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極限状態からの閃き

頭の中がネガティヴでいっぱいになる時は決まって余計なノイズで疲弊する。そういう時程考えてもきりがないのでそこそこで切り上げて寝ようと目を瞑っている時にあれこれと考えてしまい逃げられない現実が頭の中に容赦なく浮かんでくるのが皮肉なものだ。不思議な話だが意識が無くなる直前に何故か脳内に再現される事実が生々しくて毎回言い得て妙なのだ。つい先日もそれで一旦寝るのを諦めたばかりだ。頭の中に突きつけられる逃げられない事実によってネガティヴな思考そして強烈な不安を引き起こしてしまう。それによって疲弊し挙げ句の果ては気持ちが極限まで消耗することによって睡眠時間は長時間というお決まりのパターンになる。長時間睡眠から目覚めた時は普段よりもかなり回復しているのだが気持は負荷がかかり重いので現実から目を背けたくなる。その為起きることが億劫になる。しかし逃げてばかりもいられないのでここは思い切って起きた方が案外上手くいくことが多い。すると体力の回復がネガティヴを圧倒するかのように回復していることで不思議と状況が悪くても睡眠不足で極限状態の気持ちよりは遥かに楽で耐えられるのだ。

私のこれまでを振り返ってみると問題の解決策が決まって極限状態の頭の中ですっと頭の中に浮かんでくることがこれまでにも何回かあった。例えばゲームの攻略に行き詰まっていた時、これは夢の中だったが妙にリアルで現実でも同じことを実行した時それが見事に正解でずっと先へ進めなかったがようやく先へ進むことが出来た。それ以外にも私は高校時代にドラムを習っていたことがあるのだが両手の動きと足の運びを連動させる為に頭の中で上手く全身を連動させる動きの仕組みを先に脳内で理解しなくてはその動きが出来なかった。ドラムはばらばらに見えて身体全体を使って上手く連動させるようなイメージだ。イメージトレーニングを繰り返していると突然ふっと頭の中に動きの仕組みが思い浮かんでそれ以降出来るようになったこともあった。ただそれはあくまでもポジティブな理解であるが普段から恐れているリスクが頭の中にふっと湧き上がることほど目を背けたくなるものはない。その場合はいくら睡眠で体力が回復したとはリスクコントロールはそう簡単に次々と出来るものでもない。疲れを通り越して八方塞がりの時に頭の中に不意打ちのように突然突き付けてくる現実の景色は正直消耗する。

大抵の場合は自分が本能的に感じとっている現実が脳内に残酷なまでにクリアに浮かび上がってきているだけだとしてもとにかく気が重いを通り越して気持ちまで八方塞がりになる。ただしこれによって突然ボトルネックが丸裸になって直視出来ることは唯一のメリットだ。そして現実が頭の中に投影されるということは良いことも悪いことも含めて遅かれ早かれ私が克服しないといけない事実であることは間違いないだろう。とにかくふっと思い浮かぶことを忘れずに少しずつ問題を潰していくしか道はないがあまりにも破綻していて酷い場合には根本的に見直さないといけないだろう。しかしこの脳内にふとした拍子に思い描かれる直感的な思考はあまりにもリアルな為もしかすると自分で何かを無意識のうちに感じとって警告を促しているのかもしれない。

去年からはそのリスクの事柄に於いて私が克服出来るようなイメージがずっと湧いていない。本来であればパズルのピースがかちっとはまるようなすっきりした感覚があってもいいようなものだがそれに関しては全く思い浮かばない。もはやこの時点で失敗しているのかもしれない。そして思い浮かばないということはそれ自体にコミットする必要がないのかもしれないがそれも結局は自分にとってその時点での都合の良い解釈でしかないだろう。もちろんどうすれば解決するのかという答えは理解していて案外答えはシンプルだがそのシンプルの状態に持っていくこと自体がとても難しい。

時々自分は何故ここにいるのだろうと思うことがある。まあ単刀直入に言えば両親がいたから私が存在しているのだが、それとは別に自分の意識があるということも不思議だ。もしかするとものすごく少ない確率で自分が存在しているのかもしれない。しかしいくらなんでもそこまでは脳内でふっと思い描くことはない。もしかするとこの先年齢を重ねていくに連れて思い浮かぶ時があるのだろうか。そんなことも時々考えたりする。しかしよくよく考えると私が後遺症を患うことも事前にわからなかったので、やはりいくら頭の中の不思議な感覚とは言え自分の考えの枠を大きく飛び出すことはないのだろう。それに全てが見えてしまえば怖くて仕方ないだろう。そしてそれが起こるのは常に考え抜いている事柄だけで余程の場合でない限り実際に思い浮かんだことはない。更には思い浮かべようと無理矢理考えても無理だ。わかりやすく言えばずっと忘れていたことを急に思い出すあの感覚だ。このように人間の脳内は何かを感じ取るスイッチのようなものが無意識のうちに動いていてキャッチ知らず知らずのうちに察知しているのだろうか。




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