ハンドメイド作家ですが、計画もデザインも「何も考えていません」
私は完全に「感情派」のタイプです。
いわゆる「女性脳」とか「右脳派」ともいえるタイプなので、理論的に考えて進めるよりも、気の向くままに行動を起こす方がうまくいくタイプ。
ただ、これに気が付くまでに時間が掛かってしまい、自分にとってうまくいく方法を見極められるようになるまで遠回りをしてしまいました。
「本当はやりたくないんだけどなあ…」

始めたばかりの頃は特に右も左も分からなかったので、とにかくネットや書店でハンドメイド関連の記事、本を読み漁りました。
そして学んだノウハウはすぐ実践し、「きっとこうすれば売れるようになるんだろう」と信じて疑わなかったんです。
そのお陰で写真のスキルアップや、ネットショップの形はある程度整えられるようになった。
ただ、あまりにもノウハウを信じ切ってしまったがために、「私らしさ」をどんどん消してしまっていたとも思います。
本当はアクセサリーに小説のタイトルのような作品名をつけたい、本当は作品だけではなくて自分の考え方も発信するためにSNSを使いたい、本当は自分が作りたいものだけを作りたい…。
でも当時の私はノウハウにのっとって、「本当はやりたくないんだけどなあ…」ということばかりやっていたんです。
例えば作品名は「使用素材や使用シーンの分かるものにする」、SNSは「作品を宣伝する為に使う」、制作は「流行を調べて、それに合う物を作る」などなど。
「しっくりこない」という感覚をずっと抱えながら、作家活動を行っていました。
「売るのが苦手」を認めたら訪れた2つのオファー①

去年の秋頃、私は知人に「売るのが苦手なので、代わりにやってくれる人が居たらいいのにってよく思います」とポロッとこぼしました。
「どうやって売ろうか?」という視点からモノを売るのが苦手なんです。
ちょっと話は逸れますが、今の私の売り方は「どうやって魅力を伝えようか?」という問いが主軸になっています。
これはコンサルする時も心掛けているんですが、「どうやったらクライアントさんの作品の魅力が伝わるか?」という視点からご質問にお答えするようにしているんです。
ただ、知人と話していた頃はまだその視点が無くて、本気で「誰かやってくれないかな…」と悩んでいました。
それから1週間後。
まず、委託販売のオファーを頂きました。
私の住む宮城から遠く離れた横浜のハンドメイド雑貨専門店さんです。
今までは「委託販売ってなんだかよく分からなくて、挑戦するのが怖いな…」「ハンドメイドを始めたばかりだし、委託販売なんてまだ早いよね…」と思って避けていたのですが、そのお店は、たまたま旅行で訪れたことのあるお店でした。
私はそのご縁に「これって運命だ!!」と感じ、お店の方に「ぜひお取引をさせてください!」と連絡をしたんです。
その頃(といっても半年くらい前ですが)の私は、石橋を叩いて割るどころか、叩かずにじーっと見て「私には渡れないや…」と諦めるようなタイプ。
でも「ハンドメイドでは楽しい事だけをする!」と決めていたので、「運命だ!」という自分の気持ちのままに行動してみようと思ったんです。
「売るのが苦手」を認めたら訪れた2つのオファー②

(お世話になっているはなアンニャーさんのInstagramよりお借りしました。)
そうして横浜にある雑貨店さんとのお取引を進め、少しずつ「ハンドメイドって楽しいな」という気持ちを取り戻し始めていた頃。
今度は、鹿児島県与論島のお土産アクセサリー制作のオファーいただきました。
オファーを頂いてから知ったのですが、与論島は映画「めがね」のロケ地で、海の美しい、豊かな時間の流れる島でした。(早く行ってみたい…!)
地図で見てみたら、与論島の場所は沖縄の隣。
宮城県から横浜を通り越して、さらにさらに遠い与論島にご縁が繋がったんです。
それから、何だか忙しい日々が始まりました。
委託販売の納品では月に30点くらいを納品し、与論島の方も一度に10~25点ほどを納品。
突然販路が拡大して、月に1点、2点売れていただけの頃が嘘のようにバタバタしていたんです。
でも、自分が苦手な「売る」をあまり気にしなくてよくなったので、思いっきり制作に集中していました。(ただ、制作状況や委託販売などのお知らせをする為にSNSは毎日更新。)
教科書や先生は「計画を立てなさい」と言うけれど

