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「はたらく」を変える、小さな旅

私が今、幸せに暮らせている、理由。

それは「はたらく」の意味が、変わったからです。

ずっと「辛くても我慢して仕事をし、その対価としてお金をもらう行為」が「はたらく」だと思っていました。

アルバイトをしていた時も、建設系の仕事に就いていた時も、「そういうもの」だった。

でも、「うつ病」という形で心を壊してから、私は動き出しました。

私にとっての「はたらく」の定義を変えるために。


「はたらくって、なんだろう」

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体調を崩して仕事を辞め、転職活動中に「集団に属すこと」への緊張とプレッシャーが限界に達して、うつ病になった私。

「はたらくって、なんだろう」

そんな疑問が頭を巡るようになり、初めて真剣に「はたらく」ということと向き合い始めました。

色々な本を読んだり、時にはノートの自分の気持ちを書いたり。

当時はうつ病の治療に専念すべく、主婦として、日々ほとんどの時間を家で過ごしていました。

読書が好きな私は、それはそれで楽しんでいたものの、「何だか時間がもったいない気がする」とも薄々感じていて。

そんな日々を送っていたら、気付いたんです。

「はたらく」が楽しいものになったら、人生って、もっと楽しくなるんじゃないかって。

そして「はたらく」が、「人生」という限られた時間の中で、大きな部分を占めるということに。

当時は「はたらく=辛いこと」と思っていましたが、「そうじゃない人も居る」ということにも気づき始めていました。

私の周りには「はたらく=辛いこと」と思っている人しかいなかったけれど、テレビや、当時読んでいた本の中には「はたらく=楽しい、幸せ」と思っている人も居ると知ったのです。

「私も、そうなりたい」

思えばこれが、私にとっての「はたらく」の定義を変える第一歩。

それから私は「私」と向き合い、「はたらく」に生かせそうな要素を探す、「自分探しの旅」に出たのでした。


今度は、笑顔で楽しくはたらける仕事をつくる

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本を読み、考え、ノートにまとめる。

それが私の「自分探しの旅」の方法でした。

自分の性格に合わないアルバイトをしたり、ブラック企業に就職してしまったり、「はたらく」ということに良いイメージがなかった私の「自分探しの旅」の、目標。

それは「今度は、笑顔で楽しくはたらける仕事をつくる」ということでした。

そのためにノートに書いたことは、こんなことです。

・ 一人の時間なら、いくらあっても平気
・ 頭の中のイメージを形にすることが好き
・ 細かい作業をコツコツ続けることができる
・ 文章を書くことが好き

「こんなこと、何の役に立つんだろう」

ずっとそう思っていた、私の持つ要素。

他にも

・ 好きなこと(読書、手書きで考えをまとめることなど)
・ 得意なこと(スピーチやプレゼンなどの1人で人前で話すことなど)
・ 今までの経験(うつ病、集団に馴染めなくて悩んだことなど)

など、「何も役に立たなそう…」なんて思いながら、とにかく思いつくだけ書いて、眺めて、「何ができるか」を考えました。

そうしたら「一人時間が好き」「細かい作業が好き」「頭の中にあるイメージを形にするのが好き」という要素が、浮かんで見えて。

「ハンドメイド」

ずっと憧れていたその世界に、辿り着いたのです。


「どうして売れないの」

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(作家活動の初期の写真です。)

私にとってハンドメイドは、キラキラ輝いて見える、憧れの世界でした。

ずっと「買う側」として楽しんでいて、「いつか私も作家になりたい」なんて心のどこかで思っていたものの、「私には無理」決めつけていた世界。

その世界の扉を、私は恐る恐るくぐることにしたのです。

ただ、ハンドメイド作家活動に必要な知識や技術は、ほとんど何も持っていませんでした。

ビジネス的なことは全くわからないし、SNSもプライベートでしか使ったことがなかったし、ハンドメイドに関する資格も持っていない。(今も資格は何も持っていません。)

ハンドメイド作品をネットで販売するには写真が重要だということ、SNSでの情報発信が必要だということも「何となく理解する程度」で、作品の販売を始めました。

「ネットショップで販売を始めたら、そのうちポンポンと売れ始めるんだろう」

そう、思っていた。

結果は、玉砕。

半年くらいは「月に1点売れるかどうか」という状態のままでした。

当たり前のように、心の中は「辛い」「悲しい」「悔しい」という気持ちでいっぱいで。

「どうして売れないの」

毎日そう考えては、「きっとこれが悪いからだ」と「悪いところ」を見つけて、それを修正すべく頑張る、ということを繰り返していたものです。


私が当たり前に繰り返してきた、自分を苦しめる生き方

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「私がうまくいかないのは、私が悪いからだ」
「だから私は、『私』のままで居てはいけない」
「私は、『すごいワタシ』にならなくてはいけない」

