とあるハンドメイド作家の幸福論
ハンドメイドの作品を買うって、「とっても楽しいこと」でした。
憧れの作家さんの作品をお迎えできる喜び、楽しみ、幸せ。
「作品を買う」ということは、「幸せになる」ということと同じだと思っています。
そして今は「買う」から、「売る」立場に変わった。
立場が変わったら、最初の頃は「作品を売る」って難しくて、大変で、辛いことだと感じていました。
でも、思い出したんです。
「作品を買うって、楽しいことだったよね」ということを。
今日のテーマは「作家とお客様の間にある『幸福』の循環について」。
私が考える、お客様も幸せ、そして作家さんも幸せになれる「ハンドメイド作家sarariとしての幸福論」をシェア出来たら、とっても嬉しいです。
「買ってもらうには、どうしたらいいのかな…」

作家活動を始めたばかりのころ、どうしても「売りたい」という気持ちが先行してしまいがちでした。
「買ってもらうには、どうしたらいいか」
いつもそればかり考えていて、いつの間にか「自分がどんな作家活動をしていきたいのか」が後回しになっていたんです。
しかも「どうしたら売れるんだろう」から始まる行動は、ことごとく失敗に終わりました。
例えば「一点物なので購入はお早めに!」という売り文句を多用したり、苦手な作品紹介ブログを沢山書いてみたり、撮った写真を加工し過ぎてしまったり…。
自分では一生懸命努力しているつもりだった。
でも、「どうにかして売るんだ!」という気持ちは画面越しでもお客様に伝わってしまい、お客様を遠ざけるということを痛感させられました。
「作品の価値 < お金の価値」だった頃

私は、去年まで「売る」って苦手でした。
難しいって思っていましたし、お金をいただくって何となく「申し訳ないこと」って思っていたから。
当時の私にとっての「お金」は、「私」より価値のあるものでした。
だから「私なんかがお金を受け取って良いんだろうか…」「私なんかの作品にお金を払ってもらう価値があるんだろうか…」と思っていたんです。
「私<お金」というマインドの頃は、作品や、自分の世界観の魅力を思いきり伝えることが出来ませんでしたし、いつまでも「私なんて…」と思っていたので、委託販売にも挑戦することが出来ませんでした。
「売る」という行為には、必ず「お金」が伴います。
その「お金」について否定的に捉えていたから、私は思いきり作家活動を楽しむことが出来なかったんです。
なので売れなくて悩んでいた私は、まず「お金」に対する価値観をガラッと変えることにしました。
今の私は、お金とは「感情を表現するツール」でしかないと思っているんです。
今日、初めてnoteで「クリエイターサポート」をしていただいた

今日、私は初めてnoteでサポートしていただきました。
noteの「サポート」という機能は、お金が「感情を表現するツール」であることを如実に表している機能だと感じています。
noteのヘルプを見ると、「サポート」とは「クリエイターの活動を金銭的に応援する機能」とあるのですが、この時のお金にはクリエイターを応援する「頑張ってね!!」という気持ちが乗っているのです。(サポートの詳細はこちら。)
言葉だけでも凄く嬉しいのに、「お金」が伴うことで応援の気持ちがさらに強く、深く、心に沁みてきました。
すごく幸せで、満たされて、「がんばろう」というエネルギーをいただいたんです。
そんな気持ちを乗せて、私の周りを巡っている「お金」は、汚いものではないと思うのです。
サポートのこと以外にも、私は年の離れた従妹が進学したら「おめでとう」の気持ちを込めてお金を渡しますし、買い物の時は「このワンピース可愛い!」と思ったから喜んでお金を支払って、そのワンピースを着るという幸せを受け取ることが出来る。
お金はいつだって、「気持ち」を乗せて、この世界を循環し続けています。
気持ちは目に見えないから、「お金」を使ってカタチにしている。
私はそのシンプルなことを深く理解するようになってから、作家活動の視点が大きく変わっていきました。
ハンドメイドの作品を「買う側」だった頃のこと