この2つのオファーのお陰で「私の場合は、頭で深く考えず、ハンドメイドを楽しむだけでうまくいくんだ!」ということに気が付けました。
今までは何をするにも一生懸命に頭で考えていたんですが、今思うと、いつも思った通りにはいかなかった。
昔から「どうして計画した通りにならないんだろう?」「こんなに考えているのに、全然違う結果が出るんだろう?」と疑問に思っていたんですが、ようやく合点がいったんです。
「私はそういうタイプじゃない」って。
私は学校のテストでは成績が良いのに、全国模試とか受験とか、総合的な知識を求められると途端に成績が落ちるタイプでした。
学校の成績が良いと「頭が良い」と思われますし、言われた方もそんな気になってしまうんですが、ぜんぜん頭が良くなかったんです(笑)
昔から理論的に考えるとか、計画するとか、そういうことも苦手でした。
でも教科書や先生は「計画を立てなさい」って言うし、何だか皆出来ているように見えたから、ずっと自分も「それが出来なくちゃいけない!」って思っていた。
でも、出来なくたってよかったんです。
「皆がやっている方法が正しい」は間違いだと思う

今の私は基本的に、何にも考えていません。
作家活動について計画も立てていない、制作する時に素材が手元に届くまでデザインもしないので、ネーミングや紹介文も作品が完成してから考えます。
でも、ノウハウ通りにやっていた頃よりもずっとずっとうまくいっていますし、何よりも毎日とても楽しい。
なので今では「皆がやっている方法が正しい」「皆と同じようにやる事が早道」という以前の私の考え方は、間違いだったなと思うようになりました。
自分らしく楽しく進める道がベスト

私の今の作家活動の進め方、生き方は、とにかく「直感重視」「感情重視」です。
「面白そう!」「やってみたい!」と思ったら、すぐやります。
ハンドメイドを始めたばかりの頃は特に
閃く→考える→悩む→やる(やらない)
というパターンで考えていましたが、今は
閃く→やる→考える→やり続ける(やめる)
という感じで、「やる」の前に「考える」ことはあまりありません。(「きっとこんな風になって楽しそう!」という妄想はします。)
やり続けるかどうかの基準は「やっていて楽しいか」だけです。
辛かったら止めます。
いくら利益が出ても、喜んでもらえても、自分が辛かったらやる意味がないと思うんです。
自分の人生の責任は、誰も取ってくれません。
何をするにも決断をしたのは自分なので、責任を取るのも自分です。
それならば、自分が納得して責任を取れる決断をして、納得のいく人生を歩みたい。
誰かに自分の幸せを任せずに、自分で選び、納得し、自分で自分を幸せにしながら生きられるようになってから、人生は何倍も楽しくなってきました。
「楽しい」と「ラク」はちょっと違う

「やっていて楽しい」は、「ラク」とはちょっと違います。
この記事も2時間くらいかけて書いていますし、¥1000の記事だと5時間くらいかけて書きました。
私にとってその時間は楽しい時間ですが、いつも頭をひねって考えて書いているので、書きあげると達成感の伴う疲労感でヘトヘトです。(今日は腹ペコもくっついています。)
だけどやっぱり根底にあるのは「楽しい」という気持ち。
感情派の私は、その気持ちがあるから、今日も記事を書くことが出来ました。
だからきっと、明日も書けます。
「今日は何を書こうかな?」と相変わらず何も考えず、とりあえずパソコンの前に座る私が、目に浮かぶようです。
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