父から娘に伝えたい、お金の話10-2 暴落の日こそ、積み立て投資家が笑う日。
娘へ。
ニュースで「株価が大暴落しました」と流れたら、きっと不安になると思います。
周りの人も、「もう投資なんてやめた方がいい」「まだ下がるらしいよ」と話すかもしれません。
そんな時こそ、思い出してほしいことがあります。

積み立て投資をしている人にとって、暴落は失敗ではありません。
むしろ、未来のための仕入れの日です。
例えば、毎月3万円を積み立てているとします。
株価が高い月は少ししか買えません。
株価が半分になれば、同じ3万円で2倍の量が買えます。
さらに下がれば、もっとたくさん買えます。
スーパーで好きな食べ物が半額になれば、多くの人は「今日は安い」と喜びます。
洋服でも、家電でも、旅行でも同じです。
安く買えたらうれしい。
でも、投資だけは逆になります。
値下がりすると怖くなる。
「もっと下がるかもしれない。」
「今は買わない方がいい。」
そう考えてしまいます。
人間の心理としては自然なことです。
でも、積み立て投資は心理ではなく、仕組みで続けるものです。
だから私は、暴落したらこう考えてほしい。
「今日はたくさん買える日だ。」
もちろん、その瞬間は資産評価額も下がります。
画面を見ると気持ちは沈むでしょう。
私だってそうです。
でも、長期投資家が見ているのは今日ではありません。
10年後、20年後です。
今買った口数が、将来大きく育つことを知っているからです。
だから、暴落の日は歯を食いしばります。
笑顔ではなくてもいい。
ただ、積み立てだけは止めない。
これが一番難しいことです。
そして、暴落のたびに「やっぱり投資は怖い」とやめてしまう人がいます。
一方で、何も変えずに積み立てを続ける人もいます。
10年、20年たつと、その差は想像以上に大きくなります。
実は、積み立て投資で成功する人は、相場を当てる人ではありません。
暴落の日にも、いつも通り積み立てられた人です。
だから娘へ。
いつか大暴落は必ず来ます。
一度ではありません。
人生の中で何度も来るでしょう。
でも、そのたびに慌てなくて大丈夫。
積み立て投資を始める時に、「暴落は安く買える日」と理解していれば、きっと乗り越えられます。
投資は、未来の自分への贈り物です。
その贈り物は、バーゲンセールの日ほど、たくさん受け取ることができます。
だから私は、暴落の日に無理に笑えとは言いません。
でも、心の中でこうつぶやいてほしい。
「未来の私が、今日の私に感謝してくれる。」
そう思えたら、その暴落はきっと味方になります。
父より。
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