祖母が思い出させてくれた、声の力。私の本音。
昨日、祖母が急遽入院した。
89歳の祖母が、体が動かない上に、ご飯が全く喉を通らなくなったのだ。
元々これまで大きな病気をすることもなく、入院もしたことなかった祖母。でも、今年に入ってから、徐々に体の動きが悪くなり、寝ている時間が多くなった。
そんな中、先日母が様子を見に行ったら、自分でトイレにも行けず、2日間全くご飯も食べていないとのこと。流石にこれは危ない…となり、救急車を呼んで診てもらったところ入院になったのだった。
そして今日、私は祖母に会ってきた。
体は動かないが、認知症など記憶障害は発症してないため、意識はとてもしっかりしている。
だから、「おばあちゃん」と声をかけると、すぐ私が来たと理解していた。
しかし、開口一番、
「今までありがとう。葬儀費用は貯金してあるからあとはよろしく」
と一言。
いやいやいや…つらいのは分かるがいきなり葬儀の話をされる側の気持ちよ…
と思ったが、意識はしっかりしているのに、体が全く動かないという状況は本人にとっては生き地獄に近い感覚なのだろう。
もう祖母は早くラクになりたいみたいで、病院でも食事を拒否しており、看護師さんも困り果てていた。
体が動かないのに、意識はしっかりしている。
日にちも時間も分かる。
目の前に誰がいるのかも分かる。
でも、体は動かない。
そんなの想像するだけでもつらい。
でも、私が想像するだけでもつらいと言っていいのかも分からない。
だって、私はその状態を経験したことがないのだから。
しかし、祖母を見ていて思ったことがある。
それは、自分の言葉が現実を作るということだ。
祖母は体がしっかり動いていた頃、よく「体動かなくなって、人に迷惑かけるのは嫌。入院するなんて絶対嫌」と言っていた。
それは祖母の本心だったと思う。
でも正直、祖母はそんなことをよく言っていたからこそ、自分が口にしていた1番嫌な現実を引き寄せたのではないだろうか。
私は、そう思ってしまったのだ。
人に迷惑をかけるのは嫌、入院をしたくない。
では逆に、どんな最期を迎えたかったのか。
私は祖母から理想の最期の話を聞いたことはなかった。
言霊
古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。
という言葉があるように、言葉には魂が宿っていて、現実を作り上げる力があると私は思う。
だから、ネガティブなことを言っていたらネガティブな現実を。
ポジティブなことを口にすればポジティブな現実を引き寄せると思う。
ネガティブになることががいけないとは思わない。
でも、ネガティブな気持ちに浸っていても何も変わらない。
正直、祖母はネガティブな未来をずっと口にしていたから、1番嫌だった未来を引き寄せたように、私は見えてしまった。
もし祖母が、人に迷惑をかけたくないからもっと運動しよう、整骨院に行って体をほぐしてもらおうと、何か行動していたら、今体が動かないということにはならなかったかもしれない。
だったら、ネガティブな気持ちをヒントに、自分だからこそのポジティブをどうしたら生み出せるかを考えた方が、私は幸せだと思う。
実際私も、12時間労働、10連勤が当たり前のブラック企業生活をしていた頃は、「しんどい」「つらい」「あの上司大嫌い」など、そんなネガティブな言葉ばかりを口にしていた。
だから、自分が発した言葉の通り、体力的にも精神的にもしんどくてつらくてよく泣いていたし、機嫌を損ねると壁を蹴る上司にビクビク怯える日々を過ごしていた。
でも、そんな状況を変えたのは、同じ職場で私を気にかけてくれていた、契約社員の女性の一言だった。
「毎日つらいのは分かるよ。じゃあ、ささまいちゃんはどうしたの?」
そう言われたとき、私はパッとどうしたいのか答えられなかった。
あの時は、目の前のことでいっぱいいっぱいで、自分がどうしたいのか考えられなかったのだ。
でも、そこから「どうしたいのか?」を考えて、行動するようになった。
まず、当時勤めていた会社は辞めたいと思ったから、「辞めます」と伝えて転職した。
その後、紆余曲折あって、在宅で働きたいと思った私は、副業でWebライターにチャレンジ。
さまざまな案件を経験して自信をつけた私は、副業を始めてから6ヶ月後に「フリーランスライターになります」と声を上げた。
けれども、当時はまだ6ヶ月しかライター経験がないのにライターと名乗っていいのだろうかと不安な気持ちもあった。
でも意を決して、「フリーランスライターのささまいです」と声を上げてきたから、仕事を頂く機会を得られた。
だから私は、今もフリーランスライターとして活動している。
自分がどうしたいか?
自分の本心と向き合って、なりたい自分を声に出してきたから今の自分がある。
祖母を見ていたら、そんなことを思い出した。
私は、これまでずっと文章を書いてきたことに自信を持ちたい。
今までの仕事に感謝しつつ、これからは自分の経験を言葉にしていくことにも向き合いたい。
自分の経験や「好き」という気持ちを活かして、自分だからできる仕事を作れるようになりたい。
そして、今よりもっと自分を好きになって、もっと安心して楽しい毎日を送りたい。
これが私の今の本心、心の声だ。
いまは、正直日々の仕事や祖母の看病に追われていて、心身ともに疲れている日が多い。
でも、私の本心は忘れずに、自分のペースで1歩ずつ。
自分の言葉を紡いでいきたい。
自分の心の声を聞いて、声を上げていくことを忘れずに生きたい。
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