✅20代女性【自己主張はわがまま?】を選択理論でコーチング人生案内#104
「20代の女子学生。就職活動中の自己分析で、自己肯定感が低いと気づきました。自己啓発本を読み、本音を伝えることが大事だと知りました。」
両親にも不満や改善してほしいことを言うようにしたのですが、父親は一向に耳を貸さず、逆に「うるさい」「わがまま」と言われ、ショックでした。就職の悩みを相談しても、「お前の考えじゃやっていけない」と、私の価値観や考えを否定し、反論すると「出て行け」と言います。
父親は数か月で会社を辞めた後、整体師となり、開業しました。数か月の勤務経験で「社会でやっていけない」「わがまま」と言われても信用できない一方で、私も社会経験がないので不安です。就職後は家を出るつもりですが、自分にわがままな面があれば直したいと思います。自分の意見を親にぶつけるべきでしょうか? (神奈川・U子)
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・自己主張が大事だと知って、両親に不満や改善してほしいことを言うようにしたら、「うるさい」「わがまま」と言われ、就職の悩みを相談したら、価値観や考えを否定されて、困っている。
・「自分のわがままな面」がわからなくて、困っている。(推測)
相談者の「願いごと」
・「自分の意見を親にぶつけるべきかどうか」を知りたい。
・自分にわがままな面があれば直したい。
・自分の自己肯定感を高めたい。
【コーチングモデルと選択理論の考え方】

できるし、変えられる」と考えてみましょう。
②「相手の行動を変えられるのは相手本人であって、
他者は助言や情報提供、リクエストができるだけ」
と考えてみましょう。
③「いやがる相手を変えようとしても、相手の抵抗を
生み、人間関係が遠ざかるだけ」と考えましょう。
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・両親に自己主張したら、自分の主張に耳を貸してくれず、逆に自分を否定されて困っている。
(両親を変えたいが、変わってくれなくて困っている。自分の主張を受け入れてくれない両親に、自分が振り回されて、困っている)
・「自分のわがままな面」を直したいが、「わがままな面」がわからなくて、困っている。(推測)
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(藤原智美さん)の言葉】
ふだん両親にぶつけている不満、意見、価値観の「中身」が、まったく書かれてないので、わがままなのか判断できませんが、私には、子どもがダダをこねているような印象です。
自己分析で出た結果を自分の課題として捉え、それを達成しようと、やみくもに自己主張を続けている。そんなふうにもみえます。
自営業を営むお父さまには、社会経験がないかのような考えもおかしい。勤め人だけが社会人ということですか? ご両親も社会の一員。当たり前のことです。
この相談文には、あなたの未熟さがあらわれています。家庭での自己主張も、相手への説明や言葉が、少し足りないのでは?
他者への苦言は、たんに不満の言葉をぶつけるだけではダメです。その理由と正当性を説明し、相手の気持ちも考え、双方が納得できる改善点を求めて、話し合ってください。社会ではこれを「落としどころを探る」ともいいます。
主張には工夫がいる。説得には相手への配慮や妥協も必要です。こうした大人の対話力、読み手にしっかり伝わる丁寧な文章力を、まず身につけること。それは、社会人として必要な能力です。
就職後、家を出るなら、あまり時間はありませんよ。
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・ご両親は、あなたが幸せな人生を歩めることを願っていらっしゃいますか、それとも、あなたが不幸な人生を歩むことを願っていらっしゃいますか? あなたの自己主張に対する、あなたにとって、耳が痛い、不愉快な反応も、ご両親だからこそ、あなたのことを思っての精一杯の反応かもしれませんね。
・ご両親は、あなたの自己主張を、「わがままな自己主張」「うんといえない未熟な自己主張」などと受け止められているようですね。ご両親の言葉も、説明が足りないのかもしれませんが、なぜそう思うのかを、あなたから、もっとよく聴いてみたらいいかもしれませんね。
・「わがままな自己主張」「人が耳を貸してくれない自己主張」と「わがままでない自己主張」「人が耳を貸してくれる自己主張」がそれぞれどのようなものか、よく調べてみましょう。他の人たちが自己主張しているのを聞いて、「これはこの人の自分勝手なわがままだ」とか、「この人の話は、同感できる、自分も受け入れられる」とかを考えてみましょう。そして、相手が納得するような上手な自己主張がどういうものかを学びましょう。
・あなたがご両親に自分の話をもっとよく聴いてほしいと思っているのと同じように、ご両親もあなたに、自分たちの言うことにもっとよく耳を傾けてほしいと思っているかもしれませんね。自己主張の前に、まず、「人の話をよく聴いてみること」「聞く耳を持つこと」。「あなたの話はこういうことですね」と言えるくらい、「よく聴くこと」が大切だと思います。これは、話を聴いたからと言って、そのとおりにしなければならないということではありません。よく聴いた上で、「私はそう思いません」というのも、自己主張の一つのあり方です。まずは、「聞く耳を持つ」練習をしてみませんか。
・ご両親は、あなたのことが一番良くわかっている存在だと思います。ご両親は、あなたがこれからの人生を幸せに生きていく上で、あなたがどんなことを身に付ける必要があると思われているようですか? もし、それらを身に付けないと、あなたがどうなりそうだと思われているのでしょうか? 参考までに、聞いてみられたらどうですか。
・「自分のわがままな面」がよくわからないということですが、ご両親に聞いてみられたらどうですか? あなたがすぐに反論せずに、まじめに耳を傾け続けたら、ご両親も、誠実に話してくれるのではないでしょうか? あなたが家を出て、自立して生活していく上で、あなたに必要なことをご両親は、かなりよくわかっていらっしゃるように思えます。ご両親はどんなアドバイスをあなたにしてくれそうですか?
・「ご両親の話を良く聴けるようになること」が、あなたの精神的な自立の第一歩であり、相手が納得するような自己主張ができるための第一歩だと言えるかもしれません。
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。
