【OCG】プロテクト展開型 三幻魔(2026.5)
先日(5/5)に使用した【三幻魔】でそこそこ勝てたので、思考過程やフィードバック含めて記録を残しておきます。
前半は試行錯誤過程が入るので、本構築自体の解説がささっと見たい方は目次から飛んで読むのを推奨します。
なお思考期間は約1日半、対人調整0の机上論構築だった点に留意ください。

パルcs
— 鉄蟹 (@tetugani) May 5, 2026
三幻魔
海皇 先◯◯ t負
烙印 後◯◯ t勝
ブリッツ 後◯✕et✕ t勝
キラーチューン 先◯✕et◯ t勝
キラーチューン 後✕◯et◯ t勝
巳剣ライゼ 先◯✕◯ t勝
姫 後✕◯et✕ t負
光と闇(Tさん) 後✕◯✕ t負
5-3
4位
決勝tに失速
先攻クリスティアorマジキャンで全てを破壊 pic.twitter.com/74SzDYLthG
◎経緯
前制限はちょろちょろOCGも触っていて《調和ノ天救竜》ぐらいは初動でちゃんと持っているぐらいだったものの、LIMIT2種→新制限→新弾(CORI)はあたりの約2か月ぐらいを全く触れておらず。
直近の環境や実戦経験がない状況の中、

大会の2日前に生き字引ことリュグロー(@ryugurou1929)より急な救援要請が。
幸い同日の予定が空いていたこともありこれを快諾したものの、確認時は午前中の出先で夜まで予定ありの状況だった為、「1日半で使うデッキを詰めて5/4の1日でカードを揃えて当日に臨む」というかなりハードモードの状況のスタート。
取り急ぎ最新弾のプールを確認したのち、
①1枚初動の枚数が多い
②性質上手札の純度を最大効率化して展開できる
③《ドロール&ロックバード》以外の誘発受けが良さそう
④単純に《超雷龍-サンダー・ドラゴン》が強いはず
との思考から【三幻魔】に注目し、使用デッキを決め打ち。
その後聞いてなかったチームメンバー3人目と合流したところ、たまたま初日から【三幻魔】を触っていた 眠(@Arc_Aura_)さんという噛み合い。
これにより基礎的な部分の補強・できる/できないことの指摘・採用可否のフィードバックという短期間調整で非常に助かる環境を幸運にも得られたのもあり、課題面にしっかりと向き合っての調整が進めれました。
最終的には自分の考えた展開・構築プランに眠さんも乗っかる形となり、一蓮托生していただけました。
ぶっつけプランにbetしてくれて本当に感謝しかないです。
以下、【三幻魔】の個別のカードについては把握している前提での内容となります。
基本的な部分を知りたい方はチームメイトの眠さんの解説動画が非常にわかりやすくまとめられてるのでそちらをご確認ください。
※この解説構築はデモンスミス型なので当構築とは異なるため注意
◎思考過程
構築を始めた段階で精査をする必要があると感じたのが以下の3点でした。
①初動枚数
②誘発の採択
③《三幻魔の殉教者》展開の着地点
①初動枚数

ギミック内での1枚初動は
《無窮の三幻魔-幻魔皇ラビエル》
《罪禍の三幻魔-降雷皇ハモン》
《神鳴り》
《三幻魔解放》
の4種類12枚。
全てが最終的に《三幻魔解放》に辿り着けるカードで直近のテーマを見ても全身初動といえるレベルの相当多い部類なのですが、経験則上は少し物足りない数量。
比較対象を挙げると、現行OCGのキラーチューンの完全1枚初動が15枚になります。
一応2枚初動として上記を引いていなくても
《三幻魔の殉教者》
《三幻魔の霹靂》
《三幻魔の失楽園》
のうちの2種を引いていれば展開は可能なので動ける手札自体は多いのですが、1枚初動が多いのに越したことはありません。

加えて通常敬遠されがちな似たような初動の被りによる手札の質の低下問題も、このデッキは動ければ三幻魔効果で不要初動牌を捨てて理想の手札に変換できるので、被ることの無駄が基本的になく動けることのほうが遥かに大事です。
この問題の解決はシンプルで、追加の1枚初動枠として《魂のカード》を追加しました。

