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ハンドメイド作家「sarari」である前に、「私」として心を届けたい

ハンドメイドは、「顔」が見えないことが多いと思います。

私はイベントに出ないと決めているので、尚更そうです。

作家の「顔」も、お客様の「顔」も、作品を偶然見て下さった方の「顔」も、ファンになってくださった方の「顔」も、見えないことが多い。

でも、確かにそこには「人」が居ます。

そして私は「お店」としてではなくて、「私」として、ハンドメイドをしたいと思っています。

今日のテーマは「ハンドメイドと私の温度感」。

私が考えている「ハンドメイドの世界」について、書いてみようと思います。


ハンドメイドを介して「感動」を届けたい

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私がハンドメイドを始める前、買う側としてハンドメイドを楽しんでいた頃のお話です。

作家さんから作品を買ってはいるものの、「人から買う」というよりも、「お店から買う」という印象が強いなと感じていました。

良いとか悪いとかいう話ではなく、私にとってそれが、ちょっとした「違和感」だったんです。

それからしばらくして、私は「売る側」になりました。

色々勉強する必要性を感じてビジネス書などを読んできたのですが、私はなぜか、ディズニーランドのホスピタリティの本に強く感銘を受けていたんです。

「私もディズニーのように、お客様に『感動』をお届けしたい」

実はこれまで、密かにそんなことを考えて作家活動をしてきました。


私の中にある「感動」の定義

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ラッピングをものすごく素敵にするとか、作品がゴージャスとか…そういったことから生まれる「感動」を演出しようと思っている訳ではありません。

自然から生まれた天然石という素材を使っていることもあって「捨てるものが少ないけど、可愛いラッピング」を心掛けているので、ラッピングはとってもシンプル。

作品のデザインもそうで、いたってシンプルなのです。

では、どこから生まれる「感動」を望んでいるのか。

それは、「人」です。

ここで前述した私にとっての「違和感」の話に戻るのですが、買う側から売る側になったことで、その正体が分かりました。

私がかつて買う側として抱いていた「違和感」の正体は、「人と触れ合った感じがしない」という味気無さ、無機質さだったんです。

「作家さんという『人』が売っているのに、どうしてこんなにも機械的なんだろう」というモヤモヤを抱いていた。

もちろん理由はあると思います。

でも私は、もっと「私の温度感」が伝わるやりとりがしたいと思いました。

私は「sarari」というブランド、「sarari」という作家である前に、「私」という「人」を感じながらお買い物をしていただきたい。

「心」を感じられる、あたたかい体験をしてもらいたい。

そんな思いで、ネットショップを運営しているのです。


私の「ありたい姿」はホスピタリティの中にある

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私はハンドメイド作家ですが、ホスピタリティに関する本をよく読みます。

ホスピタリティとは「心のこもったおもてなし」という意味で、ホテルや旅館における接客の際に求められる精神のことと認識しています。

私の場合はネット販売を主体にハンドメイドをしているので、ホスピタリティは関連が無い言葉のように感じられます。

でも、私の「ありたい姿」はそこにあるのです。

例えば「こうしたいんですけど、どうですか?」と聞かれたときに、100%お客様のご希望通り出来なかったとしても、100%の「NO」は言いたくない。

「どうしたら出来るか」を考えて、ご希望のことに少しでも近づけるような方法をご提示して、少しでもお客様に寄り添えるようにしたいのです。

私の作品を気に入ってくださった方に、少しでも喜んでもらいたい。

「心」を届けたい。

だから私は、ホスピタリティを学ぶのです。


「心に残る感動」は「人」から生まれると思う

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私はディズニーのファンというよりも、ディズニーの「ホスピタリティ」のファンです。

「お客様に心から喜んでいただきたい。楽しんでいただきたい」

その気持ちが、キャストという「人」から感じられるからです。

アトラクションが面白い、キャラクターがかわいいなどから感じる感動も、もちろんあると思います。

でも…やっぱり「心に残る感動」をもたらすのは「人」だと思うのです。

ネット販売が主体の私のハンドメイドでは、私の顔はまったく見えません。

しかし、「私」を感じてもらう方法はあると思っています。

それは「言葉」「文字」という方法です。

私の場合は作品を購入したいただけたり、作品を発送したりしたら、お礼やクリックポストの追跡番号などと併せて、季節や時勢に合わせたメッセージを添えようにしています。

例えば、こんなふうに。

「気分の晴れない毎日が続いていますが、アクセサリーを介して、〇〇様の日々に少しでも笑顔を増やすことが出来たら嬉しいです」

「季節の変わり目で体調を崩しやすい時期となっておりますので、どうぞご自愛くださいませ」

それと、作品には手書きのメッセージカードを同封するようにもしています。

「このアクセサリーが〇〇様の毎日を、穏やかに導いてくれますように」

そして意識的にお客様の名前をお呼びするようにもしています。

「名前」は、特別なんです。

お呼びするだけでグッと距離を縮めることが出来る、大切な言葉。

「私は、あなたに喜んで欲しい」という「気持ち」を少しでも伝えたくて、そんなことも意識しています。


「sarari」である前に「私」でありたい

私はハンドメイド作家として活動をし、お客様と関わっていく中で、「売る」「買う」という関係だけで終わりたくないと思っています。

「私の温度感」を感じられる交流をしたいと思っているんです。

それはやっぱり、私の「心」を届けたいから。

「作品を気に入っていただいて、ありがとうございます」

「作品を介して、少しでもあなたの毎日を楽しく、幸せにできますように」
「あなたがどうか、幸せでありますように」

「また」とは、言わないようにしています。

何だか重たいな、と思って。

だから尚更、「もう会えないかもしれないあなた」との時間を、大切にしたい。

「sarari」である前に「私」としてハンドメイドがしたい。

今日も「心」を届けたい。

ホスピタリティは、そんな私の作家活動に欠かせない、大切な「心のあり方」なのです。


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