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頑固ジジイにあこがれる

最近、若い人と接していて「ああ、世代って違うな」と思うことがある。

世代によって感覚が違うってのはよくあることで、そもそも当たり前に思うことが違うんじゃないかとも思う。

そんなに頻繁にあることじゃないけど、ワカモノの行動に、それってちょっと失礼じゃない?と思うことがある。

うまく言えないが、こっちがわりと気を遣ってやってることを全然気にも止めないでどんどん進んじゃう、みたいなこと。

たぶんそういうのって「こっちが勝手に思ってること」で、向こうにも同じようなことがあるはずだ。たぶんお互い様なんだろう。

世代が離れていれば、それぞれのカタマリの中での常識が食い違うのは当然だと思う。こっちの当たり前とあっちの当たり前が噛み合わないだけのことだ。向こうだってこっちのことを融通の効かない人たちだと感じてるんだろうと思う。

そして、いくらわかっていてもやっぱりやりにくい。

相入れないなら交わらない。それもひとつの方法だろう。しかし会社なんかではそうもいかない。お互いに不満を持ちながら、しょうがなく受け入れて、なんとかしようと思ってるんだろう。

普通に考えて、力があるのは年上だから、年下から見れば価値観を押し付けているように感じる。そのこと自体が不満に違いない。

しかし上の世代には下が思うほど自信がない。自分の感覚が古くなっていることへの不安の方が全然大きい。だからなんとかわかってもらおうとして、逆に気持ち悪い感じを作ってしまう。

そう考えると、年寄りの方が勝手に気を回して空回りしているんじゃないかとも思う。

いつからか「これからの人」に対して気を遣いすぎるようになっちゃった、そんな気がする。

最近はめっきり少なくなったが、頑固な爺さんっているじゃないですか。誰に何を言われても我が道を行く。よく言えば一徹、悪く言えば人の言うことなんか聞かない。

そういう存在に最近ちょっと憧れるんですよね。

爺さんたちは根拠のない自信を持っている。一方僕らの世代は根拠のない「不安」を持っている。吹っ切れなくて、なんとか合わせにいく。

よくわからないのに今どきに合わせようとするのがいちばんかっこ悪いと思うんだよね。どう思われるかを気にした時点で道に迷う。

そんな迷えるおじさんばっかりになった。

そういうおじさんから見て、頑固ジジイは輝いて見える。

どう思われようが自分は自分である。そんな当たり前のことを見失ってるから爺さんが光って見えるんだよね。

結果的にはそういう存在の方が下の人から見てもわかりやすいはずだ。こっちに合わせてるのって、結局何がしたいのかわからないから。

世の中、融通の効かない頑固ジジイをもっとリスペクトした方がいいんじゃないか。そうしないと絶滅危惧種になっちゃうから。

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