初期ライフであれば4000/4000の三幻魔2種を選んで加えられる為、実質的なジョーカー枠です。
後攻では【閃刀姫】相手には《成金ゴブリン》の回復、デモンスミスが絡むと《刻まれし魔ラクリモーサ》のバーンによりライフを操作されることで発動できなくなる懸念はありますが、これ以上のカードは他にありません。
実戦中も先後共に引いた試合で撃てなかったことはありませんでした。
ただサーチ魔法が増えることでの懸念自体はあり
・《ドロール&ロックバード》のリスクが上がる
・《ナチュル・ローズウィップ》の制約にかかりやすくなる
が挙げられますが、前者はそもそも制限カードであることに加えて三幻魔最上級を手札に加えた時点で貫通して動ける手札が一定数あることから許容できる範囲と判断。
後者についても展開ルート自体は実はほとんど「手札からの」魔法の発動はしないので、《三幻魔解放》を絶対経由しないといけない場合以外はすり抜けられるのも見込んでいます。
とはいえここがネックになるのは間違いない為、最終的にはこの2枚に対してガードを上げたギミック外のカード採択を取ることにして補強しました。
②誘発の採択

当初の思考過程では「先後問わず不要な誘発は捨てて処理できるかつ1枚初動が多い為、誘発を大量採用することの正当性が認められる」デッキと考えていました。
特にルート上の《三幻魔の失楽園》の2ドローで実質的な妨害量を増やすのを狙いにいけるのが誘発大量にするメリットの1つと感じていました。

声かけ4時間後の構築ですが、この時は《調和ノ天救竜》含めて14枚の誘発を採用した形を検討していました。
【光と闇の儀式】の《二つの心》を強く意識した《幽鬼うさぎ》、キラーチューンと《黒魔導のカーテン》を意識した《応戦するG》を検討しつつ《調和ノ天救竜》の捲りパワーにすがる形で、その他「どの誘発を取るか」を半日ぐらいは考えていました。
《屋敷わらし》が【光と闇の儀式】まで意識して本当に強いかを話したり、《無限泡影》や《霆王の閃光》の採用を検討。
《調和ノ天救竜》の採用について当初は
・三幻魔本体のモンスタースペックでも十分戦えるだろうとの楽観
・制約に関係ない《超雷龍-サンダー・ドラゴン》の存在
・《三幻魔の殉教者》とのシンクロからの《氷結界の龍 トリシューラ》などでの捲り期待
・相手ターン発動なら返し相手ターンは《終戒超獸-ヴァルドラス》や墓地融合がアクティブ
との思考で、実際にDKCなどの勝利報告リストでも《調和ノ天救竜》搭載型が多くここを疑っていませんでした。
が、ここに対しては眠さんから
『キラーチューン相手に発動した際、《キラーチューン・ミクス》で《調和ノ天救竜》本体を処理されると三幻魔ギミック側でシンクロができない為、《三幻魔の失楽園》の展開まで通らないと結局満足に捲れないのでは』
という鋭い指摘が。

とはいえex展開がなくても《三幻魔の殉教者》を使った《無窮の三幻魔-幻魔皇ラビエル》の全除去効果までは狙える範囲ですが、《三幻魔の殉教者》によるリンク展開力を意識したほうがより柔軟性に優れるとの結論に至りました。
ということで《調和ノ天救竜》を断念しましたが、実際のところ後手捲り力において《調和ノ天救竜》より強い誘発がないのも事実です。
結果的に他の誘発で代用して固めて…を考えましたが、仮想敵の貫通パターンを含めるとあまり効果的でないように感じます。
また【光と闇の儀式】を使うリュグローより《応戦するG》が別に強くないという評価ももらったことで、こちらのメイン採用も泣く泣く断念。
そもそもMD上で自分で回して/使われても思っていましたが、仮想敵の1つである【キラーチューン】には1枚の誘発を投げたところで容易に貫通されてしまい、複数の重ね持ち前提or誘発の噛み合いが前提とされがちです。
1:1交換以下(無効誘発は1:0扱い)をしたところで別に有利にならず、結局減った手札をピーピング・トップ固定されて簡単に負けます。
そして誘発を大量に採用して初動が15枚搭載できるのであれば《調和ノ天救竜》を搭載できる【キラーチューン】でいいという事実に薄々気づきました。
またこれは実物を回してから実感したのですが、《三幻魔解放》からの最大展開は手札4枚を使う展開になることから、手札から捨てて妨害する誘発を使うと総手札枚数が減った状態で始まらざるを得ず、別に相性が良くないことに気づきました。
※もちろん2~3枚でも展開自体は可能だが、多いに越したことはない

個人的にはこの点から《ドロール&ロックバード》の評価も(個人的に嫌いなのはありますが)低めです。
一部デッキに劇的に刺さる抑止力があるとは言え、手札枚数6→5枚スタートで相手の練り切られたプランのケア・迂回盤面に対して勝ち切れるとは考えていません。
自分から相手のドロー誘発に撃つ想定も、このデッキはかなり《マルチャミー・フワロス》の受けがいいことから特に必要ないと考えています。
さてここまでわざと言及を避けていましたが、「手札消費の実質ない誘発」も存在します。マルチャミー系です。

