【OCG】ドレミコード+堕天使 忘備録(2025.10〜11)
※全文無料で読めます
割と満足した+ 限界を感じたので誰かのためになりそうと思って忘備録。
ふらっと数回出た公認でそこそこ勝てた程度で深くは詰めきれてないので世界の研究と風向き待ち。

【カードラボ遊戯王OCG優勝デッキ】
— サテライトショップTOKYO秋葉原 (@stllt_tokyoa) October 31, 2025
10/31開催のランキングデュエル(マッチ戦)の優勝は
『ドレミコード+堕天使』を使用された「ぱすとらみ」さんでした‼️
(参加人数1️⃣3️⃣名、戦績4-0)
おめでとうございます㊗️🎊 pic.twitter.com/9XXSy8k76R
【経緯】
「BURST PROCOTOL」の情報が公開されていく中、初報時に目を奪われた1枚がありました。

《黄昏の堕天使ルシファー》。
出た時に妨害罠を含めた2枚のアドバンテージを獲得できるのに加えて、堕天使固有のコピー能力もあることで自ターンでは《堕天使の追放》、相手ターンでは妨害をコピーすることで、1枚で実質4枚のアドバンテージを取れる破格のスペックに本当に椅子から転げ落ちかけました。
このスペックでなぜか対象にとれない大体4000打点という堅牢さで《無限泡影》による妨害も効かず、成立さえすれば間違いなくゲームに勝てる逸材であることを確信。

同時に実装された堕天使サポートも全て強力。
特に実質1枚で融合が成立する《佚楽の堕天使》により、融合の難易度の問題のクリア+相手ターン妨害として全除去《黎明の堕天使ルシフェル》が絡められることで妨害の質も担保されている破格ぶり。

モンスター2種による潤滑性能も合わせ、十分に現代環境でも戦えるだろうと考え、昔の関連パーツを集めながら発売まで構築を細々と練っていました。
●純構築の限界
ウキウキで構築を始めたのも束の間、ものの数日ですぐに絶望する事態に。
初動が…少なすぎる…

新規の《堕天使ジェフティ》初動はわかりやすく《虚光の宣告者》+《黄昏の堕天使ルシファー》になるものの、それ以外のろくな1枚初動がありません。
《堕天使ユコバック》
→★4以上天使と併せ持ちで初動になるが、1.5枚初動の上で《堕天使の追放》を経由しないと動けないのでバリューが低い
《悦楽の堕天使》
→1枚初動ではない
※召喚権のない状況で堕天使をサーチしても何も起きない
候補に上がる堕天使下級の微妙っぷりは上記の通りで、何より全て召喚権を必要としており手数が全くありません。
現代遊戯王において基本の動きが召喚権一辺倒なのは、適当な誘発1枚で止まる可能性があまりにも高く、基盤として成立してるとは言い難い出来。

固有の強みとして《堕天使イシュタム》+《堕天使グルガルタ》の併せ持ちによる0枚消費融合成立ムーブがありますが、回していくうちにそこそこ都合がいい話であることが発覚。
《堕天使の追放》の存在から揃える/融合の成立は確かに狙いやすいですが、どこまでいっても2枚初動の域を出ず、安定感に欠けます。
《堕天使イシュタム》自体は特に組み合わせを考えなくとも手札交換ができ、ドロー誘発の受けを含めた墓地融合の準備としても最適な唯一無二の存在ではあるものの、《灰流うらら》はもちろん遭遇率の高いヤミーやリシドで採用される《聖王の粉砕》の存在から、2:1交換のリスクが常に伴います。
毎回でかい堕天使を捨てて融合で貫通〜とできればいいですが、これもかなり都合のいい話。

