詩 「春のポスト」
どれだけの春と出会っただろうか
優しい日差しに背を押され
隙間から覗く春空は
眩く暖かい光を照らす
今年もやって来る知らせに
少し心を弾ませ
笑みを遠くへ飛ばした昼下がり
ひと息つく穏やかな時に
思い出のフィルムがゆっくりと流れていく
幾たびも共にした短き春の夢
触れたそよ風へ手を振り
出会いと別れを繰り返した
また会おうと約束はせず
季節のカレンダーは春を示す
もうすぐ南風がこの街へ届き
駆け出したポストまで
それを開いて目にしたものに
春の陽だまりが揺れていた
紗羅
おはようよねちゃんさん
宜しくお願い致します。