「後攻でしかない強くない」という性質を三幻魔の手札整理で解消できる為、間違いなくデッキと最も相性のいい手札誘発です。
常に採用の最大優先順位に入るという前提は認識していますが、今回はあえてメインに採用していません。
理由の1つは現行環境シェア上位を占める【キラーチューン】【光と闇の儀式】【巳剣】【閃刀姫】といったデッキのドロー誘発受けが非常によく、キャントリップ(=1枚ドロー)気味にしかならない点。
特に【光と闇の儀式】相手を意識するとそもそも引けない展開もありえる為、現状度の対面にも強い「汎用的な誘発」という部類からは逸脱していると感じています。
それでもキャントリップになるなら別に…となるところ、ネックとなったのがデッキ全体としての枠。
三幻魔はギミック自体で(3積み分裂カードが多い関係で)枠をとりがちなことから、ギミック/初動カードのみで25~30枚近くの枠を要求します。
《マルチャミー・フワロス》を入れた結果、デッキ枚数が40枚からあまりにも膨らんでしまうと初動率/貫通力の低下を招くのであれば本末転倒と感じています。
それであればそもそも6枚目で引いた時に有効なカードのほうが勝率が向上しそうという思考に最終的になり、サイドデッキに落としています。
ここまでの思考を総評すると「そもそもほとんどの手札誘発が弱い」という結論にいきつきます。
しかしながらこれでは相手の先攻展開に対してなすすべがありません。
ということでここで発想を逆転させました。(前日の夕方ぐらい)
「先攻で使えない手札誘発を手札整理で捨てる」のではなく、「後攻で強い捲り札を多くして、先攻は手札整理で捨てる」へのシフトです。
もちろん捲り札ですらも《キラーチューン・ロタリー》の存在から完全なカード自体は存在しないのが事実なのですが、後攻を6枚で迎えてしっかり戦うことを重要視しています。
各種の採択には個別部分で後述しますが、採用する条件としては
①複数枚に対して効果的なカードであること
②先攻でも役割が持てる可能性があること
③《三幻魔の失楽園》で引き込んだ時に伏せて相手ターン妨害にもなること
④手札を減らさないこと
⑤ある程度汎用的に刺さること
を相対的に意識しています。
例えば《禁じられた一滴》は④に合致せず【光と闇の儀式】にいまいちですし、《禁じられた聖冠》は①が大きいですが捲り視点としては実はあまり強くないと感じており⑤を満たさないと考え不採用の判断としています。
《The Fallen & The Virtuous》なんかは①が惜しい。
ということで、結局メインから入った誘発の枚数は結局3枚(2枚でもいい)といっぱい入れるつもりが真逆になりました。
③《三幻魔の殉教者》展開の着地点

②の《調和ノ天救竜》採用を諦めたことでリンク展開を主軸に置くことが可能になりましたが、問題は最終盤面をどうするかでした。
《三幻魔解放》から最大展開をした場合、《終戒超獸-ヴァルドラス》を先出しして誘発をケアしながら《超雷龍-サンダー・ドラゴン》と《三幻魔の殉教者》が3体並びます。
このリンク値3の派生をどうするかが焦点となります。
例えばexデッキにほとんど頼らない展開をするのなら、《幻魔の殉教者》3体も《三幻魔の失楽園》の効果コストに充てることで追加で1体三幻魔を出し、

《超雷龍-サンダー・ドラゴン》のサーチ無効
《終戒超獸-ヴァルドラス》の万能無効
《劫火の三幻魔-神炎皇ウリア》のフリーチェーン魔法罠破壊
《三幻魔合殺》の無効破壊妨害
(※《三幻魔合殺》の蘇生対象先で分岐)
①《三幻魔の殉教者》→《三幻魔の神淵》での裏守備妨害
②《無窮の三幻魔-幻魔皇ラビエル》の全除去
③《混沌の三幻魔》融合での3回モンスター無効
のいずれか(①②は重複可能)
で十分すぎる盤面にはなります。
《調和ノ天救竜》を採用している場合はex枠をほぼ使わないこの展開が一番綺麗で、別にこれでも深いことを考えなければ勝ちは狙えます。
※《マルチャミー・フワロス》受けの展開としてこれに近くするのが〇
新規テーマ 【三幻魔】使用
— 眠(ねむる) (@Arc_Aura_) April 25, 2026
パルCS 予選3-1
閃刀姫 後×◯◯
閃刀姫 先×◯×
閃刀姫 後◯◯
キラーチューン 後×◯◯
展開を見た対面や知り合いがその場で興味を持ってくれて嬉しかった!
ほぼ完成してるので週末中に解説動画出します。 pic.twitter.com/uUhczDg6qM
またチームメイトの眠さんの初期構築ではデモンスミスギミックが採用されています。
リンク値2を《リプロドクス》にして最後の1体を光悪魔にすることでデモンスミス展開に移行して、盤面の増強をするプランです。
《魔轟神ルリー》が三幻魔の手札整理効果で捨てることができれば実質1手増えるので相性がよく、展開爆発力はすさまじいです。
このままでも十分とは思っていましたが、このようなゴール設定は(ほぼ後付けですが)以下の点から不完全と考えていました。

