1,500キロなんて、大した距離じゃなかった
北海道在住のアルロンさんが、飛行機を乗り継ぎ、はるばる1,500キロの距離を飛び越えて福岡まで遊びに来ると言う。私たちはアルロンさんを、noteで交流のある福岡noterでお迎えすることになった。

アルロンさんはいちごがお好きらしく、あまおうが食べたいとのことで、いちごのカフェに行った。私は仕事で間に合わず、途中参加させてもらった。店に着き、飲み物のメニューを見てアルコールがないことに気づく。レジの前で舌打ちしそうになったが、いちごの飲み物も美味しそうだったので、素直にいちごの紅茶を頼んだ。
アルロンさんは文章のイメージのとおり、実直でしっかり者だった。コナンについて熱く語る姿が、noteのまんまやないかいと胸の内でくすくすと笑う。微笑ましい。好きなものを熱く語るっていいなぁと思う。

いちごは0次会だったのだが、都合が合わなかった方は残念ながらここでお別れして、一次会の会場へと私たちは歩いた。一次会参加者は、いつメンのミーミーさんと三毛田さん。安心感半端ない。全く緊張しないので、どうにもリラックスしすぎている感はあったが、安定して楽しい。
お店はアルロンさんが食べたいと言っていたもつ鍋の店にした。待ちに待っていたビールが届き、私はすぐに写真を撮る。いつだって一秒でも早くビールが飲みたい。その執着のおかげで、ビールが到着してから写真を撮るまでの動作に最近無駄がなくなってきた。その素早さは、まるでわんこそばを空の器にさっと注ぎ入れるおばさん並みである。多分私の動きは残像しか見えない。

乾杯をしてしばらくすると、美味しそうな前菜が運ばれてきた。今気づいたが、突き出しが来るまでの間に、ビールがほとんどなくなっている。最初は二杯頼むべきなのかもしれない。練習用と本番用のビールが必要だなと決意しながら、光の速さで二杯目を頼む。

お待ちかねのもつ鍋登場に、四人の顔が明るくなった。話をしていると、アルロンさんは半年ぶりにお酒を飲むとのこと。禁酒もしてないのに、そんな人がいるんだと驚いた。私の周りにはいないタイプだ。禁酒している訳でもないけれど、外で飲む機会でもなければ飲まないらしい。何かにつけて酒を飲む口実を作ろうとしている私とは人間性が違うなと感心する。

もつ鍋を食べながら、創作の話や創作ではない話に花を咲かせた。みんな悩みながら創作をしているというところに、共感しかない。どんなに上手い人でも、葛藤があるんだなと胸を撫で下ろす。

盛り上がってきたところで一次会を終了し、オモウマい店に出てきたまみちゃんという屋台へ移動した。行列ができていたけど、たくさんの人が入れるように追加オーダーなしという回転の早さで、あっという間に座ることができた。

ここでもビールを飲む。ビールは何回飲んだって美味い。

猛スピードで出てくる料理に舌鼓を打ちながら、店長さんとお話したり、写真を撮ったりして福岡観光を楽しむ。県外からのお客様をお迎えでもしなければ、わざわざ行列の店に並んだりしないから楽しい。隣に座っていた観光カップルに、おすすめのお店を教えたりした。こういうのって屋台の距離感だから出来るよね。

店長さんに、Shin Shinに行くことを勧められたので、せっかくだしと再び行列に並ぶことにした。店内に入るとサインがめちゃくちゃ飾ってあった。

アルロンさんは豚骨ラーメンもあんまり食べないらしかったけど、美味しそうに食べていてホッとする。帰ってきたら、めちゃくちゃ楽しかったとLINEが入っていて嬉しくなった。
普段は1,500キロも離れた地に住んでいるのに、noteというプラットフォームに距離がないのと同じように心の距離もだいぶ近いなと思う。初対面なのに、まるで前からの友達みたいに普通に話ができて三軒も店を回るってすごい。
いつも思う。職場の人たちとは仕事とか趣味の話はするけど、創作の話はしない。そこに不自由さを感じたことはないけれど、創作の話ができる人たちがいるというのは、すごくありがたいことだなと思う。
noteを始める前も創作はしていたけど、誰かと創作話をしたことはなかった。絵本を作ってるとか、写真を撮ってるとかそういう話をしたことはあったけど、創作しない人との会話は「すごいね〜」というほとんど一往復の会話で終わってしまう。創作話のラリーができるってありがたい。noteを始めてよかったことの一つだと、間違いなく実感する。
実際の対面だけでなく、オンライン(Xのスペースやスタエフ)でも話ができたりするし、友達を作るのに距離なんて問題にならないのかもしれない。
