熱海、再発見❗️大学来の親友と過ごした、ゆったり大人旅。
男2人での熱海旅行とは
大学時代からの親友・Kさんと、熱海へ小さな旅に出た。

若い頃の熱海といえば、横浜の得意先の慰安旅行で訪れた賑やかな場所だった。港に面したホテルでの宴会、夜景を見下ろす露天風呂、そして少し背伸びして覗いた夜の街。あの頃は、団体で騒ぐこと自体が旅の醍醐味だった。
小説『火花』に表された熱海の衰退と復活
その後、年月を経て読むことになった 「火花」(又吉直樹さん 2015年秋の芥川賞)。

そこに描かれていたのは、どこか寂れた温泉地の空気だった。あの頃の記憶との落差に、少し複雑な思いを抱いたのを覚えている。
ところが最近、熱海が再び活気を取り戻しているという話を耳にした。ならば確かめてみようと、男同士の気楽な旅を計画した。
ホテルはどうしよう?
宿は思い切って ニューフジヤホテル。

booking.comの旅行アプリで検索したら、ここだけが夕食、朝食付いて2人で24000円で、しかも夜はアルコールも飲み放題のインクルーシブらしい。他のホテルが5万円以上なのに比べて格段に安いではないか!男友達との旅行だから、これにしようと決めて出かけた。唯一心配だったのは、学生時代は雑魚寝もして飲んだ仲だけど、狭い部屋でダブルベッドとかだったらどうしようとかだった。
品川で待ち合わせして、ゆっくり東海道線のグリーン車(1000円up)で行って、駅裏の定食屋で海鮮定食を食べたら正解だった。

先にホテルチェックインしたら、ロビーは混雑して、最初大丈夫かと思った。但し、部屋は昔は団体旅行向きの部屋だったかもしれないが、個人旅行客向けにリニューアルされて、大きなシングルベッドが離して2台あって、おまけにベランダ側は畳の次の間に座卓まで用意されていた。

夜のバイキング、ライブキッチンのステーキや寿司などは、申し分なかった。最上階の露天風呂に入って、部屋に戻ってからも4合瓶など持ち込みのお酒も酌み交わす事出来た。広い卓球場や、漫画スペースなども完備していて値段の割に楽しめた。
若い頃のように騒ぐことはないが、会話の一つひとつに深みがある。歳を重ねるとは、こういうことかもしれない。
熱海温泉街散策
翌日は街を歩いた。
熱海プリンには長蛇の列。友人は老舗の羊羹を選び、私は妻に頼まれてバターあんぱんと抹茶あんぱんを購入する。

旅先らしさはやや薄いが、「頼まれものをきちんと買う」というのもまた、円満の秘訣である。
古いものを好む我々は、起雲閣や来宮神社へ足を運んだ。

大正時代の面影を残す建物、そして樹齢二千年といわれる大楠。歴史の重みを感じさせながらも、写真スポットやカフェが整備され、若い世代にも開かれている。その絶妙なバランスが、今の熱海の魅力なのだろう。
街のあちこちで温泉が湧き出し、持参した卵を温泉卵にできる場所もある。(卵と塩は目の前の酒屋で売っている)こうした素朴な楽しみも、実に味わい深い。

これからの熱海旅行
かつての賑わい、衰退の時期、そして再生!
熱海は今、さまざまな世代がそれぞれの楽しみ方で過ごせる街へと変わりつつある。
花火も、美術館も、まだ見ていない魅力が残っている。
次は——妻と来てもいいかもしれない。
(2026.4.11訪問)