1つは《超融合》からの《四天の龍 スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の存在です。
融合体2体ないしラビエルが確定で吸われてしまいさらに1面に手が伸び、最悪の場合《捕食植物ドラゴスタペリア》で4面触れる状態にもなり盤面をぐちゃぐちゃにされてしまう可能性が高いです。
《超融合》自体はあらゆるデッキから飛んでくる可能性があり、闇属性ゆえの盤面の耐性の低さについては無視できない要素です。

2点目は【光と闇の儀式】の《超魔剣士ブラック・カオス》の存在。
こちらの先攻であっても《グリフォー》→《二つの心》から《混沌の魔王-スカル・デーモン》と落とすと墓地儀式魔法まで確定する為、《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》の上からですら捲られる可能性があります。
※《S:Pリトルナイト》を出してケア自体は可能
そして最後はデモンスミスギミック固有の問題でメインの枠を食ってしまう点です。
《リプロドクス》からの展開だと《刻まれし魔の大聖棺》を経由しないと展開の伸びが悪いことから《紅涙の魔ラクリモーサ》までの採用が必要で、かなりの枚数を必要とします。
また《魔轟神ルリー》に限りませんが、そもそも三幻魔の展開自体が通しさえすれば十分なリンク値が出ることから、捨てた時にボーナスが出るカードを採用して上振れを狙うのは過剰ではないかというのが着手当時から考えていた改善点でした。
若干毛色は違いますがピュアリィの《暗黒界の術師 スノウ》採用可否論議に近いかも。
ということで条件を整理すると
①《超融合》《超魔剣士ブラック・カオス》に耐性がある
②メインの枠を限りなく抑える
③あらゆる対面で勝つ
でしたが、そこで閃いたのが《プロテクトコード・トーカー》ギミックを経由しての《ぜんなのついなぎひめ》→《四花繚乱の霊使い》でデッキ内の特定のモンスターを蘇生することでの無限妨害制圧プランです。

※最後の手札もフリーなら蘇生先を除外した《三幻魔の操世者》にし、《クロシープ》を作った段階で蘇生効果を使ってから展開することで、最終盤面に《劫火の三幻魔-神炎皇ウリア》を追加できます
【5/8追記】
同条件なら《ぜんなのついなぎひめ》を出したあと《パーフェクトロン・ハイドライブ・ドラゴン》に変換してEXゾーンに展開。
《劫火の三幻魔-神炎皇ウリア》と《プロテクトコード・トーカー》で《四花繚乱の霊使い》を中央のメインモンスターゾーンに出して、蘇生した《ファイアウォール・ドラゴン》を間に挟むように出すことで、相手ターン中2バウンスが構えれるのでこっちのほうが強いです。

《クロシープ》を経由することでリンク3を4に伸ばせることは早々にわかっていたところからの伸ばし方に悩んでいましたが、トゥーンの展開考察などで候補に挙がっていたところから思い出しました。
《三幻魔の失楽園》の2ドローで手札にモンスターがなかったり《ドロール&ロックバード》で手札が増えない場合でも、《ファイアウォール・ドラゴン》の回収効果で《ぜんなのついなぎひめ》が絶対確定するので、ルートが左右されることもありません。
中身を引いてしまっても手札からリンクする、先に捨てても全く問題ないのもエコな上、不要牌を捨てれるデッキの性質とも噛み合っています。


使ってみて思いましたが、この「リンク4が捻出できれば《ぜんなのついなぎひめ》→《四花繚乱の霊使い》でほぼなんでも触れる」ギミックは過去の歴史を見ても禁止級の強さだと感じたので、今のうちに使い倒しておきましょう。(予言

呼び出す先として今回は特殊召喚する行為自体を封じて①の対策とするべく《大天使クリスティア》を採用しました。
ルートの中で光属性の《ファイアウォール・ドラゴン》が絡む為、問題なく蘇生することができます。
※《罪禍の三幻魔-降雷皇ハモン》は「三幻魔」カードの効果でしかssできないので選べません。自分も前日に眠さんに指摘されるまで勘違いしてました

