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「私」を諦めないために、挑戦しながら生きていく

「挑戦」は、怖いことでした。

「挑戦」は、変わることだから。

私は、変わることが怖かったのです。


変わりたいのに、変わることが怖い

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変わりたいのに、変わることが怖い。

私の頭と心の中は、いつも矛盾していました。

何の取り柄もない自分が嫌いで、人と話すことが苦手なために輪に入っていけない自分を変えたいと思っていた頃があって。

たくさん本を読み、たくさんの人と話すために外に出ました。

それは、私にとっては大きな挑戦だった。

だけど結局、私は変われませんでした。

取り柄は見つからなかったし、「人と話す」という苦手は、克服できないまま。

それだけでなく、入ってはいけない雰囲気のサークルに勧誘されたり、苦手に挑戦したストレスのあまり、過呼吸と激しい動機で救急車で運ばれたりしたこともありました。

「私って、変われないんだ…」

苦手の克服を諦めた私はまた「変われない私」に戻り、自分に嫌気がさす日々を送っていたのでした。


人生を変えるための挑戦

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私は、定期的に苦手なことに挑戦するようにしています。

それは「私を変えるため」、というよりも、「人生をもっと豊かにするため」の小さな挑戦です。

前述した「人と話すこと」というのは、私が小学生の頃から自覚していた「苦手」。

自覚した頃から何度も克服に挑戦していたので、私の中では「小さな挑戦」のグループにありました。

そんな風に「自分の苦手を克服するための挑戦」は、幼いころから何度も取り組んできた。

でも、「人生を変えるための挑戦」は、したことがなかったのです。

そんな私が「生き方を変えよう」と決めたのは、26歳の時。

うつ病になったことがきっかけでした。


「正しい」と思っていた生き方以外にも、「生きる方法」がたくさんあると知った

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「うつ病になってしまったのは、今までの生き方はもうできない、限界だって、私の中の何かが言って証拠だ」

特に根拠はありません。

ただ漠然と、そう感じたんです。

自分の考えや意見は間違っていて、自分以外の人が言うことが正しい。
ただ、それに従って生きていればいい。
それが「普通」で、そうしていれば、皆と同じ「普通」で居られる。

私はずっと、そう考えて生きていました。

26歳の頃も、そうだった。

だけど、その生き方に限界も感じていました。

「私」という心を、意志を殺しながら生きていくことに、限界だと思っていたんです。

うつ病になって、たくさん本を読みました。

病気に関する本はもちろん、考え方を変える方法を学ぶためにも本を読み、自分の心を理解するためにカウンセリングルームへ行ったり、信頼できるお医者さんと出会って治療にも取り組んだりした。

そうしたら、気付いたんです。

私が「正しい」と思っていた生き方以外にも、「生きる方法」が、たくさんあるということに。


新しい生き方の「鍵」は自分の外側にあり、本当に求めていた生き方は自分の中にある

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敷かれたレールの上を一歩もはみ出さない生き方が、正しいと思っていました。

大学を出たら就職、就職したら結婚、結婚したら出産、出産したら子育て…。

隙間なく敷かれたレールを辿るように進むことが、正しいと思っていた。

でも、全部思い込みでした。

それは、私だけに見えていたレールだった。

「皆にも、これが見えているんだろう」

そう思っていたレールは、私の頭の中にしかなかったんです。

そして、新しい生き方の「鍵」は自分の外側にあり、自分が本当に求めていた生き方は自分の中にあることを、私は知ったのでした。


自分の価値観が壊れていく音

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「生き方はもっと自由で、多様で良い」

それに気が付いた私は、自分を縛っていた鎖を、どんどん壊すことにしました。

・ 「正しい生き方」をしなければいけない
→ 生き方は人それぞれに違っていていいし、「正しい生き方」は自分の思い込みだった。
・ 苦手があってはいけない
→ 苦手もあって良いし、無理に克服しなくてもいい。それよりも、得意なことを沢山やろう。
・ 辛く苦しい思いをしてこそ仕事だし、我慢したからお金がいただける
→ 楽しく幸せな気分になれることを仕事にしても良いし、それでお金をいただいても良い。

毎日のように、ガラガラと、自分の価値観が壊れていく音が聞こえました。

慣れた価値観を壊す怖さも少しはありましたが、それよりもずっと、私は心地よさを感じていた。

壊していった価値観の向こうに、新しい生き方という、光が見えていたからです。


「今の自分ではダメ」という前提を変えること

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今までの私にとっての「挑戦」は、「今の自分ではダメ、もっとすごい人になるために挑戦しなくちゃ」という理由があって、やることでした。

「人と話す」という苦手を克服するために飲み会や料理教室に行くとか、彼の親戚の集まりに積極的に参加するとか、バイトをするとか。

「今の私は全然ダメ」という前提があるので、そこに「楽しさ」なんてある訳もなくて。

「辛いことに打ち勝つ」

それがかつての私にとっての挑戦の意味でした。

その挑戦の先に、光は見えていません。

「今の私は全然ダメ」という前提をずっと持っていたので、ひとつ克服出来たら「次はあれ」「その次はこれ」と、どんどん新しい課題を見つけていたはずです。

だから私には、挑戦すること以前に、やらなければならないことがありました。

「今の私は全然ダメ」という、前提を変える必要があったんです。


私だけの「希望の光」

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うつ病がきっかけで「生き方は、人の数だけある」と気付いた私。