《悦楽の堕天使》との組み合わせ初動として《多層融合》が採用でき、後攻の勝率改善がある程度期待できる側面はありましたが、後攻の《黎明の堕天使ルシフェル》はボーナスありきでないとさほど強くないのもあり、《月光舞獅子神姫》ほどのインパクトはありません。
色々回ると《大天使クリスティア》を横に立てれる豪快さもありましたが、総じて勝率を担保できるほどの安定感に欠けると判断し、純構築については泣く泣く断念。
結構レアリティ拘って事前に揃えていただけにまあまあ落胆。
●ドレミコードと混ぜる
とは言え調整過程の展開ルート模索の中で発見もありました。
代行者ギミックを絡めたリンク展開による堕天使アクセスルートです。

要約すると「天使族3体+手札コスト1枚=虚光ルシファー」として出力できます。
召喚権を使用していても成立しているのもかなり大きい点。
当初は融合素材の闇★6↑天使×2の確保の為に事故要素となる上級堕天使を多く採用する必要がある…と考えていましたが、これならかなりの枠圧縮になります。
成立の為に必要なデッキ内の中身が《マジェスティ・ヒュペリオン》のみ、かつ素引きしても問題ないのも非常に優秀。
これに伴い初動のアプローチを「天使族を3体揃える」に切り替えて該当するギミックを模索。
とはいえただ並べて手札を捨てるだけでは《灰流うらら》受けの面で脆い部分も変わらないので、展開道中で誘い出せるレベルの相応の手数を持ち合わせていることも要求されます。
これに見事に適合したのが【ドレミコード】でした。

7月時点の新規追加で大きく強化を受けていたテーマで、《幸せの多重奏》というとんでもないパワーカードを旗頭としたP召喚による展開力に長けた天使族テーマです。
細々と話題にはなっていた気がしますが、発売当時のデッキビルド魔境環境の影響もあり、かなり影が薄いのが実情だったのではないでしょうか。
ドレミコード視点で考えると、Pテーマの噛み合い・最大出力を考えると相方は基本的にはPテーマ同士で混ぜるほうがセオリーと言えます。
ただ既存のPギミック側(例:覇王)に1枚初動となるギミックが限られてる(=ドレミコード側で初動を補っている)傾向があり安定性を欠くのであれば、相方側で(最終盤面目標に対しての)1枚初動を補強して貫通力や安定感を増すことで勝率向上を見込めるという差別化があります。もちろん今考えた後付の理由です

展開力のあるPテーマと言えば、先達として《オスティナート》を擁する【幻奏】もありますが、《オスティナート》からの仕掛けをほぼ強要される択の狭さ/再現性の低さに加えて、《原始生命態ニビル》の受けがいまいちなのが評価を下げます。
一方で【ドレミコード】は後述の《暁天使カムビン》を初動・貫通札として採用できることでかなりの再現性が担保されると共にギミック内に《原始生命態ニビル》への回答があり、ギミック全体の完成度が高いことを評価しています。
ということで机上論をもとに数回実戦を重ねたリストが以下。
【サンプル構築】

《黄昏の堕天使ルシファー》が成立する1枚初動15枚+《金満で謙虚な壺》を確保し前述の貫通力・安定性を確保してます。
OCGを触ると《金満で謙虚な壺》の採用可否が相対的な勝率の向上=デッキ選択理由の一因と感じるほど重要に思えます。
●ドレミコード(展開パターンも併記)

展開の主軸ですが、採用するドレミコードの枚数はほぼ必要最低限の枚数としています。
正直《堕天使ジェフティ》を通すより《幸せの多重奏》のほうが遥かに展開の最大値が高いです。
通常だと非召喚権の手数は《幸せの多重奏》しかありませんが、天使族のみで展開が可能な為《暁天使カムビン》を採用することで手数の向上に貢献しています。

テーマ固有の展開要素としては《グランドレミコード・クーリア》による万能無効が非常に優秀で、《原始生命態ニビル》のケアを筆頭に誘発をガメられて《佚楽の堕天使》まで待つようなプレイを自然とケアすることが可能です。
ただし発動条件として「リンク先が空いている」必要があるので、展開しすぎると無効効果が使えません。気にしながら展開する必要があります。