また【閃刀姫】を強く意識しサイド後完封を狙う為、《マジック・キャンセラー》もサイドに採用しました。
どっから蘇生するねんという感じですがなんと《ぜんなのついなぎひめ》が機械族なので蘇生対象に選べます。
《閃刀姫-レイ》素引きだけ裏目ですが《終戒超獸-ヴァルドラス》により変身効果を無効にすればケア可能の為、ほぼ完封に近い盤面になります。
戦闘破壊がされる懸念も《三幻魔の神淵》で裏守備にして守ることができるので1面展開であればカバーできます。
自分は《超魔剣士ブラック・カオス》の裏目を極力なくすこと、《無限泡影》+2面展開で《マジック・キャンセラー》が突破される可能性、《ファイアウォール・ドラゴン》蘇生のほうが上振れがある(後述)などを気にしてサイドに落としましたが、チームメイトの眠さんはこちらをメインから採用していました。
眠さんも先攻展開では1回も捲られていなかったので、集約するのも1つの手かと思います。
※5/7追記
眠さんが《マジック・キャンセラー》の場合の手札5枚版フル展開のルート動画を作成していただいていたので、こちらでも紹介します。
大会後ですが召喚条件が素材制約を無視できるので《精霊コロゾ》を追加で添えられ、罠と併せて2面まで対応しながら攻撃力0の《ぜんなのついなぎひめ》を処理できるようになるのをRAM(@ramwatt)様が発見してくださっていました。
ETの《閃刀姫ーハヤテ》負けまでケアできるので、1枠取る価値は十分にあります。
なお同期間の大会結果などを確認するとサイド捲り札として《ダイナレスラー・パンクラトプス》や《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》が散見されるようになり、かつ《マジック・キャンセラー》がバレると魔法の捲り札が減る傾向もありえるので、メインプランは《大天使クリスティア》により軍配が上がると考えています。
もう1歩先の分析をすると、この期間でのサイド捲り札でラヴァゴやパンクラが散見されたからキャンセラーの信頼度が落ちて、かつキャンセラー意識で魔法捲り札が減るなら今後はさらにクリスティア安定のはず
— 鉄蟹 (@tetugani) May 7, 2026
でメタが回って魔法捲りに寄るとキャンセラーで詰む
つまり終わりです

また個人的にこのギミックを採用する決め手になった最大の点が《ファイアウォール・ドラゴン》が絡むことで《ドロール&ロックバード》を受けた際の展開の伸びがよくなることがある点です。
具体的には《三幻魔の失楽園》で《三幻魔の操世者》をリクルートしてから回収することで間接的にアクセスができます。
《三幻魔の失楽園》が起動できているということはほぼ手札にレベル10三幻魔があるということなので手札SSまで起動でき、《罪禍の三幻魔-降雷皇ハモン》が起動できない状況でも《超雷龍-サンダー・ドラゴン》の条件を満たして展開が狙えます。
◎構築解説

再三になりますが基本的なカード解説はチームメイトの眠さんの解説動画がわかりやすいので省略します。(宣伝
●《灰流うらら》1枚
後攻での誘発としての信用性を評価してないのは先述の通りで、ほぼ先攻のドロー誘発を弾くための先攻番長カード気味になっているの認識です。
そんな中なんで1枚だけ採用しているか?というと、限定的な状況ですが《ファイアウォール・ドラゴン》デッキ内の好きなカードを回収できるタイミングがあり、《灰流うらら》を回収することで《皆既日蝕の書》のケアにできることから1枚採用しています。

