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(#171)天津の街並みに癒された話

――海沿いならではの穏やかな雰囲気

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【前回のおさらい】
天津の溥儀の屋敷に行った話をしました

天津という街が持つ、独特の空気

天津の街を歩いていて、まず感じたのは、北京とは明らかに違う空気感でした。
天津は海に面している街ということもあり、全体的にどこか穏やかで、肩の力が抜けた雰囲気があります。

人の流れも、北京ほど慌ただしくなく、街全体がゆっくり呼吸をしているような感覚でした。
ちなみに余談ですが、「天津飯」と天津の街は、まったく関係がないそうです。

圧倒的に美しい建築と公共空間

今回、特に印象に残ったのが、以下の2つの場所です。

天津図書館

天津図書館は、写真で見たことがある人も多いかもしれませんが、実際に訪れると想像以上の迫力でした。
曲線的な本棚がどこまでも続いていて、「図書館」というよりも、ひとつの巨大なアート作品の中に入り込んだような感覚になります。

館内はとても静かで、多くの人が思い思いに本を読んだり、ただ座って過ごしたりしていました。
知識のための場所でありながら、同時に“居場所”として機能している空間だなと感じます。

湖の近くに位置していることもあり、外に出ると水辺に腰掛けてくつろいでいる人たちの姿が目に入ります。
その光景を見ているだけで、自然と心が落ち着いていきました。

https://maps.app.goo.gl/FAPKNrbjCdbPnXHP8?g_st=ic

鐘書閣

鐘書閣もまた、建築好きにはたまらない場所でした。
本屋でありながら、天井や壁のデザインまで徹底的に作り込まれていて、本を買わなくても、そこにいるだけで満たされるような空間です。

https://maps.app.goo.gl/G4BmEE7o6q58y4e6A?g_st=ic

日常の中に溶け込むテクノロジー

もうひとつ印象的だったのが、街のあちこちでドローンが飛んでいたことです。
特別なイベントというわけでもなく、ごく自然に、空の一部として存在しているような感覚でした。

最初は少し驚きましたが、見ているうちに、それも天津の日常の一部なのだと感じるようになりました。
テクノロジーと生活が、過剰でもなく、拒絶でもなく、うまく共存している印象です。

「癒やされる街」という言葉がしっくりくる場所

天津は、派手な観光地が多いわけではありません。
けれど、街を歩いて、建物を眺め、人の様子を見ているだけで、じんわりと癒やされていく感覚があります。

北京で歴史やスケールの大きさに圧倒されたあとだったからこそ、天津のやさしさがより際立って感じられました。
またゆっくりと訪れたい、そんなふうに思わせてくれる街です。

次回予告

中国でタンフルにハマった話をします。


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(続く)

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