●《幸せの多重奏》+コスト2枚(※ニビル無視最大展開)
基本的には使わない展開です。
展開最大値の叩き台として、ここまでできるんだよぐらいの例。
・《グランドレミコード・クーリア》の万能無効
・《虚光の宣告者》による魔法罠無効
└《堕天使の追放》→《堕天使グルガルタ》サーチでコスト確保
・《黄昏の堕天使ルシファー》による墓地の堕天使魔法罠コピーでの妨害
└《佚楽の堕天使》から《黎明の堕天使ルシフェル》による全除去
・任意のリンク2〜4による妨害
└ここでは《ファイアウォール・ドラゴン》でのバウンス1回
・(コスト用の《堕天使ジェフティ》
・《黄昏の堕天使ルシファー》により天使族に対象耐性
・任意の堕天使罠による妨害
・《ドレミコード・ソルフェージア》のP効果による場のモンスター効果解決時無効
※1枚の盤面でも《グランドレミコード・クーリア》の万能無効と選べる
・《堕天使の追放》2回によるコスト確保or罠追加サーチ
└相手ターン《堕天使グルガルタ》コスト→《堕天使ルシフェル》サーチでコスト2回分+全除去構え
太字は後述のケア展開と共通部分。
全てを無視してexモンスターゾーンを移し替えながらリンク値最大で展開することで、前後に散った6〜7妨害を敷くことができます。
途中で《グランドレミコード・ミューゼシア》の奇数/偶数入替効果で1妨害を追加してます。
非常に強力な盤面ですが、展開中にリンク先を埋めてしまうので《グランドレミコード・クーリア》による誘発ケアができない瞬間があり、普通に《原始生命態ニビル》を食らいます。
●《幸せの多重奏》+コスト1枚(ニビルケア)
先に《グランドレミコード・ミューゼシア》を出すことで《幸せの多重奏》を拾っておき、《原始生命態ニビル》を撃たれても《黄昏の堕天使ルシファー》に向かえるようにします。
最終盤面の妨害数は2妨害減りますが、それでも強耐性の5妨害程度が確保されているので十分です。
副次的要素として2回目のP召喚時に回収した《ドレミコード・プリモア》を《失楽の堕天使》のコストに充てられる為、手札消費の面でもエコです。
ちなみに《羅天神将》の部分は妨害の質の側面だと《S:Pリトルナイト》とかでもいいですが、闇属性を置いてしまうと《黄昏の堕天使ルシファー》本体を《超融合》で処理されるリスクがあります。
他属性で制圧になるリンク2〜3があればなんでもいいです。
ニビル分岐
①《軌跡の魔術師》着地後(Pスケール貼り時)
1度P召喚して適当なドレミコードをexに特殊
↓
トークンと併せて《アーティファクト・ダグザ》
↓
《幸せの多重奏》から再度P召喚し2体ss
↓
《アーティファクト・ダグザ》と1体で《失楽の堕天使》から《堕天使ジェフティ》回収
↓
残りの1体で《グランドレミコード・クーリア》を出し、万能無効を構えながら《堕天使ジェフティ》召喚
↓
リクルートした《堕天使グルガルタ》のトークン生成効果で★6天使を捻出しながら展開(※場で融合)
②《軌跡の魔術師》からP召喚後
《幸せの多重奏》のPスケールss効果で2体をss
↓
ドレミコード2体で《失楽の堕天使》から《堕天使ジェフティ》をサーチし展開続行
※《グランドレミコード・クーリア》+スケールが成立していない為、リソースは一番減る
③それ以後
《グランドレミコード・クーリア》が着地してるので基本的に無効にしながら《失楽の堕天使》を出せて展開が続行できるが、どのタイミングで撃たれても万能無効の1妨害は減る
●《暁天使カムビン》+ コスト1枚
天使族縛りの上から展開が可能です。
ただし縛りは発動「前」にもかかるタイプなので、《超融合》などと併用できない制約があるのには注意。
《原始生命態ニビル》は先に《代行者の近衛 ムーン》を出しておくことで間接的にケアすることが可能ですが、手札コストが追加で必要になります。
ニビル貫通
撃てるタイミングは1回目のP召喚後のみ
墓地の《マジェスティ・ヒュペリオン》をssし、手札に回収した《ドレミコード・プリモア》を通常召喚して《失楽の堕天使》にして《佚楽の堕天使》にアクセスする
※《虚光の宣告者》は立たないが、《堕天使の戒壇》を採用すると追加可能
●《ドレミコード・プリモア》召喚+コスト1枚初動
基本展開の先出し《グランドレミコード・ミューゼシア》ルートとほぼ同じですが、召喚権がない為《失楽の堕天使》で直接《堕天使グルガルタ》を落とし、リンク3の代わりに《虚光の宣告者》を出して展開します。
召喚権がない為、《原始生命態ニビル》ケアには手札コストが追加で必要になります。
ニビル貫通
《軌跡の魔術師》後のP召喚後に撃たれる仮定
《幸せの多重奏》のPスケールss効果で2体をss
↓
ドレミコード2体で《代行者の近衛 ムーン》→《マジェスティ・ヒュペリオン》落とし
↓
《代行者の近衛 ムーン》とトークンで《アーティファクト-ダグザ》
↓
《マジェスティ・ヒュペリオン》蘇生から《失楽の堕天使》にして《佚楽の堕天使》にアクセスする
※《虚光の宣告者》は立たないが、《堕天使の戒壇》を採用すると以下略
●おまけTips