【具体的な条件】(※5/8加筆)
・《大天使クリスティア》を素引きしている
・リンク値が追加で1捻出できる
→手札が追加で1枚あれば基本的にok(操世者の蘇生効果でウリアを釣って捻出できる)
・《ファイアウォール・ドラゴン》の回収効果を使わなくても《ぜんなのついなぎひめ》を出せる手札である
この場合最終盤面で《ぜんなのついなぎひめ》を残しながら《四花繚乱の霊使い》を出せる。
《ファイアウォール・ドラゴン》の効果を最初に出したときはあえて使わず《ぜんなのついなぎひめ》で任意のカードを送り、蘇生した《ファイアウォール・ドラゴン》をリンク先に置くことで2枚回収することができるので、実質的に任意のカードを回収できる
※使った《ファイアウォール・ドラゴン》の効果は盤面バウンスなどに使えないので注意
※欲張るなら相手ターンのドローフェイズに回収する前提で普通に出た時にファイアウォール回収効果も使えば1枚分お得だが、相手のドローフェイズ最速《皆既月蝕の書》には対応できない
【5/8追記】
《パーフェクトロン・ハイドライブ・ドラゴン》のリンク矢印が下にもあることを失念していたので、墓地から好きなカード含めて2枚回収できることが発覚しました。
また相手の誘発ケア等で《終戒超獸-ヴァルドラス》が立てられないけどリンク値だけめっちゃ伸びる(殉教者がいっぱい蘇生できる)場合、代わりに《S:Pリトルナイト》を立てれる場合がありその場合は3枚回収/バウンスが狙えます。
なので《超雷龍-サンダー・ドラゴン》と《終戒超獸-ヴァルドラス》の位置を片側に寄せるように展開したほうがいいです。
また《灰流うらら》は6枚目で引いた場合にも《キラーチューン・シンクロ》や《閃刀姫-ゼロ》の分離効果に撃つなどギリギリ役割がある為、許容できる誘発として採用しました。
サイドに2枚目取りたかったけど当日までに枠を捻出できなかった。
ちなみに《マジック・キャンセラー》を出す形だとこの前提にはならないので、眠さんのリストには入っていません。
●《PSYフレームギア・γ》
《PSYフレーム・ドライバー》を手札整理で捨てることができ、かつサーチ系への《灰流うらら》《ドロール&ロックバード》への回答として最強レベルの為、入れ得です。
妨害誘発というより指名者感覚。
魔法を止める《PSYフレームギア・δ》は後攻の1:1の誘発でしか機能しない=ある誘発の選択肢の1つというだけの認識なので、今回は入れていません。
ちなみに専用のシンクロ枠を割かなくとも単体で《クロシープ》になる為、多少盤面がごちゃりますが問題なく上振れ展開可能です。
●《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》

単なる単体除去なので捲り期待として不安が残りますが、《神鳴り》の選択肢として取れる唯一無二の存在。
処理しづらい《ナチュル・ローズウィップ》を処理して回数リセットしたり、《閃刀姫-ゼロ》に投げてメインモンスターゾーンを押し付けたり烙印の融合体を処理したりと色々やってくれました。
ちなみに《二つの心》の耐性持ちに対して投げた場合、入れ替え効果でこのカードを選択して手札ssができる裁定ですが、こちらの手札にまた戻ってくるので出し続ければいつか相手の耐性リソースが枯れます。
当初はサイド候補でメインが懐疑的でしたが、捲り意識を強める+サイドの枠捻出の為にメインに昇格。
ちなみに出すときは《サクリファイス・アニマ》を採用してる場合はちゃんと空いてるEXゾーンの正面に出してあげましょう。
●《三戦の才》

撃てなそうな状況だったら捨てればいいので当初からうまく使えるデッキだとは思っていましたが期待どおりでした。
誘発多量推奨な風潮でデッキ相手も前方確認から貫通がしやすい、【光と闇の儀式】の入替先を戻せる可能性がある、単純にコントロール奪取で捲りを狙う、最悪2ドローに賭けれる…等々。
誘発を超えた展開であれば《三幻魔の失楽園》のボーナスでおまけハンデスがつくことも。
理論的にはサイドからの《三戦の号》も強そうですが、《次元障壁》以外の強い通常罠が思いつかなかったのと枠が無理すぎて没に。
ちなみに【光と闇の儀式】の耐性モンはパクれないので、対《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》突破専用気味。
●《皆既日蝕の書》

MVP捲り札。
対キラーチューンで現実的な捲りを考えた時に《キラーチューン・レッドシール》の範囲外から撃てる、ドローフェイズ優先権で《キラーチューン・リミックス》分離構えの行動を制約でき多面を見れる為、最適なカードの認識。
優先権を行使すれば《キラーチューン・キュー》で《灰流うらら》を拾う展開を狙っていても素引きされてない限りは上から通せます。(結局《灰流うらら》はきついですが)
その他ブリッツクリークの《ライオウ》をごまかしたり、伏せる防御札として耐えてドローさせても返しのリソース回復力で破壊したり。
このデッキでは《無窮の三幻魔-幻魔皇ラビエル》または《パーフェクトロン・ハイドライブ・ドラゴン》で基本的に裏にしたカードを一掃できるのも噛み合っています。
リンク環境でないことも非常に追い風。
ちなみにこのカードも【光と闇の儀式】の耐性持ちにはきかないので、やっぱり《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》専用カード。
●《三幻魔の失楽園》2枚
素引きした時に手札整理で捨てて展開を強めたい、《キラーチュン・キュー》の関係から2枚あったほうが助かります。
また《幽鬼うさぎ》を《三幻魔の失楽園》までガメられた際、《罪禍の三幻魔-降雷皇ハモン》が温存できてると貫通できたりします。
●《三幻魔の神淵》

