見出し画像

詩 「秋の螺旋」

高く広がる秋空へ
少し冷たき風が肌に触れる度
澄み渡る青の絵の具が
始まりを告げる螺旋階段

移ろう季節が交差し
巡る日めくりの中
落ち葉は舞い
見つめた視線の先は

赤く染まる紅葉と
黄金な光を持つ黄葉は
色彩鮮やかに映り

褐色に染まった秋色が
目の前へ落ちていく

それは短き秋物語が浸透した証
そして心は儚さに憂いを纏う

ゆく秋と流れる描写は
情緒を揺らすように

今立つこの場所で
深き記憶に刻まれ
秋果ての時を告げていく

         紗羅

いいなと思ったら応援しよう!