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【マルチプル・ハイフネーション】this-is-too-good-to-be-true(スティーブン・キング『書くことについて』)

Whatever you call it, I wrote my page or two of notes in a frenzy of excitement and spent the next two or three days turning my solution over in my mind, looking for flaws and holes …, but that was mostly out of a sense of this-is-too-good-to-be-true unbelief. (p.189)
直感でも脱論理でもなんでもいいが、とにかく興奮状態のまま数ページのメモを書き、それから数日かけてこのアイデアに矛盾や落とし穴がないか、こねくり回してじっくり考えた。(中略)しかしそんなことをしたのはむしろ、その思いつきがあまりにも完璧すぎて、ありえないよう思えたからだった。

Stephen King / On Writing: A Memoir of the Craft (2000)

スティーブン・キングが、ある小説の良い結末が思いつかずに苦しんでいるところに、天啓のようにアイデアがひらめいたときのことを語った箇所である。

以前ドイツ語の複合名詞について書いたが、英語でも複数の単語をハイフンで繋いでひとつの単語のように扱うことがある。文法的になんて言うのかは知らないが、上の例のようにひとつの修飾句であることを明示するために使われるようだ。

無理やり直訳すると、「本当とは思えないほど良すぎることから来る(修飾句)不信感(被修飾語)」といったところか。 

日本語でもそういうのがないか考えてみた。先日テレビで見たオズワルドの「それはかなりなんでやねんだよ」は、「なんでやねん」というフレーズをひとつの名詞として扱っているという点で、近い気がする。

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