最初見た時は「誰がこんな素引きしたら弱そうなカード3枠とって入れるねん」と思ってましたが、実物で触って回して
・《三幻魔の霹靂》《三幻魔の失楽園》2枚初動で回さざるを得ない場合に、《三幻魔の殉教者》で置いて展開が伸びる
・《三幻魔の霹靂》を素引きしている(ハモンで拾う余裕がある)際の《三幻魔の殉教者》のバリューが大きい
・《大天使クリスティア》展開で後ろにおける
・相手ターン《三幻魔合殺》で《三幻魔の殉教者》を蘇生して妨害追加
と非常に役割があり、必須の認識になりました。
ちなみにサイドの後攻時は最低限こちらはまとめて抜くのでサイドチェンジも楽。
●《混沌の三幻魔》

「実際展開がちゃんと通ったらこのカード出なくね?」と思って最初抜くことを考えていましたが、浅墓でした。
大前提としてこのカードの真価は《マルチャミー・フワロス》受けで妥協展開した際の最終妨害としての役割が重要です。
妥協展開すると三幻魔を3種場・手札に散らして構えれるような盤面になるので、妨害を打ち切ったあと常に融合の択があるかないかは勝敗に直結します。
耐性自体はガバガバですがさすがに3回無効にライフ回復がついてるのはだてではなく、ほぼ間違いなくターンが返ってくるのでリソース回収と併せて改めて展開を狙えます。
当日も《増殖するG》とマルチャミー2種を受けた絶望的な盤面をこれでごまかして勝利しました。すごい。
●《サクリファイス・アニマ》
《クロシープ》を出す為の変換役、《プロテクトコード・トーカー》の墓地コストとして1枠は必ず必要なのですが、一応他の候補もありえて微妙~な違いがあります。
①《サクリファイス・アニマ》
上振れ最強。相手がケアしないと1面処理が狙える
《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》との相性がいいが、捲れるときは最後全て吹っ飛ぶので誤差といえばそう
②《リンクリボー》
《三幻魔の殉教者》へ誘発をもらって止まってしまった際のライフカットとして、《魂のカード》を上から引くようなこともケアして一番安全。
なお《プロテクトコード・トーカー》の除外コストになる為基本的に墓地には残らないので、相手ターン《三幻魔の殉教者》への無効を避けるとかの役割はない。
③《転生炎獣アルミラージ》
《キラーチューン・レッドシール》等を考慮すると上記2種はレベルが上がって出せないので、召喚権を使うと唯一の候補。
ただし《調和ノ天救竜》を筆頭に逆に着地狩りされた後に《三幻魔の失楽園》で復帰した時に変換できなくなる。
上記で比較して一番上振れそうな《サクリファイス・アニマ》を取りました。
●《パーフェクトロン・ハイドライブ・ドラゴン》

使ってみて思ったけど意味不明カード。
《ぜんなのついなぎひめ》による先攻展開プランがそのまま後攻捲りの選択肢になるので、このカードあってこその後手捲り成立。
デッキの完成度が高まった要員の1つ。
デザイナーズコンボだろうけど共存してるのかなり無法。
●《閉ザサレシ世界ノ冥神》
回ればリンク値を捻出できるので、【光と闇の儀式】の超耐性をどかせる可能性を意識して採用したものの出せる場面に遭遇せず1回も出してないので使用感不明。
あったほうがいいとは思う。
●《超融合》枠
メインからの採用も検討しましたが、何度も話題に挙がっている通りメインギミックの手数は手札枚数に左右されることから、コストで対処をするこのカードはあまり感触が良く感じませんでした。
捲り札の条件である《三幻魔の失楽園》の2ドローで引いて強いカードではあり、先攻でもちょうどコストを含めて構えれたりしますが、逆に《ドロール&ロックバード》を撃たれた場合などで構えるのは難しかったりします。
色々悩んでいましたが、このカードをメインに取ると広い対面を意識してexもある程度枠を割かないといけないのが不都合であると感じたので、手札を使わずある程度広い《皆既月蝕の書》を優先し、サイドに落としてサイドインする仮想敵を定めることでex枠の両立を図りました。
ちなみに結果的に1回も撃てておらず、色々考えましたが《沼地のドロゴン》を入れるほどでもなさそうな感じもしました。
●《応戦するG》
採用理由は誘発採択の初期案のところに書いてましたが、結局1回も場にでてきませんでした。(烙印相手に引いたが撃てないまま終わった)
かなり過剰にみてる枠なので好みで減らせる枠。
●《拮抗勝負》
【光と闇の儀式】【閃刀姫】の後攻を考えた時に通ることで明確に勝率が担保できるカードと感じたので採用。
このデッキなら2枚被って残ったほうも捨てれます。
この2デッキ相手にはこのカードを《神の宣告》のバックアップ込みでどうやって通すかがサイド後の課題と感じたので、明確に意識するのであれば《怠慢な壺》まで採用して実質的な4~6枚目を捻出するべきです。
●実戦後の調整案
構築意図からの不満はあまりないですが、《ぜんなのついなぎひめ》の影響を受けて獄神1killが現実的なレベルで幅を利かせ始めたのを感じたので、じゃんけん気味にならないように多少意識した構築流動をする必要があると感じました。
《超融合》の枠の効力が得れてないので、この枠を追加の手札誘発や《怠慢な壺》の採用を検討するのがいいでしょう。

