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詩 「風を飛ばした午後」

眩い日差しの中
夏雲が浮かび

時は流れていくように
この空の下を駆け抜けたあの日

幼き自分が
今の自分を通り過ぎ
視線を向けると
何処かへ消えていく

いつかの場所は変わり
心は変わらぬままで

突然訪れる夕立ちは
大人になった今でも雨に打たれる

遠い空を見つめながら
思い出が座った今
あの頃の夢を見るように

夏を知らせる陽炎は
記憶の中で静かに揺らめく

風が吹き抜ける度
歳を重ねていく今日の刻

昼下がりの陽に包まれ
黄昏れる思いを飛ばしてみた

          紗羅

梅雨の中休み
夏雲が山の上に浮かび
晴れ間が広がった今日。

午後からは風が吹き始め
湿度を含みながらも

心地良さの中で
空の行方をしばらく見つめていた。

遠き空の向こうに
昔を思い出し
懐かしさに浸った午後時間

落ち着いた時は静かに流れていった。

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