「すごいワタシ」

今の自分とは違う、なんだかすごい人。

上手に写真が撮れて、SNSの使い方もうまくて、ポンポン作品が売れちゃうようなセンスのある人。

「そういうワタシにならなくちゃ」

当時の私はいつも、そう思っていました。

今の自分を全否定して、非の打ちどころのない「すごいワタシ」になろうとする。

思えば、私は幼い頃からずっとそういう考え方、生き方をしていて。

「今の自分ではダメ」

無意識に、いつもそう思っていた。

それが、私が当たり前に繰り返してきた、自分を苦しめる生き方の原因でもあって。

「はたらく」

その定義を変えようと始めた、ハンドメイド。

それがまさか、私の「生き方」まで変えることになるなんて、思ってもみませんでした。


自己否定がスタートラインにある頑張り方では、売れない状況は変わらない

「今までの、自己否定がスタートラインにある頑張り方では、売れない状況は変わらない」

作品が売れない期間を半年過ごした私は、そのことに気付きます。

だから、決めたのです。

「今までと違う頑張り方をするために、もう、楽しいことしかしない!」と。

重箱の隅をつつくように自分の悪い所を見つけて修正するのは、もうやめようと思いました。

そして、楽しそうなこと、面白そうなことに沢山挑戦して、それをどんどん発信していこうと決めたのです。

「楽しいことしかしない」

これは「ラクなことだけをやる」ということではありません。

例えば、委託販売。

「月に1点売れるかどうか」の時にお店の方からオファーをいただき、お取引を開始したのですが、最初の納品数は、40点以上でした。

「40点以上」

一度にそんな大量に制作したことなど、当然ありません。

でも「委託販売をしたい」と思ったのは、私。

「委託販売って、楽しそう」と感じたのも、私。

なので、「やる」と決めました。

そして、何とか形にできました。

しかも、あれから1年経った今でも、そのお店とはお取引を続けさせていただいています。


「教える」ということ

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それから数か月後、「作る」こと以外に、「教える」ということも、始めました。

何かと失敗が多く、何かとうまくいかなかった、私の作家活動。

「こんな私に伝えられることなんて、あるのかな…」

そんな不安も、ありました。

でも、やっぱり感じてしまったんです。

「コンサルって、面白そう。私の経験が役に立てたら嬉しいし、きっと楽しい!」って。

口頭で話すことが苦手な私ですが、メールやLINEならできると思ったので、それらを使った「書き言葉」でコンサルをすることに決めました。

やってみると色々な方からお申し込みが入ってきて、ビックリ。

「ハンドメイド作家活動を始めたい方、始めたばかりの方」を対象としているのですが、そういった方の他にも、作家歴が2~5年の方からもお申し込みをいただきました。

最初は「私より先輩だ…!」と焦り、不安になってしまった私。

でも「ハンドメイドを続けている長さより、どれだけ本気で向き合っているかの方が大切だと思います。」というお客様の言葉で、気持ちが切り替わったのです。

始めたばかりの頃は無料でコンサルをし、1か月後くらいから有料サービスとして提供をスタートしたコンサル。

今では、お陰様で、毎月様々な作家さんにお申込みいただけるサービスとなっています。


「もう、楽しいことしかしない!」

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作家活動の基準を「悪い点を修正する」から、「楽しいことしかしない」に変えた私。

今までと違う基準で起こしてきた行動の数々は、私を取り巻く状況を、じわりじわりと変えてくれました。

一番の変化はやっぱり、「月に1点売れるかどうか」という状態から脱出できたこと。

ネットショップの売上がアップしただけでなく、委託販売先が増えたり、委託先での売上もアップしたりと、今までの私のままだったら起こりえない成果が見えてきました。

さらにnoteを介してコンサルを始めたり、撮影方法やSNS運用についてのノウハウを有料noteとして販売することで、「はたらく」の新しい形も見えてきて。

「もう、楽しいことしかしない!」

そんな考え方を基準に行動し、成果が見えてきたことで、「私が楽しんでいることが、お客様を笑顔にするために必要な要素だ」と、思うようになりました。

ハンドメイド作家としての「売れる」ということは、「誰かを幸せにすること、笑顔にすることだ」と、気が付いたからです。

そしてそれは、生き方自体の基準にもなって。

「私が幸せでいることが、周りを幸せにするために必要だ」と、思うようになりました。


笑顔の循環が、今の私にとっての「はたらく」

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「はたらく」

その定義を変えるために始めた、私のちいさな「自分探しの旅」

そこで見つけた「役に立たなそうな、私の持つ要素」は、今、私の相棒となり、大活躍してくれています。

・ 一人の時間なら、いくらあっても平気
→ アクセサリーの制作や、メールコンサルのお返事に没頭する時間に
・ 頭の中のイメージを形にすることが好き
→ 新作や、宣伝のための凝ったデザインの画像をつくるエネルギーに
・ 細かい作業をコツコツ続けることができる
→ 制作没頭期間に欠かせない長所に
・ 文章を書くことが好き
→ 毎日更新するブログやメールコンサルに大活躍

「はたらくって、なんだろう」

そこから始めた、個人的な「はたらく」の意識改革。

それは結局、私の自己否定的な生き方を変え、そして、私にとっての「はたらく」の定義をごっそり変えるものとなりました。

今の私にとっての、「はたらく」。

それは、「笑顔」です。

私の作品や言葉で誰かを幸せにし、笑顔にすること。

誰かの笑顔で、私が笑顔になること。

その笑顔の循環が、今の私にとっての「はたらく」。

そして、私の人生にとっての、「しあわせ」です。


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