今まで持っていた苦しい価値観を壊し、手放す日々を送っていくうちに、自然と、

「私だけの生き方を探そう」

という気持ちが湧いてきました。

生まれて初めて、私だけの「希望の光」を見つけたんです。

それは、今まで「私の考え方は間違っている。周りの人の言葉こそが正しいから、それに従おう」と思い込んでいた私が、初めて、自分の意志で決断した瞬間でもあった。

私は自分のことが嫌いだったし、信じてもいませんでした。

何もできない、残念な人間だって思っていた。

自分には何の価値もないって。

そんな私に何が出来るか分からなかったけど、「今のままで居たくない」と、ハッキリ感じたんです。

「変わりたい」って、心が叫んでいたんです。


私が人生を変えるために、挑んだ世界

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私が人生を変えるために、挑んだ世界。

それが、ハンドメイドでした。

ずっとずっと、憧れていた世界なんです。

ずっとずっと、来たかった世界なんです。

そして「私の個性を活かせる場所」として、選んだ世界でもありました。

私は人と話すことが苦手ですが、ひとりで居ることは全然苦になりません。

コツコツ地道な作業を続けることも好きだし、細かい作業や、頭の中にあるイメージを文章や作品として形にすることも好きです。

そうやってどんなに些細なことでもいいから「私が好きだと思う行動」を集めて、興味のあることと照らし合わせ、見つけた世界。

それが、ハンドメイドの世界でもあったんです。


今の私が好き

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人生の中で、一番大きな挑戦となりました。

来年で30歳になりますが、自分で「やる」と決めて、自分でここまで続けてきた挑戦って、今までなかった。

ハンドメイド作家sarariとして活動を始めて、2020年10月18日で2年が経ちました。

変わりたいのに、変わることが怖い。

その矛盾がどうして起きていたのか、今なら分かります。

今までの私の「変わる」の定義とは、自分の持つダメな部分と向き合って、それを消し去ろうとすることだった。

「どうしてこんなことも出来ないの!?だから私はダメなのよ!」って自分を叱り飛ばし、無理や我慢をして「完璧な私のフリ」をすることが、私にとっての「変わる」ということだったからです。

今は、「変わりたい」と思わなくなりました。

だって、今の私が好きだから。


これは、私が初めて『やる』って決めた挑戦なんだから

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ハンドメイドは、自分が決めなくてはいけないことが沢山あって、自分でやらなければいけないことも沢山あって、最初はとにかく戸惑いました。

知らないことがありすぎたんです。

ネットショップに作品を出せば売れると思っていたけど、そうではなかったし、写真の撮り方も分からなかったし、SNSの発信方法もサッパリ知らなかった。

知らないこと、分からないことにぶつかるたびに自力で調べ、「これかな…?」と思う方法を試し、失敗しては、また別の方法を試す。

そんな毎日を繰り返しました。

「こんなことを続けていて、意味があるんだろうか…?」

何度も、そう思った。

その度に「これは、私が初めて『やる』って決めた挑戦なんだから」と自分に言い聞かせて、前を向き直したんです。


今まで見たことの無い「私」が、そこに居た

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今までずっと人を頼ってきた私が、初めて「頼れるのは自分だけ」、という状況になってみて、分かったことがありました。

それは「私にも、できることがあったんだ…」ということ。

もちろん、最初からスルッとできたことはあまりなくて。

何度も試行錯誤をして、失敗もして、傷つきもして、やっとの思いで「できた!」と感じられる経験を繰り返しました。

「諦めない私」
「試行錯誤をし続ける私」
「転んでもただでは起きない私」
「自分を見捨てない私」…

今まで見たことの無い「私」が、そこに居ました。

今まで「ダメな人」と思っていた私に、「そうじゃない」と感じられる一面が見られるようになった。

それが一度ではなくて、何度も、です。

「ハンドメイドの世界に飛び込む」という大きな挑戦の中で、「新作を出す」「ブログを始める」などの小さな挑戦を何度もしてきました。

その度に「私には、こんな一面もあったんだ!」ということに、気が付ける。

そうすると、気持ちにも変化があって。

私は小さな挑戦を繰り返すことで、嫌いだったはずの私のことが、好きになっていったんです。


「前を向くための挑戦」が、私を変えてくれた

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ちなみに相変わらず、「人と話すこと」などの苦手は苦手のままです。

でも今は「それはそれでいい」って、思っています。

救急車のお世話になるくらい自分を追い込んで克服しようとしても、できなかったのだから。

「私、泳げないんだよね」と言うことと同じように、「私は人と話すことが苦手なんだ」って、思うことにしました。

これは諦めでもありますが、悪い意味では無く、「自分を丸ごと受け入れた」ということでもあった。

かつては完璧な人になろうとしていた私が、「私にはできないことがある」「できないことがあっていい」と、認めたということだったんです。

そして今は、今まで見ようともしなかった「できること」に気付き、それを使っていく生き方をしています。


私にとって挑戦とは、何なのか

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私に、今の生き方を私に教えてくれたのが「挑戦」でした。

「生き方を変えよう」という、挑戦。

「ハンドメイドの世界に飛び込もう」という挑戦と、その中にあった無数の小さな挑戦たち。

今までは「ダメな自分を完璧にするための挑戦」しかしてこなかった私が、人生で初めて取り組んだ「前を向くための挑戦」。

それが私の生き方も、価値観もガラガラと変え、人生をキラキラ輝くものに変えてくれました。

今の私が挑戦するのは、そこに「希望」という光を感じるからです。

「何が起きるんだろう!」というワクワク、楽しい気持ちが、いつもそこにはあります。

今日だって、そうです。

「#挑戦している君へ」

そんなテーマを見つけ、ワクワクしたから、私はこのテーマで記事を書くことに挑戦しました。

「私にとって挑戦とは、何なのか」

その物語が、この記事から伝わっていたら、嬉しいです。


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