夏に多い“隠れ脱水”と食事の関係|管理栄養士が解説
夏に多い“隠れ脱水”とは?水分を飲んでいても起こる理由
暑い夏は
「しっかり水分をとっているはずなのに、なんだかだるい」
「めまいがする」
そんな体調不良を感じることはありませんか?
実はこれ、 “隠れ脱水” が原因かもしれません。
隠れ脱水とは、体内の水分と電解質(ナトリウム・カリウムなど)のバランスが崩れることで起こります。
ただ水を飲むだけでは補えないため、気づかないうちに体調を崩す人が増えています。

隠れ脱水が生活習慣病リスクを高めるワケ
隠れ脱水は一時的な体調不良にとどまりません。
特に糖尿病・高血圧・心疾患などの生活習慣病を持つ方にとっては大きなリスクです。
脱水により血液が濃くなり、血圧や血糖が上がりやすい
脱水状態が続くと心臓や腎臓に負担がかかる
高齢者では熱中症の危険が増す
管理栄養士の立場から見ても、隠れ脱水の予防は生活習慣病対策の一環として非常に大切です。

隠れ脱水を防ぐ!管理栄養士おすすめの食事と飲み物
具だくさんのみそ汁やスープ
水分に加えてナトリウムやカリウムも一緒にとれる優秀な補給源。野菜やきのこを入れるとミネラルも補えます。減塩タイプの味噌を選べば高血圧の方も安心。

夏野菜(トマト・きゅうりなど)
水分が多く、カリウムも豊富。サラダや浅漬けにすると手軽に摂れます。

果物(スイカ・オレンジ・バナナなど)
水分+糖分+ミネラルをまとめて補給できる食品。特にスイカは「食べる水分補給」として優秀です。
ただし糖尿病の方は血糖値の急上昇に注意。片手にのる量を目安に、食後に少量ずつ取り入れると安心です。

経口補水液
強い疲労感・めまい・大量の発汗があるときは経口補水液が有効です。水分と電解質をすばやく補給できるため、高齢者や生活習慣病を持つ方にも安心感があります。
ただし普段から常用する必要はなく、「体調がすぐれないとき」や「大量に汗をかいたとき」に限定して使いましょう。

水分+ミネラル補給で、夏の体調と生活習慣病を守ろう
水分だけではなく、塩分・カリウムなど電解質を含んだ補給が「隠れ脱水」を防ぐカギです。
管理栄養士としても、夏場は意識的に「水分+ミネラル補給」を心がけるよう強調したいポイントです。
普段は水や麦茶をベースに、体調がすぐれないときは経口補水液を。
食事では野菜・果物・汁物を組み合わせて、体の中から潤いを守りましょう。

