ソリオ宝塚
野球観戦を楽しみに宝塚に泊まったのですが、なんと甲子園は悪天候で中止に…。
残念な気持ちに、しとしと降り続く雨…。
このまま帰るには惜しくて。
宝塚駅のすぐそばの「宝塚大劇場」と「手塚治虫記念館」に行ってきました。
傘のように頭上を守ってくれる街路樹や、レオ、リボンの騎士などのタイル。
駅前には、歌劇場ご用達のお店や、観劇帰りにふと立ち寄れそうなレトロな喫茶店もありました。


そんな宝塚の静かな風景を味わっているうちに、「駅ビル・ソリオ宝塚の中にストリートピアノがある」との情報をキャッチ。
そこで、この町にぴったりの曲として「月光花」を思い浮かべました。
雨のとっても似合いそうな一曲…。
早速、楽譜をダウンロードして向かいました。
ソリオ宝塚は、阪急宝塚駅近く、大劇場に通じる道の手前にある商業施設で、そのグランドフロアにピアノが設置されています。到着すると、デパートの階段そば、中二階のような場所に、そのピアノは佇んでいました。
愛称もまた素敵です。「たからものピアノ」……心がほわっと温かくなります。
以前は市内の幼稚園にあった記憶の詰まったピアノを活用し、「大切な宝物だった思い出から、新しい物語を紡いでほしい」という願いを込めて名づけられたストリートピアノプロジェクトの一環とのこと。
しかし。
案内看板によると、このピアノは平日限定で演奏可能とのことでした。
この日は日曜日だったため、たからものピアノは布のカバーをまとって静かに休んでいました。
またしても、残念な結果に。

でも、それがまた良いのです。次に訪れる楽しみが、こんなふうに自然と生まれてくるのって、じんわりとうれしいものです。
きっとまた来るよ。
今度ここに来たら、あの曇った空や雨の景色を思い浮かべながら、「月光花」を静かに奏でたい──そんな気持ちを胸に、宝塚を後にしました。

