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✅60代男性【親頼り情けない】を選択理論でコーチング人生案内#43

「60代の男性。高齢の母親と2人暮らしです。」

 私は昨年、職場でハラスメントを受けて適応障害と診断され、無職になりました。精神障害者保健福祉手帳を交付され、今は就労移行支援事業所に通って社会復帰を目指しています。

 障害年金を受給し、貯金も取り崩して、自分に必要なものは何とか自分で賄っていますが、日々の食事や日常の買い物、家事は母にほぼ頼っている状態です。この年になって親孝行どころか、親に心配や負担をかける自分が心底情けなくて仕方ありません。

 早く障害者枠の仕事を見つけたいのですが、たいてい「59歳以下」の条件がついています。医師も、就労移行支援事業所や行政の人たちも「焦らずに、まずは社会復帰できるよう心身を整えましょう」と言ってくれますが、焦るばかり。アドバイスをいただけたら幸いです。(東京・O男)

(2022年3月1日読売新聞朝刊)

次を参考に、相談者の答えを引き出す質問を、自由に考えてみてください。

【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】

相談者の「困りごと」

・仕事を見つけること、未だに生活を母に頼っていること、などを解決したいが、出来なくて、焦るばかりで困っている。
・この年になって、親に心配や負担をかける自分が心底情けなくて、困っている。

相談者の「願いごと」

・早く障害者枠の仕事を見つけたい。
・日常の食事、買い物、家事について、母に頼らず、自分で出来るようになりたい。(推測)
・親孝行がしたい。(推測)

【ふだん使いをしやすいコーチングモデル】

「自分の考え方や見方、行動は、
自分が自由に選択できるし、変えられる」
と考えてみましょう。

【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう

・仕事を見つけたい、母に頼らず生活したい、親孝行がしたい、など、自分の願いごとが叶わず、困っている。 

【心に響く回答者(佐貫葉子さん)の言葉】

・医師らの「焦らずに、まずは社会復帰できるよう心身を整えましょう」というアドバイスは、その通りだと思います。気になったのは、あなたが「日々の食事や日常の買い物、家事」をほぼ、高齢のお母様に頼っているという点です。

・就労移行支援事業所に通っているのであれば、その行き帰りに買い物をすることは可能ですよね。また、あなたは食事を作らないのですか。教えてもらわずとも、ネットを見れば簡単な調理法がいくらでも出てきますよ。洗濯や掃除も、やってみたらできるのでは。

・外で職に就いて、お金を稼ぐことばかりが親孝行ではありません。家事を分担する、それだって立派な親孝行ではないですか。

・そしてあなたは、無職になってからの1年間、お母様とどれだけ会話をされましたか。コロナ禍について、あるいはオリンピックについて、気に入ったテレビ番組について等々。せっかく時間ができたのですから、お母様の子ども時代や若い頃のことをお聞きするのもよいですね。

・お母様は今はお元気のようですが、今後そうした話を聞く時間がどれだけ残されているかはわかりません。貴重な機会だと考えて、お母様と過ごす時間をぜひ充実させてください。

(2022年3月1日読売新聞朝刊)

次のような質問を考えてみました(ご参考まで)

・ご自分が最悪のときに比べて、今はどのような点で、良くなっていますか。今の状態で何とか得ているもので、これからも失いたくないもの、なくしたくないものをできるだけ挙げてみてください。

・今のご自分が願っていらっしゃることを思いつく限り挙げてみて、そのうち、自分の力や工夫で何とかできること(コントロールできること)、自分の力ではコントロールできないこと、などを仕分けすればどうなりますか? また、優先順位を付ければどうなるでしょうか? 100%完璧でなくても、食事や家事や買い物など、今よりも少しでもあなたができることは何でしょうか?

・食事や、買い物、家事などで、あなたができることが増えて、それがあなたのこれからの自活につながり、お母さんの負担も少しでも減るとしたら、今のあなたの気持ちは変化がありそうですか? そのようなできるところからの改善が進めば、これからの社会復帰や就職活動、心身の状態に、今と違って、どのような影響がありそうですか?

・もし、今のあなたと同じような状況や、心身の状態にある友人がいたら、どのようなアドバイスをしてあげたいですか? 

今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。


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