お盆のコンビニと、あの頃の夫

お盆になると、コンビニの景色が少し変わります。

いつも来る常連さんを、ぱったり見かけなくなる。

「みんなどこ行ったんやろな」

店の人と、そんな話をします。

代わりに増えるのが、普段あまり見かけないお客さん。

観光地でもないから、おおよそ帰省客でしょうね。

私の住んでいる県は、進学や就職を機に県外へ出ていく人も多い。

田舎のコンビニは、オフィス立地でもなければ、お盆になると大概お客さんが増えます。

家族連れも多い。

そして毎年、この時期になると少し気になることがあるんですよね。

ピリピリしているお母様が多い。

店の中を走り回る子ども。

「おどれ、ええかげんにせぇよ!」

大きな声が店内に響く。

ここまで激しくなくても、似たような光景をこの時期はよく見る気がします。

でも、まぁ、そりゃ疲れるよな。

長い距離を移動して、渋滞に巻き込まれて。

自分とこじゃなくて、旦那の実家に帰省している人だっているだろう。

道中で「まだ着かんの?」みたいなことを何度も聞かされたのかもしれない。

酔って吐いて、着替えさせたりしたのかもしれない。

そのうえ、コンビニに入ったら子どもが走り回る。

欲しいものを見つけたら、しつこくねだる。

そりゃ、怒ることもあるだろう。

カウンターの中からそんな家族を眺めながら、昔、妻に言ったことを思い出しました。

うちの子どもたちが、まだ小さかったころ。

妻もよく不機嫌になっていた。

当時の私は、その理由がよく分かっていませんでした。

ある日、そんな妻に言いました。

「20年、30年経って昔を振り返ったら、『あの頃は幸せだったなぁ』って思い返すのって、まさしく今やと思うんよ。

なのに、なんでそんな顔をしてるんだい」

嫁さん、激怒しました😭

後日、その話を女友達にしたんですよ。

すると、こう言われました。

「言ってることは、分かるよ。

でも、それを自分の旦那から言われたら、そりゃ腹立つわ」

そういうもんなんやー。

そのときは、正直、何がそんなに腹立つのか分かりませんでした。

でも、今なら少し分かる。

私は、妻の不機嫌を「妻の機嫌の問題」として見ていたんでしょうね。

でも、よく考えたら、私はそれを外から眺めていられる立場じゃなかった。

妻がいっぱいいっぱいなら、

「今が一番幸せなんやから、もっと楽しんだらいいのに」

なんて言ってないで、自分が動けばよかった。

幸せを感じる余裕がない人に、

「今が一番幸せなんやで」

と言ったところで、そりゃ響かんですよね。

それどころか、

「お前が言うな」

でしょう。

今なら、あのころ妻がなんであんな顔をしていたのか、少し分かる気がします。


結局、

「あの頃は幸せだったなぁ」

そう思えるのは、

その時間が過ぎてからなのかもしれませんね。



—余談ですが—

昨日、一本投稿したのですが、Geminiの後遺症が治ってなくて、消してしまいました。

そんなわけで今日は、書き慣れたコンビニの景色から一本書いてみました(-.-;)y-~~~

今後とも、よろしくお願いいたします🙌

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佐藤さん|コンビニオーナー 祖父母の記憶、コンビニの日常、家族のこと。 地方で踏ん張る45歳が、 日々の出来事を少しずつ書き残しています。 応援いただけると嬉しいです。