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ステロイドの副作用まとめ

今回は、SLE等の病気で「ステロイド」を服用している患者へ向けて、ステロイドの主な副作用についてまとめてみました。

※本記事は一般的な情報提供です。具体的な治療の判断や変更は必ず医療機関にご相談ください



ステロイドの主な副作用

・高血糖/糖尿病

ステロイドにはインスリンの作用を抑え、糖を合成する働きを高めるため、血糖値を上昇させる作用があります。これにより高血糖や糖尿病のリスクが高まります。

・高血圧

ステロイドを服用していると、体が吸収した塩分を排出しにくくなるため、血圧が上がる傾向があります。

・胃腸の症状

ステロイドで消化管粘膜が弱くなるため、心窩部痛や膨満感がでることがあります。悪化すると胃や十二指腸に潰瘍ができることもあります。

・体重増加

食欲亢進や浮腫みのために体重が増加しやすくなります。

・ムーンフェイス(満月様顔貌)/中心性肥満/野牛肩

ホルモンの作用で、特に顔、首まわり、肩、胴体などに脂肪がつきやすくなります。
(2024.11.11 追記)ムーンフェイスに関する記事を投稿しました。

・感染症のリスク増加

ステロイドは免疫を抑制するため、感染症にかかりやすくなります。
肺炎や結核などのリスクも増加するため、日常の予防が大切です。

・骨粗鬆症

骨粗鬆症はステロイド治療の代表的な副作用で、骨密度が低下し、骨折リスクが高まります。

・皮膚の変化

長期的なステロイドの服用でニキビができやすくなるほか、皮膚が弱くなり傷つきやすくなることがあります。

・緑内障/白内障

ステロイドの長期服用により眼圧が上がったり(緑内障)、眼球が白く濁る(白内障)など、視力に影響が出る可能性があります。

・虫歯/歯周病

ステロイドは免疫を抑制するため、虫歯や歯周病などの口腔内感染症にもかかりやすく、進行しやすい傾向にあります。
(2024.11.16 追記)虫歯/歯周病に関する記事を投稿しました。

・不眠や精神的な症状

ホルモンの影響で不眠、気分の高揚や落ち込みなどの精神症状が現れることがあります。

・その他

増毛、脱毛、生理不順、筋力低下などが見られることがあります。


ステロイド離脱症候群

ステロイドの服用を急にやめたり、量を減らすことで、体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感や吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が見られることがあります。

自己判断での中断はリスクがあるため、必ず医師の指示に従って徐々に減量することが大切です。


副作用の対策

副作用への対策として、次のような生活習慣を心がけると良いでしょう。
なお、体に異変を感じた場合は必ず医療機関での相談を優先してください

・食事と生活習慣の管理

塩分や糖分を控え、バランスの取れた食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけることで、高血圧や体重増加の予防につながります。

・感染予防を徹底する

ステロイド使用中は免疫力が低下しているため、手洗いやうがい、マスク着用を徹底し、混雑する場所を避け、予防接種を受けるなど、感染予防を強化しましょう。

・心のケアを重視する

不眠や精神的な症状が現れることもあるため、ストレスを溜めすぎず、家族や友人など周りの支えを積極的に求めましょう。症状が続く場合は、医師やカウンセラーに相談することも大切です。

・医師と適切な服用計画を立てる

医師と相談しながら少しずつ服用量を調整することで、副作用やステロイド離脱症候群のリスクを減らすことができます。

・定期検査を受ける

血糖値、血圧、骨密度、眼圧などの定期検査を受け、早期に異常を発見することで、重篤な副作用を未然に防ぐことができます。


まとめ

こうして副作用についてまとめると、改めてその多さとリスクに驚かされます。だからこそ、日常生活での工夫や定期的な検査で体調管理を行うことが大切です。

また、体に異常が現れた場合には早めに医師と相談し、適切な対処を心がけることで、副作用と上手に付き合いながら治療を続けることが大切だと感じました。

同じようにステロイドを服用している方やそのご家族が、少しでも前向きに治療を進められるよう、この記事が参考になればうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
感想や質問もぜひお待ちしています。

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