美味いトルティージャを求める日本人。でもトルティージャいっぱい食べれない問題
メキシコに来て。
タコスを食べまくるぞ!!と意気込んでいた友達に
「うん、1個でいいかな…」って言われた時の衝撃!
今日は「なぜ日本人はトルティージャをたくさん食べられないのか?」そして、「美味いトルティージャって何なのか?」について。
こんにちは、オアハカ在住のさるです。
最近、日本でもメキシコ料理ブーム、特にタコスがすごいですよね。
それに合わせて「美味しいトルティージャ」を探している人も増えている気がします。
でもちょっと先に、今日いちばん言いたいことを置いておくね!
日本人で、トルティージャを“食べ比べ”できる人って、実際どれくらいいるんだろうね?
正直、ずっと引っかかってる。

仕事柄、メキシコ料理の歴史とか現地の事情にはそれなりに詳しい方だと思っている(自分で言う笑)
「なぜすぐお腹いっぱいになるのか?」っていうのは、正直ちゃんと考えたことがなかった。
なのでチャッピー先生に聞いてみた。
トウモロコシのトルティージャは
・食物繊維が多い
・消化がゆっくり
・血糖値が安定する
だから、少し食べただけでも満腹になり、空腹感を感じないらしい。
でもたくさん食べれるかどうかは、“食習慣の問題”なんだと思う。
私は、普通にトルティージャ3~4枚くらい食べられる。
でも最初にメキシコに旅行で来たときは、全然食べられなかった。
オアハカに住む!と決めたはいいが
「メキシコの食についていけるか心配」ってなっていたし。
そんな心配をよそに、いまはトルティージャをおかわりし、モリモリ食べている。笑
逆もまたしかり、
私のメキシコ人の友達たちは、
米を食べるとすぐお腹が膨らむ。と言っている人もいた。
そして、大抵みんな「寿司たべたい」とリクエストしてくるのだけど。
作っても一人2個か3個の巻き寿司つまんで終了。
「もう、お腹いっぱい!」って。笑
おい!せっかく作ったんだから!もっと食べてくれよ!!(心の声)
これは、米の民vsトルティージャの民の違いかもしれない。
話がそれた。
そして、村のオアハカのお母さんが作るトルティージャは本当においしい。
メキシコの主食はトルティージャだけど、国内でトウモロコシは作っているのに、消費が多すぎてアメリカから輸入している分もあるの知ってた?
でも、いまもオアハカ市周辺や村では、自分たちでトウモロコシを作って自給自足しているおうちも多い。
トウモロコシの種類が違うのか?
オアハカのトウモロコシが特別なのかわからないけど。
トウモロコシ作っている人に聞くとやっぱり「良いトウモロコシ」へのこだわりは感じる。
ちなみに、私が「おいしい」と思う、トルティージャは
トウモロコシの香りがよい
熱々でしっとりしている
薄めでやわらかい
料理と一緒にだされたら、トルティージャをちぎる手が止まらなくなる。
そういうやつ。

お母さん手作り
さらに、私の友達のタコスのプロ。
八王子で本場の味を提供してくれる
タコス屋TACOSUAVE の、ABE夫妻にも “おいしいトルティージャって何?”と聞いてみました。
何度もメキシコで、トルティージャとタコスを食べ歩き。
日本で、メキシコ人家族3人で50個近く食べて大絶賛するお店なのだ。
プロ目線だと。
トウモロコシの香りがしっかりとする
粉っぽくない
カルの匂いがあまりしない
薄めで端までしっかりと膨らんでいる
柔らかい
冷めても美味しい
なるほど!と思いました。
ありがとうございます。
ちなみにカルって言葉が出たのは、
トルティージャを作る工程で、とうもろこしを石灰(カル)で煮る作業が必要になるから。
これは、ニシュタマルって呼ばれていて、トルティージャの生地作りと栄養の吸収にも関係している、3000年前からある方法なんですよ。
これやってるから、あの香りと、あの食感になる。
写真は、村のお母さんのニシュタマル作業とトルティージャ


こっちは、オアハカのこだわり超高級店のニシュタマル作業とトルティージャ


最近は、欧米やメキシコ国内の都市部でも
トルティージャにこだわるお店が増えてきたと感じる。
オアハカでも「トルティージャにこだわってます!」が売りのお店が増えた。
そして、そういうお店はちょっとお値段が高い。
現地の感覚からすると、トルティージャ料理なのにそんなにするの?って感じ(失礼)
日本から来た人たちが、美味しいトルティージャのお店を紹介して!っていうのを聞くと、ちょっと天邪鬼な私は思ってしまう。
トルティージャを食べなれていない民が、
「おいしいトルティージャ」と
「量産トルティージャ」の違い、分かるの?
もちろん、現地へ来たら美味しいトルティージャを食べたいと思うのは自然なこと。
メキシコで食べたトルティージャ美味しかったなぁ!には、とても共感できる。
でも、自分の舌を信じずに
グーグルマップの口コミ、店名だけで
「ここはうまい」って洗脳されて。
トルティージャ・マンウント(何それ?笑)を帰国後に自慢げに言っちゃったりしてない?笑
そこが、もやっとするんだよ。(こら!)
あと、美味いトルティージャをすすめられても。
食べたはいいが「えっと、良くわからない」って人もいると思う。あるある。笑
トルティージャを語りたいなら、現地でたくさんトルティージャ食べてみないことには、違いはわからないのでは?と現場主義の私は思う。
街の食堂で出されるトルティージャは、機械でつくるトルティージャ屋さんのものも普通。
こんな記事を書きながら、お母さんの手作りでも、トルティージャ屋さんのでも普通にモリモリ食べる私です。笑

知っている
これは、日本の「おいしいお米」へのこだわりと似ているかも。
もと米農家の父が、東京へ来るたびに「米がまずい」って言っていた、それこそ失礼な発言じゃないか?と思っていたけど。
ちなみに、新潟のコシヒカリを食べて育ったけど、私自身はあまり米に対しての執着はない。
ちなみに、メキシコのタコス屋さんは、よっぽどのこだわりがない限り
トルティージャは普通に量産のものを使っていたりします。
夕方前に仕入れたり、配達しているビニール袋に入ったトルティージャ。
どうみても、こだわりのトルティージャには見えない(こら!)
それでもタコスはうまい!!
無条件でうまい!笑

そう思うと、
トルティージャへのこだわりって、日本人の“米へのこだわり”に近いのかもしれない。
たぶん、みんな自分の正解持ってるよね?
美味しいって個人の感想だから。
でも、もし本当にトルティージャを語りたいなら
まずは、何も考えずにひたすら食べて答えを見つけて欲しい。
うまいかどうかの講釈は、そのあとでいい。
メキシコでは「トウモロコシがなければ国は成り立たない」と言われるほど国民をささえるトルティージャ。
トルティージャがなければパンを食べればいいじゃないは通じない。たぶん。笑
トルティージャ・シリーズ全3回となりました。
以下のリンクもおすすめです。
▼トルティージャ&タコスのマガジン作りました。
個別記事で読みたい人はこちら。
▼トルティージャのカロリーについて
▼トルティージャの現地流食べ方
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