自己理解をもっと深めるべき理由
どーも、西村です。
今回は、『自己理解をもっと深めるべき理由』というテーマで話を掘り下げていきたいと思います。
自己理解に1回でも取り組んだことがある人ほど、こんなことを言うことがあります。
「ある程度、自分のことはわかった。だから、もうこれ以上掘っても意味ないんじゃないか?」
実は私も、そう思っていた時期がありました。
自分の強みも、価値観も、なんとなく言葉にできるようになって、もうこれ以上掘らなくても大丈夫だろうと感じていたんです。
けれど、ある出来事をきっかけに、私はその「わかったつもり」の危うさを思い知らされました。
きっかけは、仕事でのある判断ミスでした。
当時の私は、あるプロジェクトを動かしていて、順調に進めていたつもりでした。
自分の「強み」を活かして、人を巻き込み、決断を下し、前に進むことに全力を注いでいました。
でも、あるタイミングで、メンバーからこう言われたんです。
「西村さんって、たしかに決断早いけど……。ときどき“置いてきぼりにされた感”があるんですよね」
その言葉を聞いた瞬間、私はフリーズしました。
「え?自分では、みんなの意見も聞いていたつもりだし、ちゃんとリーダーシップを取っていたのに……」
と。
だけど、家に帰って静かにひとりで考えてみたとき、気づいたんです。
「あぁ、私は、“自分の中の不安”を見ないようにして、突っ走っていただけだったのかもしれない」
と。
本当は、リーダーとしての自信のなさや、人に嫌われたくないという気持ちが心の奥にあって、それをごまかすために「速さ」や「強さ」を装っていたんだと。
ダサかったなと。
そのとき私は、自分が思っていたよりもずっと、自己理解が浅かったことに気づかされました。
ここで伝えたいのは、
『一度自己理解をやって、それで満足してしまうのは、とてももったいない』
ということです。
なぜなら自己理解は、一度きりのイベントではなくて、“生きている限り続く旅”みたいなものだからです。
人は日々、経験によって変化します。
たとえば、
・新しい仕事
・新しい人間関係
・環境の変化。
それらが起こるたびに、その人の内面も少しずつ形を変えています。
にもかかわらず、自己理解を止めてしまえば、「昔の自分」をベースに、今の選択をしてしまうことになる。
たとえば極端な話、5年前に、「私はこういうタイプの人間だ」と思っていたとしても、その後の経験で自分の価値観が変わっていることに気づいていなければ、その古い価値観のまま、その後の人生を選んでしまうかもしれません
そうなれば当然、今の選択に違和感が生まれてくるのは当たり前です。
だから、
「今の自分は、どんな人間なんだろう」
「どんなときに、心が震えるんだろう」
「本当は、何を守りたくて行動しているんだろう」
そういう問いを持ち続けることが、人生を自分のものとして生きるための第一歩だと思います。
ここまで読んでも、
「でも、自分のことなんて、ある程度わかっていれば十分じゃない?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、少しだけ想像してみてください。
たとえば、何かに迷ったとき。
「この仕事、続けるべきだろうか」
「この人と、このまま付き合っていていいのかな」
「自分が本当にやりたいことって、なんだろう」
そんなとき、決断の土台になるのは、
「自分をどれだけ深く理解しているか」
です。
自己理解が深ければ深いほど、自分にフィットした選択ができるし、
「どんな結果になっても、納得して進める」
という強さが生まれてきます。
逆に、自己理解が浅いままだと、「なんとなく」で決めることが増えます。
そしてその「なんとなく」の積み重ねが、人生の後悔につながっていくのです。
「でも、深掘りって難しそう……」
そう感じる方も多いと思います。
たしかに最初は、難しく感じるかもしれません。
自分の本音に向き合うことって、勇気がいります。
「こんな感情、持っていてはいけないんじゃないか」
「こんなことを望む自分なんて、恥ずかしい」
そうやって、自分の中にある本音に蓋をしてきた人ほど、深掘りは痛みを伴うかもしれません。
でも、それでもなお、向き合ってみてほしいのです。
なぜなら、その先には
「こんな自分でもいいんだ」
と思える感覚が待っているから。
自己理解の旅って、言ってしまえば、
『自分との関係性を育てる旅』
でもあります。
誰かと親しくなるには、たくさん話をしたり、一緒に時間を過ごしたりしますよね。
それと同じで、自分自身と親しくなるには、自分の内側を丁寧に見つめていく時間が必要なんです。
自分の心と対話する時間が大切なんです。
そして、深く知れば知るほど、私たちは自分を嫌いにならずにすむようになります。
逆に、自分のことをよく知らない人ほど、表面的な欠点ばかりが目につき、「私ってダメだな……」という自己否定にハマりやすくなります。
自己理解を深めることは、そんな「自己否定のループ」から抜け出す鍵でもあるのです。
だから私は今でも、定期的に自分に問いかけるようにしています。
「私は今、何を感じている?」
「最近、嬉しかったことは何?」
「なんで、あのとき腹が立ったんだろう?」
というように。
そんな地味な問いかけを日々積み重ねることで、自分という人間の芯が少しずつくっきりしてきます。
自己理解は、人生を劇的に変える魔法ではありません。
でも、確実に
「自分の味方」
になってくれるものです。
迷ったとき、
苦しくなったとき、
道を間違えそうになったとき。
そんなときに、ちゃんと自分の声が聞こえるようにしておく。
それができるだけで、人生はずいぶんと生きやすくなります。
最後に。
あなたは今、どんなふうに自分を理解していますか?
もし、昔と同じ言葉で自分を語っているとしたら、今の自分にはもうフィットしていないのかもしれません。
ぜひ今の自分を、もう一度、ちゃんと見てあげてください。
それはきっと、自分に対する「最大の優しさ」になるはずです。
それでは、今回はこの辺で。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
P.S.

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