に美しさを感じるのは日本人特有の感性なのだろうか。食べるのが勿体無いという気持ちと、今すぐ全部食べたい、という気持ちが一瞬だけせめぎ合い、割とあっさり「食べたい」という気持ちに軍配が上がった。せめて、一枚ずつ味わって食べよう。
1、紅茶と全粒粉
ルリスさんのロゴ入り。口に含んだ瞬間に紅茶がふわっと香る。全粒粉なのでザクっとした食感で食べ応えがある。

2、ラム酒のガレット
厚みが1.5cmくらいあって小さいのにボリューミー。バターの風味が病みつきの美味しさ。

3、3種のナッツとココア
アーモンドとピーナツとマカデミアかな??(違ったらごめんなさい)ココアとナッツはよくある組み合わせだけど、ナッツは普通1種類じゃないですか?3種類とはサービス精神が旺盛!

4、ココナッツとチョコのアーモンドクロッカン
思ったよりもザックザク食感。クッキー缶において食感はかなり大事な要素だと思うんです。食べ飽きない構成力、満点。

5、ゆずとチョコレート
優しい柚子のアイシングに、砕いたチョコ入りのクッキー。チョコの風味がしっかりしてるけど、比較的薄焼きなので重たくなりすぎない。わたしはこのクッキーが一番好き。

6、チェリーとココア
このエッジの効いた美しい形を見よ!絞り出しクッキーは自分でも作るけど、こんなに綺麗な形には焼けない…
サクサクできめ細やかな食感は、これぞクッキー!といったところ。

7、チョコのメレンゲ
個人的にはメレンゲクッキー好きなので嬉しい。バターの重厚感のあるクッキーが多いなか、軽い食感で箸休め的存在。

8、胡桃とココアのブールドネージュ
サクほろ食感のブールドネージュ。優しい甘みでくるみの食感がいいアクセント。癒し系の味。

9、抹茶とアーモンド
アーモンドと抹茶、お互いが主張しすぎず良いバランス。抹茶の香り、ちょうどいい苦味が感じられて深い味わい。

10、チーズと黒胡椒
唯一の塩系クッキー。甘い、塩っぱいの無限ループ、ここに完成!

結果、ぜんぶ美味しかったわけなんですが。
以前、私の生徒さんがこんなことを言ってたんです。
「ケーキを習うようになって、こんなに手間がかかるって身を持って知ったから、市販のケーキやお菓子もすごく味わうようになったんです」と。
まさにその通りで、このクッキー缶も一缶作るのにどれだけの手間がかかっているんでしょう。作るのは大変、食べるのは一瞬。
本当に、お菓子は素晴らしい夢を見させてくれますよね。
コスパとかダイパとか簡単にいうけれど、本当に素晴らしいものはやっぱり手間暇がかかっているのだと思います。
ルリスさん、個人で営業されており、販売日も限られておりますが、とっても美味しいので、気になった方はぜひチェックしてみてくださーい。
https://www.instagram.com/kashigoya_lelys?igsh=MWZxejJtczZiNXZkbg==%0A