・《ドレミコード・プリモア》は展開に2枚しか使わないが、《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》の素材に使うパターンを想定すると1枚墓地にいくと再利用が難しい/展開が成立しなくなるので、3枚採用推奨
被って引いても貫通札になる
・《ドレミコード・プリモア》のP効果にはターン1制限がないので、P召喚の度に回収し得。
貫通展開では召喚して展開するパターンもある為、忘れないことを意識。
・追加のPモンスターを引いてる場合、《軌跡の魔術師》を経由せず直接《グランドレミコード・クーリア》に向かえば《原始生命態ニビル》を直接ケアできる
・同じ場にない時条件では《ドレミコード・ソルフェージア》のss条件はドレミコードのみ、《暁天使カムビン》は天使族のみと微妙に違うので注意。
《堕天使ジェフティ》を貫通させたい場合は前者は先出しする必要がある。
後者は単に天使族展開札として使う際に、《アーティファクト-ダグザ》を経由して場を天使だけにしてから出したりなどのパターンがある。
・《幸せの多重奏》を通すことが最もバリューが高いので、一番最後に撃つ形で誘発を躱すことを意識してプレイする
●堕天使

ドレミコードを展開の主軸に置いたことでサブギミックというか展開出力のゴールとしての役割を担う形となった為、必要最低限の枚数で運用できるようになりました。ただ全体のパーツ総数としては枠をとりがち。
展開前の《堕天使の追放》を実質的な《堕天使ジェフティ》4〜6枚目/貫通札としての運用に割り切ってます。
《堕天使グルガルタ》は往復でのターン運用を必須とする為に2枚必要、堕天使罠はセットできない事態を避ける+最終盤面で両構えできるパターンが多い事から2枚を採用。(罠は後攻時基本減らす)
不安定性を内包していた《堕天使イシュタム》に加え《堕天使の戒壇》等も排斥し大幅な枠削減をしています。
が、《堕天使イシュタム》自体を採用するメリット自体は以下のようにかなりあり、3枚は過剰でも1枚採用してるか否かで取れるプレイの択が広がります。
完全に好みの部分なので要検討材料。
・《おろかな埋葬》を初動にできる
(グルガルタ落とし→追放→ジェフティ→イシュタムリクルート→追放コピーで佚楽→リンク2から佚楽)
└《堕天使ジェフティ》の召喚を前提とする為、初動札としては有用だが貫通札としては使いにくいことが評価を下げる
・《堕天使の追放》を「手札の《堕天使グルガルタ》を捌く」択に変換できる
→ドロー誘発の受けとして融合に直行できる可能性を持てる
└手札から捌くこと自体は《幸せの多重奏》でも担えないことはないが、着地までのドロー枚数が雲泥の差
・最終盤面に添えることができれば実質1妨害増える
└《黎明の堕天使ルシフェル》の蘇生で直接or《堕天使ジェフティ》経由でリクルートが狙える
・展開完了時の《堕天使の追放》2回分を不確定2ドローに変換してギミック外のカードを引き込みにいける
└《堕天使ジェフティ》の回収効果も綺麗に使える
└ただし逆に確定サーチ分を失うことになるので、コスト用の《堕天使グルガルタ》と罠のどちらかを欠損しがち

