詩|葬日


雨が降っている
   川面の向こう
銀色の波が
   泣いている
アメンボほどの軽さで
   遠く 遠く
悲しみの時機に
   川面の向こう
千ノ川橋に
   葬列は進む
表情もなく
   雨が降っている
音もなくして
   川面の向こう
望むように
   黒む紅葉
逃げるようにして
   秋が止まっている



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