私がまだハンドメイドの作品を「買う側」だった頃。
「この作品、ステキ!使ってみたい!」というワクワクした気持ちで、お金をお支払いしていました。
自分が「買う側」だったころのお金には、当たり前のように「幸せな気持ち」が乗っていたのです。
それを思い出したら、「作家活動でお金をいただくって、悪いことじゃないんだ」と、急に今までのモヤモヤがすーっと晴れていきました。
お客様がお金を支払ってくださるのは、私の作品に「好き!」という気持ちを感じていただいたから。
それなのに、その作品を作った私が「こんな作品にお金を支払ってくれるなんて…」と言ってしまうのは、失礼なことだとも思うのです。
持続可能なハンドメイド作家活動の為に

お客様が作品を買う時、それはすごく楽しい気持ちのはずです。
でも、作家である「私」が辛い、大変、難しい…という気持ちで悩み続けるのは、もったいないと感じています。
ハンドメイドはお客様だけではなく、作家である「私」自身にとっても最高に楽しいものであってほしい。
私はいつも、そのことを考えています。
私も、お客様も幸せで、それを「循環させ続ける作家活動」を生み出していきたいのです。
だからこそ、まずは「毎日、自分を思いきり楽しませる」ことを大切にしています。(関連記事:まずは「自分を大切にする」理由)
私にとって、作家である私がいつも幸せでいることは、作家活動を続けていくうえで最も大切なポイントです。
沢山のお客様に喜んでいただけても、私が辛かったり、苦しかったりしたら、いつか必ず作家活動が出来なくなる日が来てしまう。
それはきっと、お客様も望んでいない結末だと思うからです。
作家とお客様の「Win-Winの関係」

「お客様は嬉しいけど、作家自身は辛い」という循環を経験したこともありました。
私が経験した「辛いこと」と言えば、例えば価格設定が低くし過ぎたとか、売れるから作っているだけで、本当は作りたくない作品を作っているとか…。
そういった活動をしていた頃の私は「売ること」に強烈に執着をしていて、その結果、「辛くたって、売れるにはやるしかないんだ!」と無理して作家活動をしていたんです。
でも今はもう、そういった「辛いこと」はやめてしまいました。
「シンプルに、ハンドメイドを心の底から楽しもう」
日々の活動で心に留めているのは、それだけです。
でも、この気持ちが作家とお客様の「Win-Winの関係」には必須だと考えています。
制作が「楽しい」、沢山の天然石に出会える仕入れが「楽しい」、作品を紹介したり、自分の価値観や考え方を発信するSNSの運用が「楽しい」、自分の世界観を表現できる写真が撮れて「楽しい」…。
今の私の作家活動は、こんな風に沢山の「楽しい」で構成されているんです。
作家活動を楽しんでいる私から、お客様に作品が届く。
お客様は楽しんで作品を使い、私はいただいたお金で、さらに作家活動を楽しみ、幅を広げていく。
「sarari」としての活動は、作家活動を最高に楽しんでいる私を起点にして、「私が楽しくて、お客様も楽しい」という循環を広げ始めました。
「楽しい」という幸福な気持ちがグルグルと循環し、双方が幸せで居続けられる世界。
私はそんなハンドメイドの作家活動を、もっともっともっと!!広めていきたいと考えています。
「売る」って本当は、「幸せが循環していくこと」なんだ

去年まで苦手だった「売ること」は、今では「楽しいこと」に変わりました。
だって、ハンドメイドをしている私にとっての「売る」ということは、「お客様を幸せに出来た」ということの証だから。
私はもっともっと、お客様に「幸せ」を届けたいです。
その為にすることは、たったひとつ。
「私が幸せでいることを、作品やSNSで表現し続けること」
私が幸せでいることが、お客様の幸せにもなるなんて、やっぱりハンドメイドは最高です。
今日もなんて、楽しいんだろう。
(関連記事:楽しんでいる人は、人を巻き込める理論)
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