適量で快適な暮らしの哲学#1|減らしすぎず、増やしすぎない
なぜ片付け・綺麗な状態が「続かない」のか
部屋を綺麗にしたのに、気付くとまた散らかっている。
この繰り返しに、うんざりしたことはありませんか。
はい、わたしはあります。
ありまくりです。
なんでできないの?と自分を責め、うんざりを通り越して自己嫌悪の沼にハマる。
こんな自分が嫌になる。
自分が嫌になると、さらに片付けが嫌になって家の中が荒れる。
片付けという行為は、思っている以上に「感情」「思考」と深く結びついているように思います。
一度綺麗にしても元に戻ってしまうのは「行動」だけを変えて「考え方」を変えられていないから、かもしれない。
深夜の模様替え!
突発的に片付けをしたくなる。
なんだか急に、模様替えがしたくなる。
夜中に模様替えをしたくなるのは何故なのでしょうね、ついやってしまうんですが。
やる気が出た瞬間に片付けを始める人は多いのではないでしょうか。
わたしの場合「スイッチが入った今がチャンス!」と掃除や模様替えを始めたら、余計に部屋が散らかるところまでがセットです。
わたしのような方、いらっしゃいませんか???
そんな突発的なやる気スイッチが入る瞬間とは、どんな時か。
・ストレスが溜まっているとき。
→これが一番多い気がします。
・SNSで理想の部屋を見たとき。
→なぜか「自分にも出来る」と思って始めてしまう。
その自信と根拠はどこから湧いてくるんだ。
・来客の予定ができたとき。
→滅多にないけれど、これもある。
つまり、きっかけは外からの刺激。
でもその刺激が消えた瞬間や時間の経過によって、やる気もたちまち消えてしまう。
つまり、「計画」ではなく「発作的な行動」だから、続かないのです。
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「捨てる」ことに意識が向きすぎて、自分の心を蔑ろにしている
「とにかくモノを減らそう」と、手当たり次第に捨てまくっていた時、わたしも経験したことがあります。
簡単に言えば「何も考えずに捨てる」。
モノを捨てると視界がスッキリするので、一時的には「気分が良い」と感じます。
ですが、「捨てること」だけに意識が向いてしまい、「本当は手放したくない気持ち」を無視したり、気付かずに(無理やり)捨ててしまっていたのです。
本心を無視したままモノを捨て続けたことにより、無意識のうちに片付け自体が苦痛、苦行になってしまいました。
自分の心が傷付く。
自傷行為とも言えるかもしれない。
しかもしばらくして、「やっぱり必要だった」とモノを買い戻してしまう。
余計な出費に加え、片付けのリバウンド。
状況は最悪です。
ただ捨てれば良いのではない。
捨てるという行為は「選び取る」行為の末に選択されなかったものの行き着く先であり、捨てること自体が目的ではないのです。
綺麗にすること、は目的ではない
片付けのゴールを「綺麗にすること」にしてしまうと、一度片付いた時点で「終わり」になってしまいます。
でも、本来の目的は「部屋を綺麗にすること」ではないはずです。
綺麗にしたいのはなぜ?
片付けてスッキリしたいのはなぜ?
快適に過ごしたいから、ではないでしょうか。
心地良く過ごせる時間を増やすため。
片付けは通過点であり、目的ではないのです。
「自分にとっての適量」が、まだ分かっていない
片付けが続く人というのは、自分にとっての「適量」をしている人なのだと思います。
増えすぎたら、減らす。
減らしすぎないように、調整する。
モノが多すぎても、減らしすぎても、どちらも暮らしにノイズが生じます。
減らしすぎると、増やしたくなる。
埋めたくなる。
多すぎると片付かない、散らかる、さらなるノイズを増やしてしまう。
だからこそ、「適量で快適」な状態を探る必要があります。
そしてそれは頭で考えるより、体と感覚で確かめることが大切です。
「快適さ」は、あまりにも些細なことすぎて見逃してしまう人も少なくないようです。
かつてのわたしも、自分自身が一番居心地が良い状態がどんなものなのか、よくわからずにいました。
心地良さ・快適さを見つけるには、ただ「整理整頓する、片付ける」だけでなく、自分の感覚を観察し、言葉にし、実験することが必要です。
一緒に「自分にとっての適量と快適」を見極めていきましょう。
Gemütlichkeitな生活、適量で快適な生活が、わたしの理想です。Gemütlichkeit(ゲミュートリッヒカイト)とは、ドイツ語で精神的な安定感や温もり、居心地の良さのこと。
リラックスできる環境を整えたり、無理をしないことによって心を軽くして生きていきたい。
この先では、わたしが実践しているGemütlichkeitな生活、「適量で快適」な生活を送るためにしている、具体的な事例や考え方を詳しく書いています。
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