展開は《堕天使ジェフティ》召喚からの一本道だけなので割愛しますが、《グランドレミコード・クーリア》がある場合に《堕天使グルガルタ》で下手にトークンを出すとフィールドが埋まり無効効果が使えなくなるので、展開しすぎに注意(1敗未遂
いっぱい展開しても《アーティファクト-ダグザ》が増えてサイド後に《拮抗勝負》ケアしたりM∀LICE相手に構えたりできるぐらい。
●自由枠

1枚初動多量なことからP召喚系の割に誘発等の採用はしやすいですが、2ギミック搭載により枠自体はさほど多くありません。リターンの大きい札を優先したほうがいい傾向。
マルチャミー系を良くも悪くも手札コストとP召喚で活用しやすいのは〇。

《堕天使グルガルタ》により「禁じられた」シリーズがサーチでき選択肢として採用を検討しやすいですが、展開ルート上《佚楽の堕天使》をサーチする必要がある為、追加で堕天使魔法を引いてるパターンでのみ捲り/最終盤面に添える形しかないことからそこまで重要視しなくていい要素と感じてます。
今回はP構築かつ《超融合》を採用していることからのコスト難から《禁じられた一滴》もいまいちで、枠としては先攻札運用として上振れ展開で拾えるパターンを意識してサイドに《禁じられた聖冠》を採用してます。
後攻の捲りはサーチが通ってるなら愚直に融合体の成立を狙うべき。
展開の為のEX枠自体は非常にコンパクトなので《強欲で金満な壺》や《超融合》を採用できるのが固有の強みと言えますが、別にEX枠に余裕はない(=サイドにEX枠を採用するほど)ので一長一短。
特に《超融合》の採用可否は今期【ヤミー】【巳剣】の最終盤面への意識をした時に一番奇跡を起こせる可能性があり個人的な評価は高いですが、展開・ 最終妨害に手札コストを必ず使うことや《暁天使カムビン》との噛み合いも悪い点からベストとも言えないのが正直なところ。

ここからトップ引きだけで勝ちます
《羅天神将》を取っている理由は先述の通り相手の《超融合》意識ですが、《堕天使ジェフティ》が場に残ってしまい結局ケアできない展開もあるため割り切って全然抜いてもok。
《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》 はベースはドレミコード初動への先攻時のドロー系誘発の受けを意識した採用で、返しのターンで捲る一縷の望みを託せます。
単純な妨害設置なら《LL-アンサンブルー・ロビン》とかも候補ですが、環境対面への効力が薄くいまいち。
後攻時はもちろん《天霆號アーゼウス》による捲りも狙える為、特にリシド対面を意識するのであれば絶対にセットでメインから取ったほうがいいです。
個人的思考はex枠を《超融合》用に確保したかった為、メインの捲りは割り切ってギミックの展開に任せ、後攻時の捲り用としての枠・《次元障壁》P宣言下でドレミコード下級+《暁天使カムビン》と併せて盤面を処理する有効な手段としてサイドに落としてます。
【アーキタイプとしての強み/使用感】
※肯定的要素のみ記載
・当初の構想通り、十分な1枚初動・貫通要素を確保してあるので安定して展開ができる
・展開系特有の先攻押し付け力が高い
・マイナーテーマなので誘発のマスカン箇所が対面視点わかりにくそう
(※予想してないタイミングで撃たれることもあり一長一短でもある)
・《神属の堕天使》「だけ」はETに強い
【課題と限界】
色々書いた上でみんなもぜひ使ってね!と書くのは簡単ですが、嘘偽りなく悪い部分のフィードバックもします。
こういうnoteを書く時は決まって記載対象に見切りをつけたはいいものの、勿体ないから思考整理過程だけアウトプットして文献として残して次のデッキの模索に充て始めると相場が決まってます。
●ドロー系誘発・ ドロールの受け