またこれは日本選手権ルール特有の問題なのですが、このデッキは《罪禍の三幻魔-降雷皇ハモン》の存在からET中のライフカット/ダメージ誘発能力が非常に高いデッキなのにも関わらず、現状の構築だと先攻1ターン目のライフ差要素がないので先攻で2回ETに入り相手が何もしなければ引き分け以下確定という状況が発生しました。
さすがにこの状況はデッキの特性上勿体ないので、同ルールの場合は《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》に枠を割いて先攻逃げ切りを狙うのをしっかり意識するべきでしょう。
ライフ差をつけた状況で何かを《終戒超獸-ヴァルドラス》で無効にし、横の《罪禍の三幻魔-降雷皇ハモン》を破壊することで護身が完成します。
◎Tips
実戦していて対人するなら絶対抑えておいたほうがいいなと思ったことがあったので後進の為に残しておきます。

《劫火の三幻魔-神炎皇ウリア》の③の能力はオリジナルを踏襲してチェーン不可がついており、かつ誘発即時効果です。
なので自分のターンであればこのカードの特殊召喚時に優先権を行使し効果の発動を宣言することで、相手にそのカードを開くタイミングを与えず破壊することができます。
たぶんこれで3人初見〇ししてます。
この性質から捲りにおいて非常に強力なカードなので、後攻時も罠を全部抜いてもこのカードは残しておいた方がいいです。
また優先権の放棄等についてはっきりやりとりすることを心がけましょう。
《皆既日蝕の書》もあったから昔ぶりに優先権行使して使いますって言った気がする。

《三幻魔の霹靂》と《三幻魔の殉教者》にはエンドフェイズの回収効果がありますが、相手のエンドフェイズ時と若干ラグがあり、テーブルトップだとどう考えても忘れる可能性が高いです。
しかも拾えないとリソース回復ができない為、忘れる可否については非常に致命的です。
事前にこの点は意識していたので、自分のターンを終えたら必ずデッキの上にサイコロを置いて、ドローする前の誘発忘れがないように意識して対策を心がけていました。
プレイする際には細心の注意を払ってください。

なお《三幻魔解放》にもターンを跨いで使えるサーチ効果があったのですが、こちらは対策してなかったので3回ぐらい忘れました。
1回はサーチできたら捲れてた試合を投げて1敗した気がします(愚か
こっちはMDみたいに光らないので、回数やって慣れて自分みたいにならないようにしてください。
◎最後に
1枚初動15枚で安定感のある圧倒的な展開力があり常に最大火力での展開が狙いやすく各種の誘発受けもよく、本当に突貫で作り実戦0で回したものの確かなデッキパワーを感じました。
とにかくリソースの増え方が尋常ではなく、また展開のルートもリンク値が伸びることから色々なことができるので、個々人で色が出しやすい点も非常にいいデッキだと感じました。
一方で3セット必ず出さないといけない関係で除外関係に非常に弱く、特に《キラーチューン・キュー》のトップ確認で《三幻魔の霹靂》が除外されるとほぼ負けになるのは無視できない点なのが実戦中に気づきました。
【光と闇の儀式】系でうっかり除外されてもやばかったり《S:Pリトルナイト》で墓地のを狙われたりと、色々と難があります。
※《三幻魔の殉教者》は《三幻魔の失楽園》で除外から帰還できる可能性があるので耐えてる

また散々言われてる話題ですが、次弾の【トゥーン】の《心を見通す眼》での手札常時公開により各種三幻魔見せが使えなくなるのは捲りプランの選定にて大きな採択を及ぼします。
まじでどうするんだろう。
ということで、使うなら今が旬!なので急いで書きました。
普通に《調和ノ天救竜》含めて誘発いっぱい入れたりする形も強い形だと思うので、思い思いの形で5月を楽しんでいただければと思います。
個人的にも構築から実戦までハードでしたが、かなり綺麗にまとめられた感触があったので構築観の自信が得られた体験でした。
重ねてチームメンバーと主催の皆様、対戦者の方々に感謝を。
