老後が不安なので、株を始めました DAY29
― ハルと歩く、Age60の投資録 29日目 ―
出来高:取引の「熱量」を測る道具

今日も動画を1本見た。
テーマは「出来高(できだか)の基本知識」。
チャートの下に並ぶ、あの棒グラフ
あれが一体何を意味するのか、今日ようやくわかった。
📚 今日学んだこと:出来高は市場の「熱量」を測る道具
① 出来高とは何か
出来高とは、その日に売買が成立した株式の数量のことだ。
ここで初心者が勘違いしやすいポイントがある。
例えば
「任天堂の株を100株買いたい人」がいて、
「100株売りたい人」がいて、取引が成立したとする。
この時の出来高は「100株」だ。
買いの100+売りの100で200株、とは計算しない。
買い手と売り手の数は、常に同じ。
「買いの出来高だけが多い」ということは、物理的にありえないのだ。

⭐️ ポイント
出来高 = 売買が成立した株数
買い手と売り手は必ず同数で計上される。
② なぜ買いと売りが同数なのに、株価は上下するのか
ここが今日一番の「なるほど」だった。
買いと売りが同じ数なのに、なぜ株価が上がったり下がったりするのか。
答えは、量ではなく「どの価格で取引が成立したか」にある。
「高くてもいいから買いたい」という投資家が増えると、売り手が希望する高い価格で取引が成立する。同じ100株でも、より高い価格の取引が積み重なるから株価は上がる。
逆に「安くてもいいから売りたい」という人が増えると、低い価格で取引が成立し、株価は下がっていく。
⭐️ ポイント
株価を動かすのは取引の「量」ではなく、投資家たちの「価格への意欲(熱量)」だ。
③ 出来高が「多い」とはどういう状態か
出来高の多い・少ないは、絶対数ではなく相対的に判断する。
同じ銘柄の中で、他の日と比べてピョーンと飛び抜けている日が「出来高が多い」状態だ。
📈 出来高が多い + 株価上昇
→ 高値でも買いたい人が多い。勢いが強い、信頼できる上昇だ。📉 出来高が多い + 株価下落
→ 安値でも売りたい人が殺到している。勢いが強い、警戒すべき下落だ。
⭐️ ポイント
出来高が多い上昇=多くの投資家が買いに動いている。勢いが続きやすい。 出来高が少ない上昇=少人数だけの動き。すぐ逆転しやすい。
④ 出来高が増える要因
出来高がピョーンと跳ね上がる時には、必ず理由がある。
✅ 決算発表日:良い決算→買いが殺到。悪い決算→売りが殺到。
✅ 業務提携・大型ニュース:注目が集まり、取引量が増える。
✅ 大口投資家の売買:ニュースも決算もないのに出来高が急増している時は、大口投資家が動いている可能性がある。
💡 実際にトヨタで確認してみた
トヨタ(7203)のチャートを見ると、5月8日の出来高が他の日より大きく飛び抜けていた。

「なぜこの日だけ、こんなに売買されたんだろう?」
理由を調べるために、松井証券アプリの「適時開示(てきじかいじ)」タブ
を開いてみた。
そこにはハッキリと書かれていた。
【2026年5月8日 13:55 2026年3月期 決算短信】
この日はトヨタの「決算発表日」だったのだ。
しかも内容は「3期連続減益見通し」という悪材料。「安くてもいいから売りたい」という人が一気に増えて、出来高が大きく跳ね上がり、株価は大幅下落した。
そして、今日(5/19)の最新のチャートがこれだ。

終値2,957円、前日比+2.5円(+0.08%)。
昨日の大下落のあと、わずかに持ち直した。
一見すると「少し反発して上がり始めたのかな?」と思ってしまうけれど、チャートの下の出来高を見ると、昨日までと比べて、明らかに棒グラフが低くて少なくなっている。
まさに今日学んだ「出来高が少ない上昇は、勢いが弱く信頼性が低い」という状態そのものだ。
ただ株価のプラスマイナスを見るだけでは気づかない。でも出来高を見ると、「この小さな値上がりは、まだ少人数の動き」だとわかる。
⭐️ ポイント
出来高が急増している日は、「何かが起きた」サイン。適時開示タブを開けば、理由を自分で調べられる。
株価が上がっても、出来高が少なければ、まだ多くの投資家が動いていない状態だ。
💬 Satsukiの疑問とハルの回答

🌸 私:「アプリの『適時開示』タブって、こんなに便利だったのね。今まで開いたことがなかったわ。」
🌱「上場企業は、投資家の判断に影響する重要な情報を必ず公開するルールになっています。出来高がドカンと増えた日にこのタブを開く習慣をつけると、『なぜ株価が動いたのか』を自分の力で調べられるようになりますよ。また一歩前進ですね!」
― ハル
🌸 私:「今日のトヨタ、ちょっと上がったけど出来高が少ないから『まだ安心できないな』って自分で気づけた」
🌱「素晴らしい!それが出来高を読む力です。出来高が少ない上昇は、少人数だけで動いている状態。誰かが少し売るだけで、すぐに元の水準に戻りやすい。反対に、出来高が増えながら上がっていく時こそ、多くの投資家が本気で買いに来ている『本物の上昇』のサインです」
― ハル
出来高は、どれだけ多くの投資家が動いたかを映す鏡だ。
そして出来高が急増した日の理由は、適時開示を開けば自分で調べられる。
道具が増えるたびに、チャートが少しずつ読めるようになってきた。
📝 今日の一言まとめ
出来高は「取引の量」ではなく、市場の「熱量」を映す鏡だ。
出来高が多い動きは、「多くの投資家が動いた証拠」
出来高が少ない動きは、「まだ様子見の状態」
その違いを見抜く目が、今日ひとつ増えた。
動画を見て、メモを取って、記事にまとめた。
トータル1時間。
毎日1時間。それだけでいい。
続けることが、私にとって一番の才能だと思ってる。
次回は、出来高を使った「実践的な買い時・売り時」へ。
明日も続ける。
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