お世辞にも受けがいいとは言えません。
《黄昏の堕天使ルシファー》を出すアプローチを回りくどくした(=天使族を3体並べる)弊害で、ドロー系誘発は最短でも3〜5ドロー程度させての擁立となってしまうことがほとんどです。
《堕天使イシュタム》採用しても毎回都合よくすぐ融合できるわけではないですしね。
《ドロール&ロックバード》についてはより深刻で、確実に融合が成立しません。
一応の止まりところ・ターン確保として《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》を採用してますが、《No.41 泥睡魔獣バグースカ》のような拘束力があるわけでもなく、他に誘発や妨害を抱え込んでないと正直焼け石に水です。
とは言えドロー系誘発については《堕天使グルガルタ》をexではなく手札内で供給できる手札であれば少ない消費での融合が見込め、《黄昏の堕天使ルシファー》さえ成立すれば見た目3妨害が保証されるので、動ければある程度はゲームになるかな、といった程度。
●思ったより簡単に突破されるルシファー

自認《月光舞獅子神姫》みたいな顔してますが、対象に取られないだけなので本当にあっさり対処されます。
ぱっと思いつくだけでも
《天叢雲之巳剣》
《ライトドラゴン@イグニスター》
《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》
《星辰竜パーン》
《アルバスの落胤》
《厄災の星ティ・フォン》
とメジャーどころには自然と対抗策が備わっています。
特に《厄災の星ティ・フォン》は墓地コピーすら封じられてしまうので、リシド相手なんかは妨害の掃き方を考えて立ち回る必要があります。
展開時は併せて罠も構えますし他の妨害もあるので1種だけで簡単に突破!とはいかないですが、当初思っていたより全能ではない。
●特筆した強みに欠ける

常勝できる強いデッキの常としては
・誘発の受けがいい
・完成された盤面が無限妨害などでまず捲られない
・次ターンも継続したリソースがある
・後攻時の捲る能力に長けている
・大量の誘発を採用できる余裕がある
といった何かしらの独自性を持っているものがほとんどですが、《黄昏の堕天使ルシファー》についての信頼に欠けている現状、少しパンチに欠けます。
「1枚初動が十分採用できて安定感のある展開系」
「展開系だが 《超融合》を採用できる余裕がある」
「最終盤面が前後に散って崩されにくい」
と言った褒め方はできるものの、別に他のデッキでも達成可能なことを考えると、後述の理由も含めて進んでこのデッキを選ぶ…という動機は薄め。
●環境上の立ち位置が悪すぎる
デッキの構想は初報の9月中旬から考えてましたが、実はそれ以後のメタゲームの変遷は堕天使的には全くいい要素がありません。

情報公開時から予測はできてましたが、まずは9月末からの【巳剣】の台頭です。
デッキのユニークポイントである《天叢雲之巳剣》は《黄昏の堕天使ルシファー》単騎へのベストな回答で、あまりにも儚く突破されてしまいます。
そもそも純【巳剣】の完成盤面の突破に苦労する未来が目に見えていた為、この時点で《超融合》の必要性と混ぜものギミックの必要性を実感。
ちなみにドレミコードであれば先行展開が通れば《ドレミコード・ソルフェージア》の無効P効果も相まりチェーンを綺麗に組まれてもケア可能だったりするので、ある程度はいい勝負ができます。できるだけ。
しかもPテーマである以上、混ぜ物派閥として一定数いるライゼオルはどう考えても無理なことがわかりきっており、この時点でそもそも対面相性の評価を下げます。

