しわくちゃのハンカチになってやるんだ
最近はどうも何もやる気がなく、仕事や家事の合間にアニメや漫画を観ながら過ごしていた。
インスタもnoteも、ぜんっぜん開く気になれず、動画を作る気にも、文章を書く気にもならなかった。
今までの私の人生を考えれば、新しい趣味ができたといえばいい傾向なのかもしれない。
ただ、それにしては時間が経ちすぎた。また、1ヶ月放置…。毎日更新をしていた自分からの反動が凄すぎる。
昔からそうなんだけど、どうしても何か力を入れた後は反動がきて、脱力してしまう傾向があるんだよね。
今回は頭が真っ白になって本当に書けないし、書く気にもなれない。無理に書くより、この際ゆっくり休んで書きたくなるのを待ってみた。
だから、休みの日は思いっきり漫画を読んで、思いっきりアニメ観て、思いっきりゴロゴロした。
そうして過ごすうちに、なんか動きたくなってきて、気づけばまた文章を書きたいと思えるようになっていたから、あら不思議。
休みは大事。とも思うし、実際いいインプット期間にもなっていた。
アニメや漫画は触れたことはあっても、そんなに多くの作品に触れてはこなかった。だから、新鮮さもあった上に、学びや発見もあった。
ちなみに、私が今まで一生懸命書きながら固めていた価値観はほとんどすでに漫画やアニメで描かれていて、「なーんだ。」って気にもなった。しかも、それを作品として落とし込んで綺麗に描いているからすごい。
ただ、そう思ったら、「私の書く意味ってなんだろう。」ってなって、また書けない負のループになったんだけどね。
***
思えば昔から完璧主義過ぎたのかもしれない。完璧主義すぎて、“完璧じゃない状態が許せない”。だから、完璧じゃない、納得できない状況になった瞬間、冷めちゃう。
ただの冷めやすい性格というよりも、完璧じゃない状態が許せないという頑固さ。いつも、この性格にうんざりするけど変わらない。
ただ、だからこそどんな状態でも受け入れて頑張れる人、頑張り切れる人って本当に尊敬する。
この前、K-POPアイドルのインタビュー動画が回ってきた中でとても印象的な言葉があった。
「人間には持てる量が決まっている。
だから、何かを得るためには、何かを手放さなきゃいけない。」
よく言われることだし、本当にその通りだと思う。
でも、一方で欲張りの私からすればあれもこれも欲しいから、その言葉に納得できなくて、悔しくて、辛くなる。そして結果的に頑張りきれない。
こんな私だから、何かを手放す覚悟を持って何かに打ち込める人が羨ましかった。
仕事でもそう。
仕事と家庭の両立なんて、幻想だと思っている。それができるのは超人的だと思うし、だからこそ周りとの協力が必要になるんだと思う。
だけど、頑固な私は、協力しようと話しながらも、結局甘えることができない。そして、できてない自分に嫌気がさしちゃうんだ。
力の配分を仕事に振れば家のことにしわ寄せがいくし、反対も然り。
それでも、うまいこと周りに甘えて協力し、自分もできることで返していく。そうやって社会は成り立っているはずなのに。
どこかにシワが寄っていること自体が私は許せなかった。
それは常にピンと清潔に折り畳まれたハンカチのように、張り詰めた人生だったのかもしれない。
「シワが寄るくらいなら使わないでいよう。」
そうした感覚が常に心のどこかにあった気がする。
だからこそ、社会復帰となっても会社員になる気が起きなかった。
でも、しわくちゃでもいいのかもしれない。
アニメを観ていてそう思えた。
テーブルの上に綺麗に畳まれたハンカチよりも、シワが寄っても使った後のハンカチの方が思い出とともに、愛着が湧いてくる。
日本アニメのすごいところは完璧でない人こそ主人公として輝いているところにある気がする。
どんなに完璧でなくても、悩みがあっても…
私も自分の人生を思いっきり楽しんでみたい。
たとえしわくちゃになっても、その方が知らない景色を見れる気がするから。
そうして知らない景色を見れた時に、自分のしわを愛せるように。
またこうして動き出してみようと思えたんだ。
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