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医療現場で見えた「病気」と「余裕」の残酷な現実
薬局のカウンターで、誰かが「早くだせよ!」と声を荒らげている場面に遭遇したことはありますか?
周囲の視線は冷ややかで、「なんだあの人」「常識がない」という空気がその場に流れます。
そこで「嫌な人だな」と心の中で切り捨てて、思考を終わらせるのは簡単です。でも、医療現場で働いていると、その光景をもう少し違う視点で見ざるを得なくなります。
私自身、この世界に入るまでは分かりませんでした。
「体調が悪いから」「病気だから」という理由で、人はこれほどまでに攻撃的になれるのだということを。そして、私自身が具合が悪くなったとき、他人に優しくなどできないという情けない事実を。
誰だって具合が悪くなるし、病気にだってなります。しかし、だからといって「誰かを攻撃していい理由」にはなりません。
現場で日々、命や健康の最前線に立っていると、人間のむき出しの側面を目の当たりにします。
そこには「理不尽な怒り」と「どうしようもない苦しみ」が混在しています。
今回は、あえて少し踏み込んだ話をします。
現場で感じている「病気と攻撃性のメカニズム」、そして昨今の医療現場で避けて通れない「ある特定のイメージ」との乖離について、少しだけ掘り下げて書いてみたいと思います。
この続きでは、なぜ特定の属性の方が攻撃的に見られがちなのかという構造的な問題と、医療従事者としての線引きについて考察します。
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