ところが【巳剣】が台頭した結果、今度は【M∀LICE】が再注目。
同デッキでの相性的な採用に加えて、単純な誘発の評価として深淵の獣と《屋敷わらし》の採用率が急増。
墓地融合の《佚楽の堕天使》をゴールとする堕天使にとってはどう考えてもクリティカル。
結果、通常展開で両者をケアできる要素が必要となりました。
これに対してはドレミコードを発掘し、《グランドレミコード・クーリア》先置きで間接的にケアするというアプローチで修復を試み、いよいよ発売間近…となりましたが…

最後の最後に《白き竜の落胤》が発表され【烙印ドラゴンテイル】が成立したことで、個人的には完全にトドメを刺されました。
構造的に不利な要素のオンパレードです。
Pスケールを扱うデッキに対して、ドラゴンテイル側の《星辰竜ウルグラ》 や《The Fallen & The Virtuous》 で執拗に割られる展開も負け。
《黄昏の堕天使ルシファー》も《星辰竜パーン》《アルバスの落胤》で楽々回答に。
深淵の獣も入るし普通に烙印要素が濃ければ《空隙の原星竜》でスケールを割られナイトメアロックもあり…となんでもありです。

【烙印】系統が流行=融合/儀式を同時に見れる《次元障壁》のサイド採用傾向も向かい風で、Pモンスターも直接融合ルートにも刺さり真っ当なケアは難しめです。
ちなみに《幸せの多重奏》への《応戦するG》も機能不全になりがちです。
つまるところ
「発売前から考えてたら発売時までにとんでもなく逆風になってた」
のを肌で感じとった故の執筆となったわけです。いいのか?構築記事がこんなので…
●そもそも着地点が堕天使である必要ある?
かなり怪しいです。
確かに【ドレミコード】的には《暁天使カムビン》を採用できれば純初動が増え願ったり叶ったりな中で最終着地点に難があった為、天使族縛りの中で1枚で複数の妨害を生成できる《黄昏の堕天使ルシファー》はある意味求めていた存在と言えます。

それにしては中身のゴミが多いです。
それこそ、相方候補の《幻奏》と組み合わせれば、多少ちぐはぐな手札でもP特有のくっつきから強引に展開することも狙えます。
《召命の神弓-アポロウーサ》なき今だと着地点をどう持っていくかの検討が必要…という問題点はまた見ないといけないですが、動けないよりマシです。

さらっと紹介してましたけど、実戦でこの手札きた時にまじで泡吹きかけました。
なんかたまたま《超融合》引いて勝ちましたが、この時に「もう使わないかもな…」と実質引導を渡された気分になりました。
【後書き】
紆余曲折悲喜交交ありましたが、単純に構築面でのアプローチや展開プランの基盤としては整備された内容の記事になってるかと思います。
トーナメントシーンまで見据えてシビアに評価すると現状立ち位置が苦しい!というだけなので、純粋にデッキとして楽しむ分には十二分に戦える内容となっている自負があります。
この記事を書くのにあたり数回現行OCGの大会に出てみたのですが、今期はかなり分布がバラけてそうで皆思い思いの選択をしていて、マイナー含めどのデッキもプレイと構築で勝てそうな雰囲気はあるので、色々と探求できるいい環境な気がします。
悲観してますが当該デッキも別にそんなに勝率も悪くなかったですしね。(8-3-1)
関連パーツもとにかく安く参入障壁も低いです。
《白き竜の落胤》1枚買う値段で集まりますよ!
Q.もしかして《白き竜の落胤》初動で買いそびれて今更買いたくなかったから意地で使ってましたか?
A.はい。
終
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